コロナ陽性で消えたスクールホリデー

いやー。ずいぶん長い間ブログを書いていませんでした。
１週間くらい？
「スクールホリデーに入って急激に忙しくなったのかな？」とか
「もしかしてまた猫ちゃんになにかあったのかな？」とか、いろいろ心配してくださった方々ありがとうございます。
実はわたし、コロナに感染して床に臥せってしまっていたのです！！！

そうですねー。誰でもそうだと思うんですが、「自分は大丈夫」みたいなやつ。家と仕事の往復以外してないし、感染することもないだろう。っていう。
ところが、いつの間にか感染しちゃってました！

今回の感染が、どういう経路かは不明ですが、わたしの陽性が判明して、スタッフみんなに検査をしてもらうと、キッチンスタッフ２名の陽性が判明しました。そのあと、あれよあれよと、キッチンスタッフの陽性が判明し、結果、キッチンは４名全員がコロナ陽性となり、ホールはわたしだけが陽性。
ホールスタッフはみんなマスクしているけれど、キッチンスタッフはマスクをしていないので、やっぱりマスク着用って、感染防止に有効なんじゃないかと、改めて思ったのでした。

というわけで、お店を１０日間、臨時休業です。わたしひとりが陽性なだけならば、なんとか営業できるのではないかと思いたいところですが、ホールスタッフはわたし以外が全員新人なので、わたしがいない状態での営業は不可能で、すぐさま臨時休業を決めました。そして、キッチンスタッフは、ここ最近忙しくてできなかった仕込みをするため、休業中も出勤していましたが、残るキッチンスタッフの陽性が次々と判明し、結局休業期間も延長して、１０日間となったのでした。

それにしても、今って、一年で一番忙しい、スキーシーズンのスクールホリデーなんですよ。スタッフが万全ではないので、予約は８割程度しか取っていませんが、それでも、毎日20組70名以上の予約のキャンセルが発生し、10日間ともなれば、200組700人ほどのキャンセルの連絡をしなければいけないんです。わたしは38度を超える高熱の中、朦朧とした意識の中で、予約のお客様に「お詫びのメール」を送り、とりあえず当日キャンセルになってしまうお客様には、元気なホールスタッフに電話をしてもらいました。

スクールホリデーということで、だいぶ前からご予約をいただいていたお客様も多く、しかも、この時期のお客様の８割はオーストラリアから。さらに、８名以上の大きな予約もたくさんあって、いくらコロナのせいだといっても、突然予約をキャンセルすることになったら、どれだけ多大なる迷惑をお客様におかけすることになるか、想像に難くありません。自分の立場に置き換えたら、「え？マジですか？？？」って感じですよ。でも、多くのお客様から「たいへんな時期ですよね。頑張って！」みたいな励ましのお返事をいただいたりして、本当にありがたかったです。

わたしは38度を超える高熱が3日ほど続き、のどの痛みから声がまったく出なくなり、調子が戻るのには5日。まったく問題ない体調に戻るのには1週間かかりました。ダンナは初日だけ熱が出て、あとはのどの痛みが少しだけ。やっぱり人によって症状の重さや長さも違うんですね。

友達のお店も、スタッフの半分が陽性になって、臨時休業を余儀なくされてしまったのですが、コロナ陽性者が出たことによるお店の休業は、政府からなんのサポートもないんですよね。陽性になって働けない人の給与サポートが$600あるのみです。もちろん$600なんて、実際に支払う給与の一部にしかなりませんし、この忙しいスクールホリデー期間中に休業しなくてはいけなくなった損失への補償はゼロです。

でも、去年も、スキーシーズンの真っただ中に突然ロックダウンになって、お店をお休みしなくてはいけなくなったんですよね。（まあ、国からの補償はありましたが）そして、そのままスキーシーズンが終わってしまったんですよ。まあ、今回は、国中がロックダウンじゃなくて、うちの店だけがロックダウンだけれど、「また今年も忙しい時期にロックダウンになっちゃったなぁ」くらいに思っておこうと思います。他の店がスクールホリデーで忙しくて大変なことになっている間、のんびり休めたことを良かったと思おう。いや、ほんと、そういう風に考えないと、この１０日間で失った損失を思ったら、やり切れなすぎます。

というわけで、突然コロナ陽性になって、突然店を休業することになって、高熱で死にそうになりながらなんとか回復して、今に至る。という感じです。
昨日くらいから、やっとブログを書こうかな。と思えるくらい回復できました。
お店は来週の火曜日に再開予定なので、まだあと３日も休みがあるんですよ！突然降ってわいてきたこの休日を、どうせ休むなら、楽しもうと思います！