私は毎年年末年始は日本に帰ることにしています。
やっぱり、家族とゆっくり過ごしたいし、紅白も見たいし、正月気分を味わいたいのです。
ニュージーランドの正月は、まず真夏ですし、年末特番もTVでやってないし、クリスマスを一ヶ月くらいひきずりますので、日本のように、クリスマスのあと、すぐ正月という早変わりはありません。
やっぱり根っからの日本人の私は、家族と紅白をみて、行く年来る年を見ながら年越しそばを食べて、初詣に行って、おせちを食べて、、、という正月を送りたいのです。

今年はお店を開店したので、祭日である1月1日2日は休みですが、それ以外は営業です。
12月31日も営業をしました。
それほど混み合うこともなく、早々と閉店しようと目論んでいたところ、
私の飲み仲間であり、お店の常連でもあるMさんがお友達と一緒にやってきました。
Mさんは週に3回ほど来店してくれ、多いときは一日で3回(ランチ・ディナー・飲み)きてくれることもあるほどの大常連客さまです。

「今日はここで年越しそば食べるから」と最初から宣言したとおり、
他のお客様がいなくなったあとも23時までいて、それからみんなで年越しそばを食べました。
3人できていたので、メニューからそれぞれ麺類を注文し、
一人は「ざる茶そば」一人は「牛筋煮込みうどん」一人は「そぼろにゅう麺」でした。
NZで年越しそばを食べようと思うのは、海外で暮らしていながらも、日本での習慣は変わらないし、変えたくないという思いが皆あるのでしょう。

クライストチャーチでは、大聖堂広場でカウントダウンコンサートが開催され、0時ぴったりにニューイヤーの花火があがります。
私は毎年年末は日本なので、今年は、仕事が早めに終わったら、絶対カウントダウン花火を見に行こうと思っていました。
とはいっても、うちの店は大聖堂広場からアーケードでつながったところにありますので
たったの徒歩30秒です。仕事が早く終わらなくても見に行く気まんまんでした。

そんなとき、うちの旦那様が「うちの駐車場に花火を見に行こうか」といいだしたのです。
会社で借りている駐車場は、店の目の前のビルの9Fですので、おそらく花火が目の前に見えるのではないかと期待し、私たちは駐車場の9Fまでのぼりました。

9Fから見る大聖堂広場は、「こんなにクライストチャーチに人がいるのか」と思うほどの人ごみで、カウントダウンが近づくにつれ、大聖堂広場に向かっていく人の群れがよく見えました。
大聖堂広場ではライブコンサートが開催されていて、特設の大型ライブテレビまで見えました。
0時近くなると、歌が終わってカウントダウンが始まりました。
私たちは全員日本人なので、もちろんカウントダウンは日本語です。
「10.9.8.7.6.。。。」とカウントダウンをして0時ちょうどに花火があがりました。
しかも、花火が打ち上げられるのが、ちょうど駐車場の目の前のビルの屋上からだったので、
花火を下から見上げるのではなく、まさに目の前から上げられる花火を見ました。
あんなに近くで打ち上げ花火を見たのは初めての経験でしたが、
まるで銃撃戦のように次々と打ち上げられる花火に一同大感激いたしました。

クライストチャーチ カウントダウン

クライストチャーチ カウントダウン

そして気づいたのですが、「ねえねえ、カウントダウン時間ずれてない?」
そうなんです。大画面でカウントダウンが始まったとき、みんなの時計はすでに0時2分。
ここはNZですから細かいことは気にしないってことになりました。

年越しそばを食べて、カウントダウンして、みんなで来年の抱負を言い合い、
こんな風に家族とではなく、友達同士で年を越したのは始めてのことかもしれません。
案外いいものですね。やっぱりNZにいても、日本の友達同士で越す年末はいいものです。

翌日は元旦といっても、日本のように冷たい空気の中、街が静まりかえることはなく、
さんさんと照る太陽の下、たくさんの観光客が闊歩していました。
やっぱりここはNZなんだなぁ、と実感。
たまにこんなお祭り騒ぎのカウントダウンもいいですが、年越しはやっぱり日本がいいですね。
歳をとるとなおさらそう思うのかもしれませんね。

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