何ヶ月か前、隣の家が売りに出して、すぐにオークションで売れて、新しい人が引っ越してきたんです。

隣の家といえば、とても大きいのですが、現在わたしが住んでいる区画は、うちの家と隣の家しかないんですよ。その区画を4等分して、4分の1がうちで、残りの4分の3が隣の家なんです。つまり、隣の家からしたら、うちなんて「用務員小屋」みたいなもんです。

でも、となりの家は、とにかく敷地が広いんですけど、それには理由があって、土地の半分に、高圧線がかかっているんですよ。そして、高圧線の下には「住居は建ててはいけない」というルールがあるんです。そのため、となりの家も、半分は家と庭ですが、残り半分は、空き地状態なんですよね。

そんな感じなので、無駄に土地だけ広く、この土地を活用するには、いわゆる普通の一般家庭ではなかなか難しい反面、建設関係や観光関係の仕事をしていて大きい車を停めたい人や、家で大規模な大工仕事ができたら便利な自営業の人や、小さい子供がいる家には、もってこいの家だと思っていました。前に住んでいた人も、子供用の自転車トラックを作ったり、大きなガレージを建てて、大きい車を停めたり、大工仕事などの作業場にしたりしていたんですよ。

ところが、新しく引っ越してきた人たち、日本みたいに「引っ越しの挨拶」とか特にないんですが、どうも夫婦二人みたい。年齢もわたしたちと同じくらい。
最初は「この家を買って子供がいないはずはない」と思って、子供の姿が見えないだけで、たぶんいるんだろうと思っていたんですよ。でも、庭にあった、けっこう大型の子供用すべり台とか、売りに出すどころか「欲しい人持って行って」の広告をだしていたんです。これはやっぱり、子供いないんではないか?すべり台は誰かにあげたらいいけど、子供用自転車トラックとかもったいない。。。サイズは家一軒分くらいあるんですよ。

そういうわけで、「隣の人は、どうしてあの家を買ったんだろう」というのが、わたしの中の大きな疑問だったのですが、まあ、人にはいろいろ考えもあるし、あの家の何かがきっととても気に入ったのでしょう。

そんなある日、隣の家の夫婦が、我が家と隣の家の間に立って、じっとこちら側を見つめていたのです。
「気になる。。。。」

そこで、ダンナが「なにかありましたか?」と聞きに行くと、我が家のフェンスみたいなのを、自分の家の空き地側にも作りたくて、それで見ていたんだそうな。
そして、なぜ、空き地に、そんな塀を作りたいのかっていうと。。。空き地で、大型犬を放し飼いにしたくてこの家を購入したって言うんです!

そう。隣の家には、子供はいないけれど、大きな白い犬がいるんです。よく我が家の猫ちゃんたちが隣の家に侵入しては「バウバウ」と吠えられています。
一度だけ、隣の空き地にいる犬を見たことがあるのですが、わたしよりもずっと大きい犬で驚きました。我が家の猫ちゃんが襲われたら一発アウトでしょうね。
まあ、狩猟犬じゃなくて、大人しい性格だと思うんですが、調べてみたら「グレートピレニーズ」という犬みたいです。

でもね、あんなに大きい家を、使い道どうすんの?っていうくらい広い空き地がある家を、まさか、「犬のために」購入したとは!と、最初は驚きましたが、子供がいなくて、犬を子供のようにかわいがってるのでしょうね。

と思ったら、我が家と同じではありませんか!
うちは、猫のために家を購入したわけではありませんが、賃貸では猫が買えないので家を購入したという経緯もありますし、家を購入したあと、猫ちゃんたちのために、家中に猫窓をつけたり、キャットタワーを設置したり、家中に猫が休める場所とトイレを設置したり、今では「猫のための家」になっているではありませんか。

ペットを家族同然に扱い、自分の子供のように可愛がるということは、犬と猫の違いこそあれど、思いは同じ。
今は塀の向こうから聞こえる「バウバウ」という声だけで、姿を見たことは一度しかありませんが、隣の空き地にグレートピレニーズが放し飼いになった暁には、いつでもそのお顔を見られるようになるということですね。
それにしても、隣の空き地は、我が猫ちゃんたちの活動範囲です。
どうか、仲良く共存してくれますように。。。

仔猫ちゃんたちは無邪気だから、怖いもの知らずで近づいていくだろうなぁ。

ジジは臆病なので、絶対に近寄りません。

きな粉餅のような顔をして眠るむぎちゃん

一番心配なのは、あなたですよ。虎丸様。

隣の家の空き地には、無事に塀が出来上がっていましたよ。

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