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今回の旅行のメインイベント、ワンフットアイランド!⑪

体調不良のまま乗り込んだ乗り合いバスですが、
乗車はほんの10分ほどで港へ到着。
バスの中では、ちょっと気分が悪かったのですが、
バスを降りたら、外の風が気持ちよく、少し気分が良くなりました。

そして、クルーズ船に乗り込むのですが、
ムリビーチで乗ったようなぎゅギュウギュウづめの小さいボートではなく、
もっとゆったりした船だったので、一安心。
もし体調が悪くなった時、あの船ではちょっと無理だなと思っていたのです。
これだけ座席に余裕があるなら、横になっても大丈夫。

アイツタキは、ビーチ沿いの宿と、ラグーン沿いの宿があるのですが、
ラグーン沿いの宿は、かなり高級なので、
私たちは、ビーチ沿いの宿に泊まっていました。
まず、乗り合いバスは、この、ビーチ沿いの宿のお客さんをピックアップしていきます。
そして、ラグーン沿いの宿からクルーズは出発しますので、
バスから降りた乗客と、ラグーン沿いの宿の乗客が、ここで一緒に船に乗り込みます。

そして出発した船は、もう一軒のラグーン沿いの宿に寄って、
そこでまた乗客を乗せて、そこからツアーはスタートします。

このクックアイランドの離島アイツタキから出発するクルーズ船に、
なんと、日本人が私たちを含めて3組乗船していました。
一組は日本からのご夫婦、もう一組は、NZ駐在中のご家族でした。
クックアイランドに来て、初めて遭遇する日本人でした。

さて、この日はとても天気が良く、ラグーンを進む船に、気持ちよい海風が吹いていました。
暑くもなく、寒くもない、この丁度良い環境の船上で、
だんだん気分が良くなってきました。
体が冷えることを恐れて、かなり厚着をしていたのですが、
だんだん「暑い」と思えてきたのです。
これは、熱が下がってきた証拠です。

まず、最初のスポットは、近くの島。
ラグーンなので船は揺れないとはいえ、
途中で上陸できると、なんとなく体を休めることができる気がします。

ここでは、もう一隻のワンフットアイランド行きツアーと一緒になりましたが、
こちらの船は、なんと、ラロトンガからの日帰りツアーなのです。
朝の飛行機で飛んできてるんですね。強行日程だなぁ。
でも、ほとんどの人は、アイツタキには宿泊せずに、
この、ラロトンガからの日帰りワンフットアイランドツアーに参加するんだそうですよ。

途中休憩のあと、シュノーケリングスポットへ向かいます。
ここは、足がつかないくらいに深いところなのですが、
びっくりくするくらい魚が大きいのです。
やっぱり、浅いところの魚は小さく、深いところの魚は大きいのですね。
ムリビーチクルーズの時よりも深い海だったので、
魚の大きさも格別でした。
ダンナいわく、ちょっと怖いくらいの大きさだったそうです。

私は、さすがにまだ海にはいれるほどには回復していなかったので、
船上でダンナが泳ぐのを観察していました。
もう一組の日本人家族は、奥様とお子さんが船に残っていたので、
話し相手もいて退屈せずに過ごすことができました。

さて、シュノーケリングスポットを後にして、
船は、どんどんラグーンを進んでいきます。
船が進めば進むほど、海の色がどんどん変わっていくのです。
それはそれは美しかったです。

そして、辿り着いたヘブン。

ここは本当に天国のようと表現したら、あまりに普通すぎるのですが、
白い砂浜と海の色が、ちょっと信じられないくらいに美しかったです。

そして、この砂浜の端っこまで歩くと、
そこから先は、海に入って、ワンフットアイランドまで歩きます。

実は、ヘブンにたどり着いたころ、
私の体調は完全に回復。
海の中も歩けるぞ!ってとこまで急激に復活したのです!
どうしたことでしょう。
でも、ここまで回復できるなら、本当に来てよかった!!!

海の中を15分くらい歩いてワンフットアイランドまで渡るのですが、
一番深いところで腰くらいまででした。
水はぬるま湯くらいに温かいので、体が冷えることもありません。

そして、到着したワンフットアイランドでは、
なんと、パスポートに「入国スタンプ」を押してもらうことができます!

ヘブンから、続々とワンフットアイランドに上陸してくる人を待ちながら、
座ってちょっと休憩。
BBQランチの準備も始まっています。
そして、なんと、私は、ちょっとお腹がすいてきましたよ。
これはもう、完全復活です。
食欲が戻れば、体力も回復するはずです。

ワンフットアイランドでは、2時間ほどの自由時間があったので、
みな思い思いに過ごしていましたが、
食事をとって元気回復した私は、とうとうシュノーケリングに挑戦することに!

これが噂の、フルマスクシュノーケリング。
これ、ほんと、最高でした。
鼻と口から普通に息ができて、話もできて、
顔全部を覆うので、顔にあともつかないし、日焼けも防止できます。
っていうか、顔が全然濡れない。奇跡ですよ。

ラロトンガのシュノーケリングスポットと違い、サンゴ礁がほとんどないので、
唯一見つけたサンゴ礁のまわりを、ぷかぷか浮きながら、
シュノーケリングを楽しみました。
もうとにかく、水がぬるま湯状態なので、
海に入るのも冷たくないし、海から出ても寒くないってのが、ほんと快適でした。

さんざんシュノーケリングを楽しんだ後は、
出発時間まで浜辺を散歩。
どっちの方向を見て、どこの写真をとっても、
それはそれは美しく、キリがありませんでした。

名残惜しくはありますが、ワンフットアイランドをあとにして、
アイツタキへと戻ったのは15時半。
帰りの船では、最後の美しい海の景色を眺めていました。

今日が晴れて、本当に良かった。
そして、体調不良をおしてまで行って本当に良かった。
船が苦手でワイヘキ島までも行けない私でも、まったく船酔いせずに、
ラグーンクルーズを楽しむことが出来ました。

アイツタキへ戻ると、もう一隻の船もちょうど戻ってきたところで、
船をおりて、バスに乗り換え、空港へと向かって行きました。

アイツタキ宿泊組は、完全にみんな水着のままなんですが、
ラロトンガへ帰る組は、船の中で着替えるのでしょうか?
しかも、今からまた飛行機に乗るなんて!

もし、日程に余裕があるのなら、私は絶対にアイツタキでの宿泊をおすすめします!

すっかり元気になった私は、最後の夜を楽しみ、
明日はとうとう、NZへ戻る日となるのでした。

つづく

yoko:
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