世界遺産の厳島神社で純和風の挙式

プロポーズをされたからといって、すぐに結婚したわけではありませんが、なんせ、主人はクィーンズタウン、私はクライストチャーチでそれぞれ仕事をしています。結婚したら、私がクィーンズタウンに行くか、主人がクライストチャーチに来るか、というのは、大きな問題でした。

最初は、私がクィーンズタウンへ行く方向で話をすすめていましたが、結局主人がクライストチャーチへ来ることで決まりました。
理由は二つ。シェフである主人は、クライストチャーチに来てもすぐに仕事が見つけられるということ。もう一つの理由は、クィーンズタウンに出産できる病院がないことでした。
将来的に、やはりクライストチャーチの方が、いろいろ生活の便が良いのでは?ということで、二人の新婚生活はクライストチャーチでスタートさせることになりました。

では、いつどこで結婚式をしようか?という話なのですが、私たちはNZで海外生活をしていますので、NZで結婚式をすれば、簡単に「海外挙式」を実現することができます。でも、そこは敢えて、日本で日本式の結婚式をしたいと考えていました。
主人の出身が広島県廿日市市だったので、地元の神社で結婚式をしたいと思った時に、すぐに「厳島神社」が候補にあがりました。主人の実家の近くにある世界遺産で挙式できるなんて、こんなに素晴らしいことはありません。

そんな時、ちょうどJet Star 就航記念で格安チケットが発売され、その期間内で挙式スケジュールに空きがあるかどうか、厳島神社に国際電話をして確認をしました。
すると、6月9日に空きがあるということで、すぐに仮押さえをし、日本行きのチケットの手配をしました。
そして、早速実家に連絡です。
「6月9日に式場が空いてて、安いチケットがでているので、そこで結婚式をしに日本に帰ろうと思うんだけど、6月9日に広島に来れる?」
聞いた両親はもちろんびっくりしましたが、何事も、タイミングが大事です。私たちは、式場、衣装、写真屋さんなど、すべてメールと電話でやりとりし、手配を進めました。便利な世の中になったものです。

そして、めでたく2007年6月9日に厳島神社で挙式をした私たちは、共働きで生活にも余裕があり、のんびりとした新婚生活をスタートする予定でいました。ところが、その年の12月、まったく予期せず、クライストチャーチで日本食レストランを開店することとなったのです。

第5回 「予期せず、日本食レストランオーナーに。」

 

0