25日の夜中の2時に、久しぶりに大きな地震がありました。
マグニチュードは4.2とそれほど大きくなかったのですが、震源地がクライストチャーチだったので、
体感震度は結構大きかったと思います。
というのも、今回の地震は、「ぐらぐら」する横揺れではなく「ずずずずガツン」という感じの縦揺れだったのです。
そして、停電。地震で停電も久しぶりです。
前回の地震のときに、家に懐中電灯がなく、ろうそくを引っ張り出したのですが、
まったく学習していない私たちは、いまだ懐中電灯を購入しておらず、
しかも、ロウソクすらどこにしまってしまったか分からなくなっていました。
まっ暗でどうしようもないので「寝る?」とベッドに入ってしばらくしたら、
突然電気が戻ってきて、そこらじゅうのビルのアラームがなりはじめました。
今度はうるさくて眠れません。
明日は、日本から姉が戻ってくるので、空港に迎えにいくことになっていて、
それから楽しみにしていた一泊二日の旅行です。
こんなところで睡眠不足になっている場合ではありません。

それにしても、最近は余震もなかったので、油断をしていました。

そして翌朝、26日10時に、姉を空港へ迎えに行きました。
姉をピックアップして、家にむかう途中、スーパーマーケットによるはずだったのに、
真っ暗で電気がついていません。「あれ?休み?」と一瞬思ったのですが、
なんと、さっきまで普通だったのに、信号が全部消えていたのです。
「もしかして、また大きな地震があったのかな?」などと言いながら街へ向かいました。
すると、あらゆるビルから人が外に出てきていて、大きく窓ガラスが割れているところもあります。
車の中から街の様子を眺めていた私たちに、友人が声をかけてきました。
「ようこさん!店行ったほうがいいよ!かなり大きい縦揺れの地震だったよ」というのです。
結局、この地震は、マグニチュード4.9だったのですが、これまた震源地がクライストチャーチだったので、
かなり震度は大きかったようなのです。

前回の地震のときですら、被害があったのはワイングラスくらいでしたので、
今回も、たいした被害はないだろうとタカをくくっていました。
ところが、店のドアを開けたとたん、赤ワインのにおいが充満していたのです。
「ワインが落ちた!」と思って、バーカウンターに並ぶワインをみると、どれも落ちてはいません。
いったいどこからにおっているかというと、なんと、奥の食材倉庫にあったワインが床に落ちて割れていたのです。
しかも、ホリデー前に、ワインは相当仕入れていましたので、結構ショッキングでした。
下段が白ワイン、上段が赤ワインでしたので、被害があったのは、ほとんど赤ワインで、
床はまるで血の海。殺人現場かと思うほどでした。

このワインがキッチンまで流れていて、外のホールまでにおっていたのです。
これは相当割れたな。と思う量でしたが、結局被害は10本ほどでした。

あとは、前回同様、ワイングラスが落ちて割れていました。
これを掃除をしなければいけないと思うだけで気が滅入ります。

1時間ほどかけて掃除をして、さて、出遅れましたが、一泊二日の旅行へ出発!と思ったところで、
前回同様マンチェスターストリートの通行止めが始まりました。

さすが2回目、初動がだいぶ早いですね。
大聖堂もテープがはられていました。

クリスマスホリデーでクライストチャーチにやってきて、地震に遭遇してしまった観光客は本当にかわいそうです。
まさか3ヶ月以上もたって、余震ならともかく、また大きな地震がくるとは思っていませんでした。
震源地がクライストチャーチということで、結構ゆれが大きく、怖い思いをしたと思います。
私の姉も、9月の地震のあと、すぐ日本にかえり、3ヶ月ぶりのNZだったのですが、
まさか帰ってきたその日にまた地震に遭遇するとは、ついていませんね。

今回は縦揺れだったせいか、窓ガラスが割れているビルを何件か見かけました。
年末年始のこの時期に、またビルの安全確認作業をしなければいけないなんて。
それにしても、昼の10時半という割と交通量の多いこの時間帯に、
町中の信号が消えても、事故ひとつ起こさずに運転するNZ人たち。
これは毎度のことながらすばらしいと思います。
日本だったら、信号ひとつ壊れただけで、交差点にはおまわりさんが立って交通整理して、大変ですよね。
これは、NZの「ゆずり合い精神」の成せる業ですね。

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