以前オークランドから出張にきた上司と一緒に食事をして、
値段はちょっと高いけれど、結構おいしかったタイレストランがあり
今日のランチタイムに、ちょっと思い出して行ってみました。

通常、タイレストランというと、ちょっと小さめで、ファミリーで経営している風なところが多いのですが
ここは、一戸建てで大きくて、しかも、リカトンロードに面しているので、
ちょっと他のタイ料理店とは違って、「高級タイ料理」な感じがします。

クライストチャーチ タイレストラン

中に入ると、バーカウンター兼レジがあり、2階の客席はガラス張りになっています。
ちょっとしたファンクションにも使える感じです。
しかも、リカトンロード側には、ちょっとしたガーデン席まで設けられていますので
夏は外の席での食事まで楽しめます。
金魚が優雅に泳ぐ水槽は、高級感があり、昼でも店内はちょっと暗めになっていました。
レストランを自分で経営しはじめてからというもの、
どこかのレストランへ行くたびに、設備が気になり、「家賃はいくらだろう」と考えてしまいます。

クライストチャーチ タイレストラン

しかし、時間はまだ13時をすぎたところだというのに、
私たち以外お客様がいないのです。
「あれ?今日はあんまり入っていないのかな」と席につきました。
そこで目についたのは、以前はそこになかったポートレートです。

クライストチャーチ タイレストラン

シンガポールエアラインの制服のような服を着てポーズを取る女性の写真なのですが
タイレストランへいくと、よく国王の写真が飾られています。
でも、これは、あきらかに一般人?

クライストチャーチ タイレストラン

このときから、「なにかがおかしい」と感じ始めました。
そして、テーブルの上にある王冠の形に折られたナプキンをひざにのせました。
ちょっとしっとりして、なめらかな手触りで、高級な感じがしました。
ところが、しばらくすると、どうも足が冷たいのです。
「も、もしや?」
そうです。しっとりした手触りのナプキンは、本当にしっとりしていたのです。

そして、中国人らしきウェイターがオーダーをとったあと、姿を消してしまい、
そのあと現れたのが太った中国人のおばちゃん。
料理を運んでくるたびに、中国語で話しかけてきます。
「これだれの?」とか「取り皿いる?」とか。

そして、運がいいのか悪いのか、私には中国語の心得があり、
「これ彼の」とか「あと取り皿3枚ちょうだい」とか中国語で相手にしてしまったのです。
そしたらもう、私とお話ししたくて、テーブルのまわりをうろうろするのです。

私は中国語を机に向かって勉強したのではなく、
中国語環境に身をおいていたため、耳から中国語を覚えました。
なので、おそらく発音が結構いいらしく、
ちょっと中国語を口にすると、ものすごく中国語を話せる人と間違えられて、
そのあとずっと中国語で話しかけられてしまう傾向があります。
しかし、誰に教わったわけでも学校へいったわけでもないので、
簡単な会話や聞き取りはできるものの、
そんなに話しかけられても困ってしまうのです。

 

最近思うのは、このようなレストランが増えてきているということ。
私たちが仕事を夜中の0時過ぎに終えていく中国しゃぶしゃぶの店があるのですが
そこは22時を過ぎると、50代くらいの夫婦だけになり、
これまた、まったく英語が話せません。
私たちは週に一度はいくので常連ですが、
私が中国語が話せるので、注文などには困りませんし、
最近では、行くと手を振って歓迎してくれます。
このレストランも、今日のタイレストランもそうですが、
まったく英語が話せない人がいるのはともかくとして、
まったく英語が話せない人しかいないレストランというのが、
最近増えてきているのです。
それだけ中国人の移民が増えてきているということと、
中国語しか話せなくても経営が成り立つほどに、
中国人社会が形成されてきているということなのでしょう。

それにしても、あの中国しゃぶしゃぶの店のように、裏通りにあるレストランで、夜中の時間帯であれば、
中国語しか通じない店があってもいいかもしれないとは思いますが、
リカトンロードという大通りに面していて、しかも日中で、
中国語しか通じないというのは、これってアリなのでしょうか?

最後に、デザートを頼んだのですが、
頼んだのは「パッションフルーツのチーズケーキ」で
出てきたのはこれ。

クライストチャーチ タイレストラン

いきなり「はい」と出されたのは、
市販のパッションフルーツチーズケーキ。
しかも冷凍。
スプーンがないと思ったら、フタについていました。
せめて皿に出してくるとかしたらいいように思うのですが。。。

なによりもびっくりしたのが、これが冷凍庫から出したて。
かたくてまったく食べることができませんでした。
しかたなく、持ってかえって夕飯のデザートにすることにしたのですが、
そういう意味では、皿にあけて持ってこられなくてよかったかも。。。

おもわくとはまったく違ったレストランでしたが、
これはこれで、ちょっとおもしろい体験ができました。
おもしろいレストラン探しをしているわけではないのに、
こんなおもしろいレストランに出会うことが多くなった今日この頃です。

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