Queenstownで「ONSEN Hot Pools」体験


さてさて、今回のお楽しみのひとつ「ONSEN Hot Pools」
カワラウリバーとニュージーランドの絶景を見ながら入浴できる施設です。
「ONSEN」といいながらも、残念ながらお湯は「温泉水」ではありません。
ウェブサイトには、「山の湧き水、雨水、湖水」が利用されているとありました。
しかし、お湯が「温泉水」かどうかってのは、はっきりいって私にはどうでもよくて、
絶景を見ながらお風呂に入れることに意義があるのです。

というのも、NZはお風呂っていっても、シャワーとセットのバスタブ(日本でもホテルによくあるタイプ)で、
「お風呂にゆっくりつかる」という感じではないのです。
しかも「日本に帰ったら温泉行くぞー!」とはりきって行ってみたものの、
長い間湯船につかっていない体は、日本人が適温と思う温度は熱すぎて、とてもゆっくりつかっていられないのです。
なので、「温泉の効能」よりも、「絶景を見ながらお風呂にはいる」ことが目的で、「ONSEN Hot Pools」に行きました!

お値段の方ですが、実は、全然調べていないというか、ウェブサイトは何度も見ながらも、
値段を見ていなかったのです。
というのも、「入浴するだけ」で、それほど法外な値段なわけはないと思っていたからです。
ちなみに、わたしの感覚では、個室風呂一時間貸切といえば、まあ「$50」くらいだろう。と思っていました。
ところが、クィーンズタウンの友人に「ONSEN Hot Poolsに行く」といったところ、
「あ、そー。あそこは高いから、地元の日本人はとても行けないよ。ヨーロッパからの観光客がメインだね」と言われたのです。
「へー。そんなに高いんだ。」と改めてウェブサイトを確認すると、
その価格はなんと2人で「1時間$80」バスタオルは別で借りなければいけないので、$86ですね。
うーん。確かに、入浴するだけで$80は高いかも。。。

正確にいうと、
1人$46
2人$80(1人$40)
3人$105(1人$35)
4人$128(1人$32) です。

参考までに。。。
「マルイアスプリングス」の個室風呂は、45分で2人で$52。タオルのレンタルは$1
「ハンマースプリングス」の個室風呂は、30分で2人で$48。高いですが、外のプールなどの施設利用料込です。
入場料が一人$14ですから、個室風呂の純粋な価格は30分で$20。ということです。
そして両方とも、正真正銘の温泉水です。

やっぱり、わたしの「個室風呂なら1時間$50程度だろ」という、値段感覚に誤りはありませんでした。
そんな中、この「ONSEN Hot Pools」は$80。確かに高い。
まあ、でも、これが高いか安いかは、実際に行ってみて決めればいいと思っていました。
これは価値観の問題であって、$80が高いと思えば行かなければいいし、
行ってみてもやっぱり高いと思えば、二度と行かないだけの話しです。

でも実は、お湯を沸かす関係で、完全予約制なので、クライストチャーチから予約してから行こうと思っていたんですけど、
$80だして、超天気悪かったらがっかりなので、
クィーンズタウン空港に朝9:30に到着して、天気をみてから予約をすることにしました。
案外小心者のわたし。
幸い、クィーンズタウンの天気は良好。早速空港から電話して、14時に予約を入れました。

ところが!!!Amisfieldを出て「ONSEN」へ向かっている途中から、だんだん雲行きがあやしくなってきて、
ポツポツと雨がふりはじめたのです。。。
まあでも、土砂降りじゃないし、晴天じゃないのは残念だけど、ま、いいか。
お風呂お風呂。
足取りも軽くなります。
到着すると、駐車場から施設が見えません。遊歩道をはるか下までおりていったところに建物が見えます。
帰りにここを上ることを思うと気が重くなるほどです。
途中で、ビーチサンダルにバスタオルを肩からかけた外人さんたちとすれ違います。
おー。やっぱりヨーロピアンに人気があるのか。

さてさて施設にはいると。
うん。とってもきれい。清潔感って大切ですよね。
言われた個室風呂へいざ出陣。

ガラス張りの窓は開閉式になっています。
もちろん冬は寒くてしめているんでしょうが、この日は暖かかったので、さっそくあけてみました。
あけたとたん、ただの個室風呂が、とたんに貸切露天風呂です。
これ、ガレージのシャッターを開閉する技術をそのまま利用している感じでした。
うん。簡単に操作できるのは◎
しかも浴槽は巨大桶です。ヒノキではなく、ヒマラヤ杉だそうですが、この木のぬくもりがいいですね。

温度は日本人にはちょっとぬるいのかもしれませんが、
1時間もはいるんですから、このくらいでちょうどいい。
あー。なんて気持ちいいんだ!
ちなみに、あらかじめ言っておくと、好みの温度に沸かしておいてくれるそうです。

貸切なので、裸でもはいれますが、水着持参で行きました。
カワラウリバーではジェットボートが滑走していましたが、
まああれだけ離れていれば裸でも見えないんでしょうね。
あちらからこちらの入浴の様子、どのように見えているんでしょうか。

お湯の温度が熱い場合に水を足す事ができるのですが、これがまた面白い。
なななんと!水は上から放水されるのです。
別に水を足したかったわけではないですが、ためしにボタンを押してみてびっくり。
あやうく後頭部から水をかけられるところでした。
でも、これ、子供がいたら喜ぶでしょうね。
いやーでも、水を足すっていったら、普通蛇口から「どぼどぼどぼ」って感じですよね。
上から放水されるのは、世界でもここだけなのでは???

入浴時間は、1時間くらいがまあちょうどいいですね。
45分くらいつかったところで「もうそろそろいいね」という気分になり、
着替えたらちょうど1時間です。
晴天じゃなかったのは残念ですが、それでも「露天風呂」は充分に味わうことができました。

チェンジングルームも高級ホテルのような装いで、とっても素敵でした。
やっぱり$80と思うと、細部が気になるものです。
施設の清潔さ
使い勝手の良さ
桶の浴槽
開閉式窓
そして絶景
すべてにおいて満足いたしました。

わたしも旦那も、あれこれとケチをつけるタイプですが、
反対に気に入った場合には、ファンになります。
「ONSEN Hot Pools」は、次回クィーンズタウンにくることがあったら、
是非また訪れたいと思う場所でした。

祭日以外、年中無休で働いている私たちにとって、休みは年に10日しかありません。
普通の週休二日で働いている人は、年間100日以上休みがあるわけですから、
休みの貴重さは10倍です。
そんなわたしたちにとっては、「旅行」は「癒し」であって、「満足だったらOK」なのです。

それにしても、これだけの施設。作るのに相当お金がかかっただろうな。と考えてしまいます。
造る費用もさることながら、運営システムの構築、水の汲み上げ、施設の管理、メンテナンス、清掃、
考えただけでも気が遠くなります。
ましてや、なにもないところにイチから造ったわけですから、その苦労は計り知れません。
値段設定ひとつとっても、OPENするまでは客層もわからないでしょうし、
いったいどうやって決めたのでしょうか?他人事ながらも気になります。

というのも、わたしたちも、実は、巽をOPENする前には、
地元の日本人が、仕事の帰りにちょっと立ち寄れるような居酒屋をイメージして、
メニュー構成も、値段設定も考えていました。
ところが、ふたを開けてみたら、地元のお客様ばかり。
一年を待たずして、メニューも値段も変更し、客層の変化に伴い、どんどん変更していきました。
この「ONSEN Hot Pools」は、最初に計画していた客層(ターゲット)どおりなのでしょうか?
それとも、意外に自分たちが考えていたのとは別のところの客層が多かったりするのでしょうか。
値段設定は、実際の客入りを見たときに、高かったのでしょうか、安かったのでしょうか。
とても興味があります。
ビジネスって、思い通りにはいかないところが、難しくもあり、おもしろくもありますよね。

余談ですが、以前、クィーンズタウンには「クィーンズタウンロッジ」というホテルがあり、
そこにはスパとサウナがありました。
宿泊客は無料ですが、$5で一般の人も使えます。
個室も$20くらいで格安だったのですが、
実は、このホテルが売られてしまって、今はとある学校の学生寮になってしまったのです!
というわけで、一般の人はもう使えません。なんと残念な話でしょうか。
うちの旦那がクィーンズタウン在住だったころは、それこそ毎週通っていたそうです。
もちろん私も行きましたよ。(当時の写真)

写真では空しか写ってませんが、ここも絶景でした。これで$5ですよ。信じられません。
これを知っているクィーンズタウン在住者にとっては、「Onsen Hot Pools」はやっぱり日常使いは難しいかもしれませんね。
でも、地元の人優遇のプランもあるようですので、
日頃の自分へのご褒美に、たまに利用してみると、きっとリフレッシュできると思います!

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