ニュージーランドでは、スキーといえば、南島のクライストチャーチかクィーンズタウン。
クライストチャーチからだと、車で2時間弱のところにあるマウントハットが有名です。

私は、まったくのインドアな人間なもので、スキーなどまったく興味もなく、行った事もなかったのですが、友人たちに誘われ、初めてのスキー場体験をしてきました。
スキーをするつもりはないけれど、スキー場までのドライブと、スキー場の雰囲気は充分に楽しめました。
まず、寒いときに寒いところに行くなんて、私にとっては信じられないことなのですが、
当日は、雲ひとつない晴天で、スキー場自体も、6度もあって、日向ならあったかいくらいでした。

スキー場へ行く途中も、坂ひとつないカンタベリー平野をただひたすら走って行き、まわりに広がる広大な牧場と、向こうに見える雪山が絵葉書のようでした。
ちょうど羊の出産の季節なのか、かわいい子羊の姿をあちらこちらで見かけることができ、
車中から、ラムを見つけるたびに、あまりのかわいさに大騒ぎでした。

カンタベリー平野

あまりにも天気が良かったので、スキー場が混雑していることは予測していましたが、
予想をはるかに越える混雑だったようで、駐車場に入ることが出来ず、
スキー場まで車であと10分くらいの駐車場に車を停め、そこからシャトルバスに乗る事になってしまいました。
とにかく、私以外のみなさんはスキーをしたくてうずうずしていますので、
出鼻をくじかれた感じになってしまいました。

マウントハット

マウントハット

私は、みなさんの荷物番として留守番をしながら、雪景色を眺めて読書にふけりました。
とても混雑していたので、ランチタイムを迎えた頃から、どんどんスキーヤーがおりてきて、
8名がけのテーブルを陣取っている私を、うらめしそうに眺めて行くのです。
あー。居心地が段々悪くなってきた。。。

13:00ころに、みんながランチにおりてきたものの、さっさと食事を済ませてまた山へ戻っていきますので、今のうちにトイレに行っておこうと思って外にでたところ、なんと馬がいるではありませんか!
ちゃんと制服みたいのを着て馬にまたがっている二人は、雪の上をさっそうと歩き、写真撮影なども快く受けていました。
あれはいったいなんだったんだろう。。。
雪上警備隊???でも、いまどき馬で警備なんてないですよね。。観光用かな。。。

マウントハット 馬

16時になると、リフトが止まるので、続々とスキーヤーがおりてきました。
駐車場に車を停めることができなかった私たちは、下の駐車場へ行くシャトルに乗らなければいけません。これがまた大行列なので、急ぐ旅でもないので、ゆっくり写真撮影などしてました。

そこにあらわれたのが、NZの高山地帯に生息しているKEAという鳥。
いっけん、ただのオウムですが、ものすごく鋭いクチバシをしていて、これでゴミバコの蓋など、器用にあけてしまうそうです。
人をおそったりすることはないようですが、とにかく、食べ物に限らず、テントや、カバンなども、置いておくと、使い物にならないくらいにボロボロに穴を開けられてしまうそうです。
KEAが飛ぶと、はねの内側がオレンジで、とってもキレイでした。

駐車場から、眼下に広がるカンタベリー平野と、KEAをパチリ。

マウントハット KEA

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