さて、金曜日に動物病院へ行った虎丸。
わたしが思っていたよりもずっと重症で、出勤前にお迎えに行ってあげることができず、麻酔で眠っている虎丸が目覚める時間に、ともだちにお迎えに行ってもらいました。

お迎えに行って、寝室に入れておいてもらえるようにお願いしたのですが、麻酔が切れたばかりでまともに歩くこともできない虎丸を心配したともだちは、そこから3時間くらい、虎丸に付き添ってくれました。本当にありがたいことです。

病院から戻ってきたばかりの虎ちゃんは、なんだか一回り小さくなったような気がします。まだ麻酔が切れたばかりで、フラフラしていたそうです。

わたしたちが仕事から戻ると、ジジとふたりでリビングでお迎えしてくれました!エサをあげるとモリモリ食べて元気そうで、安心しました。

エサを食べた後、横たわっている虎丸の体を見てみると、ところどころの毛が剃られていて、傷口をグルーでとめてありました。片側だけでも肩、胸、腹の3箇所。腹には4つ穴が開いていて、上の牙と下の牙ので噛まれたことがわかります。胸には深めの傷がついていました。
電話では「身体中噛まれて傷だらけ」と聞いていたのですが、「身体中」というのがどの程度のものなのか、想像もできませんでした。まさか本当にこんなにたくさん噛まれていたなんて。。。
傷口が見えないように、毛が剃られている様子だけ撮影した写真です。

そして、これだけでも充分ヒドいと思っていたのに、今日、反対側に寝返りを打った姿を見たら、反対側はもっと酷くて、首、腕の下、腹を噛まれていて、特に腕の下はかなり大きくザックリとした傷跡が。。。これは痛いよ。。。

ここ数日、元気がないなぁ。と思っていたからこそ病院に連れて行った訳ですが、こんなに傷を負っていたら、痛いに決まっているし、そりゃ、傷口が炎症して高熱も出ますよね。どうしてもっと早くに気づいてあげられなかったんだろう。。。でも、無事に病院から帰ってきて、元気にエサを食べてくれている姿がみれて、安心しました。

ところが、夜、わたしたちが寝る時間頃になると、鎮静剤が切れてきたのか、床にしんどそうに横たわっているのです。一緒にベッドで寝た方が安心なので、「ベッドにおいで」と呼んでみると、力無く立ち上がり、ベッドにジャンプしてきましが、信じられないことに、ベッドまでのぼることができず、毛布にしがみついて落ちてしまったのです。まさかこれほどの高さもジャンプできないとは。。。抱き上げてベッドに乗せてあげましたが、身体中傷だらけの虎丸は、どこを触っても傷に触れてしまい、背中をさわることはできても、抱っこができる状態ではなく「にゃー」と小さく鳴きました。痛かったね。ごめんね。。。
そのあとは、もうベッドでぐったり。このまま死んでしまうんではないかと思うほどに辛そうにしている虎丸に、かわいそうで、見ているこちらも本当につらかったです。寝ているならいいんですけど、目をあけて横たわっているだけなので、きっとしんどいんだと思うんです。

隣で眠る虎丸がちゃんと息をしているか、心配で何度も夜中に起きて確認しながら朝を迎え、ほとんど眠れない夜を過ごしました。
朝になると、病院からもらった「鎮痛消炎剤」の薬をエサに混ぜて与えました。これで少しでもラクになってくれたらいいのですが。。。

顔の前に薬入りのエサを持って行ってあげると、力なく起き上がって食べ始めました。いつもは薬を与えるのがとても困難な虎丸ですが、今回は「美味しい薬」というのをいただきましたので、エサに混ぜても、きちんと平らげてくれました。食欲があることが救いです。
エサを食べてしばらくすると、元気になったのか、「外に出たい出たい」と言いだしました。多分、トイレに行きたいんですよ。家の中にもトイレを2箇所置いてあげたのですが、やはり外でトイレをする習慣になっているので家に設置したトイレは使ってくれないんですよね。トイレに行きたいのに我慢して、また別の病気になったら嫌なので、トイレにだけ外に出してあげることにしました。というのも、いつも、うちの庭の花壇で用を足しているので、敷地内からでなければいいかと思ったんです。トイレに出したついでに、外出してしまうことを恐れていましたが、やはりその元気はないようで、フラフラと花壇まで行って、用を足すと、すぐに戻ってきました。

薬が効いて元気になるかと思ったら、トイレから戻ってくると、床に寝そべって、また動かなくなりました。しかも、トイレのドアの前で、わたしたちがトイレに出入りできなくなる場所で。動かそうにもまったく動きません。

薬が効いて、まるで麻酔のように突然眠くなってしまったのでしょうか?
結局、このまま全く動かない状態で、わたしたちは仕事へと出かけたのです。
部屋にはカメラを設置して、虎丸の状態がわかる状態にして行きましたが、この場所で20時くらいまで寝ていたのですが、カメラはマイクに繋がっているので、たまに「虎ちゃ〜ん!」と声をかけると、その度に耳を動かしたり、顔を動かしたりしてくれるので、生存確認ができて安心しました。
その後姿を消してしまい心配しましたが、動いているということは、大丈夫でしょう。

家に帰ると、一日中眠って、だいぶ元気を取り戻したようで、リビングに出てきて爪を研いでいました。

このあと、このまま爪研ぎの上に座ってそのまま眠ってしまいましたが、わたしたちが寝室に戻る時にはついてきて、ベッドにあがってきて一緒に眠りました。ひとりでベッドに上がってこれるようになって、回復の兆しが見えますね。

昨日、出勤前に動物病院に寄って、虎丸の怪我についての話を聞いてきたのですが、お医者さんも、最初、虎丸のどこが悪いのか触診しようとしても、嫌がって全然触らせてもらえなかったようなんです。それで、鎮静剤でおとなしくしてから触診すると、身体中に傷があって、それはそれは驚いたそうです。
どうも、相手は猫のようで、猫の牙は細いので、傷つけられてもそれほど流血せず、しかも体毛で傷に気がつかない飼い主さんも多いんだとか。獣医さんも、見た目だけでは、傷には全然気がつかなかったくらいなので、猫のこういった怪我に気がつくのって難しいみたいなんです。前回は、傷口から炎症を起こして、皮がべろっと剥げたので気づきましたが、今回のケースでは、本当に気づきませんでした。わたしたちが、虎丸を病院へ連れて行ったのは、ただ元気がないと思ったからで、まさか身体中に怪我を負っているなんて、夢にも思いませんでした。三日ほど前から元気がなかったので、やられたのはその日か、それよりもっと前。傷口が炎症して高熱でしんどそうにしているから気がついたのです。
お医者さんには「こんなに見えない傷を負っている虎丸の体調が悪いことによく気がついたね。すぐに病院に連絡をしてくれてありがとう。飼い主さんのその気づきが虎丸を救ったんだよ。Well Done!!!」と褒めていただいたのですが、そんなことない。体調が悪いのは三日前から気づいていたのに、三日も放置したんです。ほんと、褒めてもらう資格なんてありません。少しでもおかしいと思ったら病院に連れていかなくはいけませんでしたよね。「眠いだけかな。寒いだけかな。雨だから外出しないのかな。」とか、いろいろ考えて、三日様子をみたんです。もしあと一日遅かったら、命を落としていたかもしれない。。。と思うと、ほんと、涙が出そう。虎丸ごめんねー。3日間もつらかったのに気づいてあげられなくて。。。

5日間は薬を与えて外出禁止。
どうか、この5日間で、元気な虎丸に戻りますように。。。!

それよりも、キミ、一体どこでそんなに傷を負うほど戦ってきたの?
虎ちゃんほど野生的な猫に、こんなに傷負わせるなんて、どこの猫?
もしかしたら、相手の猫も虎ちゃんと同じくらい負傷していたとしたら、飼い主さんはちゃんと気づいてあげられてる?
先月肩を負傷して、今回は全身。相手は同じ猫なの?
もしかして、タイマンじゃなくて、1対3とか???

傷が治っても、外に出してまた同じおとを繰り返さないかとても心配です。
先月に引き続き、二度目ですし、前回からまだそれほど日がたっていないのに発生した怪我ですから、外に出したらまたすぐに同じことが起きるかも。。。
でも、今更家猫にはとてもできない。。。
一体どうしたらいいんでしょうね。



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2件のコメント

  1. 初めまして。もう何年も拝見してますが初コメです。タスマニアに住んでいるネコ好きです。茶々ちゃんの時もショックでしたが今回の虎ちゃんの怪我もとても心配してます。私は猫団体でボランティアして子猫の里親もして、猫は完全室内飼いが一番と信じています。本猫、家族、野生動物のためにも。ぜひ一度、里親をしたダックちゃんの猫団体に相談してみてはいかがですか?

    1. コメントありがとうございます。
      虎ちゃんの心配をしていただいて、ありがとうございます。本当に、心配です。
      今日のブログでアップしましたが、昨日また負傷して帰ってきたのです。トイレにでかけたほんの短い時間だったのに。。。
      虎ちゃんは、とても野生的で、ジジと違って他の猫に負けないボス猫だと思っていただけに、相手のわからない敵がいることが、とても不安です。
      猫ちゃんを大切に思うなら、完全室内外が一番だということは私もわかっているのですが、ただでも野生的な虎を家の中に閉じ込めておくことが、よりストレスをためて凶暴化するのではないかと懸念しています。
      とりあえずは療養させて、できれば庭だけで遊ばせたいと思っていますが、猫ちゃんをそんなコントロールもできるわけもなく、でも、今までのようにいつでも自由に外に出すのではなく、
      少しずつ制限していけたらなと思っています。

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