X

ウェリントンへの旅②(ピクトン~ウェリントン)フェリーの旅

ブレナムの町からピクトンまでは車で30分。
私たちは時間的余裕を持ってブレナムを出発しました。
そして、ピクトンの町にはいっていくと、「フェリーに乗る車はこっち」という看板がでてきたので、
それに沿って進んでいくと、すぐにフェリーに乗る車がチェックインする場所に到着しました。
初めての体験で、うきうきわくわくです。

入り口でチェックインをすませ、指示されたラインに車ごと並びます。
出発まで一時間あるので、街ブラをしようと思っていたのに、
なななんと!車ごとチェックインしたら、もうそこから出られないんですね。
結局、ピクトンの町には一歩もはいることなく、
一時間も車ごとフェリーに乗る列に並ぶことになりました。
乗り場にあるのは簡易トイレだけ。
以前車なしでフェリーに乗ったときは、待合所みたいなところで出航をまちましたが、
車だと、待合所もなにもないんですね。

車の列の前の方から、一台一台なにかの広告みたいなものを持ってまわってきているおじさんがいました。
当然私たちの車にもやってきたのですが、
数年前、アメリカ人によって持ち込まれたNZにはなかった生物(藻の一種)が、
現在南島の川に爆発的に生息地を広げ、生態系の危機になっている。というもので、
これを北島に進入させるのを防ぐために、
南島で川に行った人の靴や遊具やボートなどがないかチェックしていたのでした。
すごいなぁ。

出航30分前くらいから車が進み始め、フェリーに乗船できました!
フェリーの内部には、食堂、映画館、子供の遊技場なども設けられ、
1階席、2階席、には、普通のソファーから、食事ができるようなテーブル席、
そして寝る人のための、飛行機のようなずらっと並んだシート席などいろいろありました。
360人乗れるんだとか。

天気が良かったので、まずは甲板に出て、景色を楽しみました。
ピクトンは大海に出るまで入り組んだ入り江を航行していきます。
航行時間3時間のうち、最初の1時間は入り江、1時間は大海、
北島が見えてから半島の入ったところにあるウェリントンまでまわりこむのにもう1時間です。

ピクトンから大海にでるまでの入り江は、航路が見えないので、
まるで迷路を進むようで見ていて楽しかったです。

私たちは、甲板から戻ると、食事ができるテーブル席につき、
しばらく休んだ後、食料を調達しに、食堂へ行きました!
というのも、このフェリーがウェリントンに到着するのは夜の21時半。3時間の旅です。
しかも、今日はイースターなので、ブレナムの町をみてわかるように、
ウェリントンで食事ができる場所があいている可能性は低いと思ったのです。

まあ、船の中の食事ですから、飛行機の機内食程度だと思って食堂へいったのですが、
結構おいしそうなものがあるじゃないですか。
私はチーズマカロニ。彼はビーフストロガノフを注文しました。
っていうか、なにに驚いたかって、この船、イースターフライデーだというのに、
お酒が買えるのです!!!あー、びっくり。なんでだろう。
船の上は、陸の法律が適用されないのか??
まあ、飛行機の中でも、きっとイースターでもお酒が飲めると思うので、
そういうことなんでしょうか。
なんだか、特別な免許を取得していれば、イースターでも酒類の販売ができると聞いたことがあるので、
それかもしれませんね。

これで$6.5 安いなぁ。

まあ、乗船費用が高いから、食事くらい安くないとね。
ちなみに、大人2人、車一台で$250でした。(え?安い?相場が分かりません)

食事も終え、甲板に出てみると、ちょうど太陽が沈むところでした。
天気がよかったので、きれいですねぇ。
天気予報では、滞在中の3日間毎日雨の予定
南島はこんなに天気がいいのに、海を渡って北島にいくだけで、
そんなに天気ってかわるものなんでしょうか。
予報が外れることを期待します。

入り江を航行していたときはよかったのですが、大海にでてから急に揺れ始めました。
やっぱり波があるのですね。
酔うといけないので、寝ることに。
私たちはテーブル席から、飛行機座席へ移動しました。
最初に船に乗ったときは、「こんなに広い船の中で、誰がわざわざこんな狭くてきゅうくつな席に座るんだろう」
と思っていましたが、
実際に寝るとなったら、ここが一番快適でした。

そして、ふと目を覚ますと、外はすでに真っ暗。
そろそろ北島が見えていることかとデッキに出てみると、
すでに北島の内海にはいっているところで、左右の夜景がきれいに見えました。

ウェリントンは山に囲まれているので、夜景も平らではなく、山腹に家があるのが良く分かります。

そして、振り返ってみると、月もきれいに出ていました。

そんなこんなしているうちに、どんどんウェリントン港が近づいてきました!

車に戻るよう船内アナウンスが流れ、とうとうウェリントンの街に到着です。

時間ももう遅いので、今日はホテルにチェックインして終わりのつもりだったのですが、
天気予報があまりよくなかったこともあり、
今夜のうちに、夜景がきれいといわれる「マウントビクトリア」へいくことにしました。
ガイドブックによると、車で10分ほどでいけるようです。
山道をどんどん登っていくと、展望台がありました。
クライストチャーチでいうと「カシミアヒル」みたいなところですね。
でも、街灯もなんにもなくて、暴漢に襲われたら終わり。みたいなところでした。
駐車場には何台か車が停まっていましたので、ちょっと安心。

夜景はと言うと、それは素晴らしかったです!!

今、まさに私たちが着いた港
街の中心部
夜景モードで撮るとこんな感じ

でもとっても寒くて、さすが風の街ウェリントン。
吹き飛ばされそうでしたので、写真だけとって、さっさと車に戻りました。

つづく

 

yoko:
Related Post