クライストチャーチからマウントクックへ行く途中、テカポで食べるランチといえば「サーモン丼」。
そして、「サーモン丼」といえば「レストラン湖畔」というくらい有名な「湖畔」で働いていたシェフが
クライストチャーチで独立して寿司屋をオープンするということで、7月のオープンを首をながくして待っておりました。
まだ開店したばかりなので、まだ本来のクオリティが出し切れていないかもしれないという懸念もありましたが、それよりも「もしかして旨い寿司が食べれるかもしれない」という欲望に負け、早速開店４日目にして行って参りました。
中をのぞくと、ちゃんと寿司カウンターがあり、寿司屋のにいちゃんという感じの人が働いています。
「うお。思ったより若いぞ。」
そして、3人で行ったのですが、テーブル席ではなく、敢えてカウンター席へ座りました。
やっぱ寿司といえばカウンターでしょ！
座ってみてまず驚いたのは、ケースの中に並ぶネタの多さ。
通常クライストチャーチで寿司を頼めば、とりあえずサーモンと白身魚がメインで、
あとはちょっとマグロやエビや玉子があるていど。
それがどうでしょう。日本には及びませんが、ずらっと並ぶネタに
「うお。すごいぞ。このネタの数」
いきなり興奮してしまいました。
そして、笑顔で迎えてくれた板前さんは、この店のオーナーシェフ。キンジさん。
キンジとは、この店の名前でもあります。渋いですねぇ。
聞くところによると、３４歳だとか。
とっても明るく親切で、そのステキな笑顔に
「この人もてるだろうねぇ」などと隣の客と話していましたが
残念なことに、奥さんとお子さんがふたりいらっしゃるそうです。
さて、おいしそうな寿司はあとにとっておき、まずはつまみをオーダーすることに。
一品料理も、どれもこれもおいしそうでとっても悩みました。
最終的に注文したのは以下の４品です。
・牛肉のカルパッチョ
・牛しゃぶサラダ
・シーフードと湯葉のゴルゴンゾーラソース
・なす田楽のチーズグラタン
いやー。どれもこれも完成度が高い！
寿司がメインなのに、一品料理でこれだけのものを出しているのは感服いたしました。
写真はシーフードと湯葉のゴルゴンゾーラソースですが、
ゴルゴンゾーラが控えめででしゃばらず、湯葉のような和の食材にマッチしていることにも驚きました。
本当は、他の料理にも手をだしたかったのですが、次回の楽しみにして、メインの寿司オーダー。
彼は特上の10種類盛り合わせ。私ともう一人は好きなものをオーダーしていきました。
写真は特上です。見てくださいよ。このネタの豊富さ。
他の日本食レストランで、10個盛たのんで、ネタが10種類出てくるのはここだけですよ。
それだけでも素晴らしい！
さらに！私がバラで頼んだ９種類のうち、７種類は特上とはかぶらないネタ。
つまり、これだけで1７種類のネタが登場です！すごーい！感動！
わたしの食した寿司たち
・甘エビ
・生イカ
・ホタテ
・あぶりサーモン
・赤貝→NZで赤貝初体験です！サイコー！
・ひらめの昆布じめ
・イクラ
・湯葉→しょうが醤油でいただきます
・しいたけ→ポン酢でいただきます
うーん。もしかしたらもっと食べたかも。
寿司は食べれるけど、ネタは選べるほどないというのがNZの寿司の常識だと思ってたので
今回、好きなものをオーダーして握ってもらうってのは至福のときでした。
オークランドだったらこういう寿司屋もあるかもしれないけれど、
クライストチャーチでは初ですよ！
私達が食べた以外でも、もっとネタはあったのですが、
次回は全種類制覇したい気持ちと、あのおいしい一品料理ももっと開拓したい気持ちと
自分の中で葛藤しています。
そうだ！何度も行けばいいんです！
寿司も制覇。一品料理も制覇。ついでにお得意さまになってしまいましょう！
って、そんなにお金が続きません。。。。
でも、とにかくおいしいものを食べるのがダイスキな私としましては、
おいしい日本食やさんがクライストチャーチにできたというだけで幸せなのです。
そして、とにかく人の作るものにはうるさいうちの旦那様も
「クライストチャーチで初めての合格点」とご満悦でした。
なにがいいって、キンジさんのステキな笑顔と、お客様をもてなす雰囲気が最高ですね。
おいしいものだしても、むっつりしてるような店主では興ざめですから。
これからも足しげく通わせていただきたいと思います。
＜お店情報＞
「Sushi Dining KINJI」
599 Colombo St
TEL 03-366-1178
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