さて、前回は、オークランドに車を移送する手段を情報収集するため、Facebook に投稿をしたところまででした。

そう。「Queenstown Trading」に質問を投稿して「○○の会社を利用したけど良かったよ」という回答の中に「なんでわざわざ壊れた車をオークランドに運ぶの?」と質問してきた人がいたのです。それで「クィーンズタウンのガレージでは、直せないと言われ、小さな可能性に賭けてオークランドに運ぶことにした」と伝えました。すると「俺の友達がガレージで働いているから、ちょっと聞いてみるよ。万が一クィーンズタウンで直せたら、それに越したことはないでしょう?」と言ってくれて、まあ、確かに、本当にクィーンズタウンで直せる人がいるならば、保険の期限も迫っているし、近場で直せた方が良いに決まっています。そこで、Nissan からもらった修理の見積書の写真を撮って、その人に送ったのです。

正直、全然知らない人をどこまで信用していいのかも分からないし、何か裏があったらどうしよう?とかも、ちょっと考えないこともなかったですが、「車の修理とかは、相手が素人だと、法外な値段をふっかけてくるヤツがいるから、俺はそういうヤツが大嫌いな性分なもんで、ちゃんとした見積もりを友達に頼んでもう一回だしてもらった方がいいと思うんだ」。って言うんです。え?本当に善意?すごいなー。こんな人いるんだなぁ。と思って、ダンナにも相談して、お願いすることにしたんです。

その人、カールっていうNZ人なんですが、なに?ほんと、善人?
しばらくすると、「クィーンズタウンの友人は、やっぱりこういう案件は扱ったことがない。ってことで、クライストチャーチで、トランスミッションを専門で直してる友達がいるから、そいつにちょっと聞いてみるよ。もしクライストチャーチで直せるならオークランドよりもずっといいだろ?見積もりに$35,000って書いてあるのを見せたら、この値段までは取れると思われると困るから、値段のところは隠した見積もり書を送ってもらってもいい?」って言うんですよ。
見ず知らずの人のために、こんなに頑張ってくれるカール。ほんと、感謝。

そして、しばらくして「クライストチャーチの友達が、直せるかどうか見てみないと分からないから、とりあえず車をクライストチャーチに運んで欲しいって言ってるんだけど、もし直せたら$5,000くらい。もし直せなくて中古のトランスミッションに乗せ換えることになったとしても$12,000~14,000くらいだっていうんだよ。だったらオークランドに送るよりいいんじゃない?わざわざ日本から新品のトランスミッションを輸入して$35,000も支払う必要はないよ。」と連絡がありました。
そこで、わたしたちは、車をオークランドへ送ることは取りやめて、車を、カールの友達のクライストチャーチのガレージへ送ることにしたのです。2か月後にタイムリミットが迫る中、オークランドに運ぶより、クライストチャーチの方が近くていいと思ったし、当然送る費用も、クライストチャーチの方が安く済みますからね。

我が家からの車のピックアップの手配、そして、そこからクライストチャーチのガレージまでの移送手配、すべてカールがやってくれました。信じられます?いい人過ぎる。

さらば!X-Trail !
我が家のエントランスで1年2か月も鎮座していたX-Trail が、とうとう我が家を後にして、クライストチャーチのガレージに入院することになりました。まずは直せるかどうかを見てもらって、直せなそうなら中古のトランスミッションを探すことになりますが、それでも、ここでずっと眠っていたX-Trail が、我が家を出発したというだけでも、なんという前進!ちょっと胸が熱くなりました!
ちなみに、写真の緑のパーカーを着ている人が、親切なカールです。
わざわざ朝から我が家にやって来て、車の引き渡しを見届けてくれたのです。

カールは、スクールバスの運転手の仕事をしているのですが、スクールバスで子供を学校に送り届けた後、そのままスクールバスで我が家までやって来たんです。X-Trail を見届けて、さて帰ろうかとバスに戻って行ったカールですが、全然バスが出発せずに、ずっとそこにいるので、「どうしたの?」と聞いたら「バスが動かない。たぶんバッテリーがあがったみたい」って。

人の車のためにわざわざやって来て、自分の車が動かなくなるって。なんて皮肉な。でも、カールは「人のために、何かいい事をすると、大抵自分に悪いことが起こるんだよ」と言って笑っていました。(笑えない私。。。)

さて、無事にクライストチャーチのガレージに車が到着しましたが、実は、ここでも、我がX-Trail は、随分長い事放置されていたんですよ。
クライストチャーチのガレージにX-Trail が到着したのは3月末。
それから4月末頃までの一か月は音沙汰なしだったんです。
カールは頻繁に「連絡あったか?」と電話をくれて、「まだないよ」と言うと、その度に友達に電話をして催促をしてくれました。
そして、それから1カ月ほど経った5月下旬頃、「一カ所壊れているとかじゃなくて、トランスミッション内部のダメージがかなりひどい状態で、部品も手に入らないし、やっぱり直すのは難しそうなんだけど、中古のトランスミッションも並行して探している」との連絡がありました。

そうか。やっぱり直すのは難しいか。まあ、そうだよな。
それでも、中古のトランスミッションに関しては、やはり運とタイミングでいつ出てくるか分からないので、待つしかない。とのことでした。
まあ、もう保険も使えないし、「どうとでもなれ」という気分でした。

それからまた一か月ほど経った頃、カールから突然の朗報が飛び込んできました!
「オークランドでトランスミッションが見つかったみたいなんだけど、それが、キミのX-Trail に使えるかどうかを慎重にチェックしているところで、まだ完全には喜べないんだけど、希望が見えて来たね!もしそれが大丈夫そうなら、オークランドから取り寄せるみたいだから、また連絡するね!」と言うんです。

何ていうことでしょう!クライストチャーチのガレージに預けて3か月で、オークランドで型の合う中古のトランスミッションが見つかるだなんて!まあまだぬか喜びはできません。「完全にフィットするトランスミッション」かどうかが分かるまでは。。。

そして、一週間後。。。
「オークランドで見つかったトランスミッション、ばっちり合うことがわかったよ!しかも、ほぼ新車の状態で事故で廃車になった車から取り出したものだから、状態もすごく良いみたいなんだ。それでも頑張って値段の交渉をしてくれて、$12,500で修理できるみたいなんだけど、どうする?決して安くはないけれど、$35,000に比べたら、悪い話じゃないと思うよ」

と、連絡があったのです!
それが、6月下旬のことでした。

(つづく)

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