地震そのものよりも大きな影響が東京を襲う


そもそも、地震自体の影響は、東京にはあまりありませんでした。
地震当日も、「電車が運休」ということで、帰宅難民が大量発生しましたが、
それ以外の被害はあまりありませんでした。

ところが、昨日の「東京電力」の発表で、東京近辺の住民は、「計画停電」を知ることとなりました。
電力不足により、突然停電してしまうことを避けるため、
電気を節約するために、地区ごとに「計画的に電気を止める」ということです。

ニュースで、自分の住んでいる地域が、どこのグループに属しているかチェックです。
私は「新宿区」在住ですが、第5グループまでの発表で、どうも新宿区は入っていないようです。
なんで???
この「計画停電」は4月末まで行われるようなので、とりあえず月曜日は停電しないということか?

今朝は、この計画停電の発表を受け、電車の本数が激減。
駅はものすごい人で溢れかえり、会社へたどり着けない人も続出。
わたしてきには「こんなに減らさなくても。。。」という印象を受けました。
電車がなければ、会社に行けない人がたくさん出てしまい、生活に支障をきたしてしまいます。

ところが、結局、16時になろうとしている今も、どこも停電せず。
理由は「電車が止まった関係で、思ったより電気が足りた」
止まると思っていた電気が止まらなかったことは、喜ばしいことです。
でも、東京電力の発表が遅かったことや、発表が2転3転しすぎたことで、準備が間に合いません。
計画停電に従って、休業を決定していたお店もたくさんあったようです。
夕方から夜間にかけては、電力が足りなくなる可能性が高いので、
17時からは「計画停電」が実施される予定とのこと。

「止まるか止まらないか、もっと早く発表しろ!」と怒っている人もいるようですが、
止まると思っていて止まらなかったらラッキーだと思うようにしないといけませんよね。
東京電力の発表の仕方に問題があることは否めませんが、
できるだけ電気を止めないように頑張っているからこそ発表が遅くなることも理解しなければ。
今は、みんなが痛みを分かち合う試練のときです。
東京は街が無事だったから、すぐに日常に戻れるような気がしていましたが、
今まで東北で東京の電力を生み出してくれていた事を改めて感謝しなければ。

いっそのこと、たとえ電力が足りていても、エリアごとに持ち回りで決められた時間だけ、
1時間ずつでも電気を止めるとかすればいいと思います。
今の計画では、1つのエリアで午前と午後と3時間ずつも電気を止められる予定のところもあり、
かなりの負担を強いられてしまいます。

それこそ、都心のオフィスが多いエリアは、19時~22時を止めるとか、
一般家庭が多いエリアは日中の14時~17時を止めるとか、
簡単ではないでしょうが、今よりも、もっと「きちんと決めて」やってくれれば、
市民はみんな協力します。

オフィスビルの暖房を止める、飲食店のネオンを消す、娯楽施設やデパートの夜間営業を一時停止する、
など、生活に関わる優先順位の低い順から、電気の消費を自粛ではなく「禁止」するとか。
今は緊急事態なのです。
電車など、生活に直接関わってくるものは、できる限り、平常どおりに頑張って欲しいと思います。
このままでは、せっかく地震に持ちこたえた東京の経済活動に、大打撃を与えてしまいます。
ちなみに、私は大江戸線沿線に住んでいるのですが、なぜか大江戸線は「通常通り運行」で、まったく生活には影響ありませんでした。

この規制が4月末まで続く予定というのですから、だいぶ先は長いですが、
だからこそ、きちんと決めて、「計画停電」の名前どおり、「計画的」に電気を止めて欲しいものです。

そして、スーパーマーケットからは「米・パン・牛乳・麺類」などの食材が消え失せ、
商品棚は驚くほどにからっぽになっています。
東北方面からの供給が滞っていることもさることながら、食料の買いだめが始まっているのです。

今日、うちのだんなが広島から東京に出てくるので、新宿駅まで迎えに行くのですが、
電車の本数激減から、ものすごい混雑が予想されますので、無事に出会えるか心配です。

午前中は人間ドックに行ってきたのですが、電車が止まっているから先生がこれないということで、
検査を全部受けることができませんでした。また来週行かなくてはいけません。
そのあと、駅ビルに入っているユニクロへ行ってきたのですが、
突然足元から「ずずずず」という揺れが。
私は一瞬地震が来たかと身構えましたが、どうも電車による揺れだったようです。
そのあとも、足元が「ずずずず」と揺れるたびに胸が締め付けられ、恐怖が蘇って来て、
また体調不良になり、家に帰って床に伏せってしまいました。

気晴らしで外出をしても、建物の中で揺れを感じると恐怖を感じてしまうので、全然気晴らしになりません。
家にいるときは、余震がきてもそれほど動揺しないので、家にいたほうがいいのかもしれませんね。

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