さて、ケアンズ4日目。
今日は一日フリーです。
今回の旅行は4泊5日でケアンズのみという、割とゆったりしたものだったので、
「何もしない日」というのを設けたのです。
もしやりたいことができれば、この日に組み込めばいいとも考えていたのですが、
海にいって、山にいって、ワラビーにあって、きれいな星空をみたら、もうおなかいっぱいという感じで、
最後は何もせずに、町を散策することにしたのです。

まず、最初の目的地はショッピングセンター。
ガイドブックによると、80近いショップがはいっていて、一日楽しめるほどだとか。
でも、実際行ってみると、ニュージーランドからきた私には、どれもニュージーランドにあるのと同じ店ばかり。
確かにクライストチャーチのショッピングセンターよりは若干大きかったですが、
オークランドのショッピングセンターの規模とたいして変わらなかったのです。
「うーん。楽しめない」
結局30分程度でショッピングセンターをあとにしたのでした。
でも、確かに、私が日本在住だったときには、海外に行くと、このような地元の大型ショッピングンセンターって
日本にはないようなお店がいっぱいあるし、地元の店がたくさんあるし、
お土産やさんとも、免税店とも違うものを買えるのが、楽しみの一つだったことを覚えています。

さて、いくところがないので、とりあえず免税店でもいくか。特に買いたいものはないけど。
一番上の階まで行って、順々に下の階へおりていこうと思っていたのですが、
なんとケアンズの免税店は2階建て。オークランドより小さいじゃん。
って、クライストチャーチのDFSなんて、地震よりもずっと前になくなっちゃってるんで、人のこと言えないですが。
驚いたのが、DFSに全然店員がいないこと。
2階の化粧品売り場なんて、だーれもいないんです。閉店しているのかと思いました。
やっぱり観光客は、日中ツアーで出かけてしまうので、お客さんも誰もいなかったし、
夕方以降に力をいれているのでしょうか。

免税店の外に出てまた驚いたのが、OKギフトショップからDFSの前を通って海沿いの道まで、
店が全部なくなっているのです。
閉まっているのではなく、完全になくなっていて「For Lease」だらけ。
こんな良い場所にある物件がことごとくみんな空き物件だなんて、よっぽど家賃が高いか不景気なんでしょうね。
この場所だけでなく、町のあちこちが空き物件だらけで、本当に驚きました。
観光の町ですから、これだけ空き物件があるということは、よっぽど観光客が減少しているのでしょうね。

あとは、ケアンズのレストラン事情も寂しいものでした。
まず、日本食レストランというのが、ほとんどありません。
通常、これだけ日本人のくる町であれば、味はともかくとして、もっと日本食レストランがあってもいいようなもの。
ラーメン屋に関しては、初日のブログにも書いたように「常夏のラーメン屋は期待できず」ということで、
和食はちょっとだめでした。
トリップアドバイザーで一位で、評価の内容もとてもよかった「Piccolo Cucina」というイタリアンレストランへ行きました。
ここは、ディナーはとても混み合っているのですが、ランチはすいているのです。
ランチタイムに、とくに「ランチメニュー」というものはなく、夜と同じメニュー。
だからランチのお得感というものがあまりないのかもしれません。
でも、客層は観光客というよりも、地元のお金持ちそうな人が多く、昼間からワインを飲んでいる感じ。
実は、ランキング一位に選ばれているこの店に、私は最初から行きたいと思っていたのですが、
ダンナはあまり気がすすまないようだったのです。
というのも、ダンナの作るパスタはかなり美味しく、常連さんの間でも好評で、
NZにきてから、「自分の作ったパスタよりも、おいしいパスタを食べたことがない」ということで、
あまりイタリアンレストランを信用していないのです。
日本には美味しいパスタやさんたくさんあるのにねぇ。
っていうことで、あまり乗り気ではなかったので、ディナーではなく、ランチに行ったのです。
これでパスタがおいしくなかったら、またダンナに文句言われるなぁ。などと思ってたのですが、
ところが、出てきたパスタがおいしい!!!
ダンナも「こんなにおいしいパスタを食べたのは日本以来」と絶賛。
「ケアンズのレストランはだめだ」と思っていたところで、
クライストチャーチでは出会えないおいしいパスタ屋さんに出会えて幸せでした。

さて、夕飯ですが、ここケアンズには、日本人経営の焼肉チェーンのケアンズ店があります。
シドニーに行ったときに行った「れんがや」は高級焼肉店。
特上カルビなど、脂の白い部分の方が多いくらい。すごい。こんな肉日本でもなかなか見れないなぁ。ってかんじ。
当たり前ですが、クライストチャーチでは、絶対にそんな肉には出会えません。
でも高かったなぁ。
ところが、ケアンズにあるのは、「れんがや」チェーンではありながら、
姉妹ブランドの「こうや」という食べ放題の店なのです。
そして、地元の日本人の人に聞いても、こうやの評判がそれほど良くないのです。
同じチェーンなのに、どうしてそんなに評判がよくないのか。
私たちは「食べ放題だから、肉の質があまり高くないんじゃないのか」と思いました。
そして、「れんがやの肉の質」を信じ、いざ「こうや」へ。
まわりがみんな食べ放題を注文しているのを尻目に、私たちは、単品でオーダー。
食べ放題にはない「特上カルビ」やら「特上ハラミ」など、すべての肉の一番ランクの高いものを注文しました。
そしたら、ちゃんと「いい肉」がでてくるじゃありませんか。
(もちろん、れんがやには負けますが)

こんなかんじ

おいしかったですよ。満足。
これで、「食べ放題二人分」より安かったんです。
しかも、なんと、滞在中2回も行っちゃいました。確実においしいですからね。
おいしいかどうか分からないところにいって美味しくなかったら嫌ですから。
それにしても、こんなにちゃんとおいしい肉なのに、どうして地元の人は「たいしておいしくない」と言うのか。
確かに、食べ放題のほうがお得な感じしますけど、
食べ放題って、「食べなくちゃいけない」という使命感にかられて、必要以上に食べちゃうじゃないですか。
それだけ食べれば確かにお得かもしれません。
でも、「まあ普通においしい」ものを食べきれないほど食べるより、
「ものすごくおいしいもの」を、腹八分目だけ食べるほうが私には幸せです。
しかも、それが食べ放題より安かったんですから。
私たちは、おいしい肉だけさっさと食べて1時間もいずに帰りました。
店にとってもいいお客さんですよね。

こんな感じで最終日を終了した私たち。

最後にもう1つ驚いたこと。
ホテルチェックアウトのとき、「クレジットカードの支払いは、1.5%増しとなります」と書いてあるのです。
日本では、クレジットカード手数料を店側が負担するのは当たり前ですので、
クレジットカードで支払いがあるたびに、利用金額の2.5~3.2%程度の手数料が発生することを知らない人も多いと思います。
これは、実は店側にとっては大きな負担です。
クレジットカードを使う側にしてみれば「ポイントがついてお得」とか、メリットがおおいと思いますが、
使われる側にしてみれば、実際の販売額から3%前後の手数料を引かれた金額しか入ってこないのです。
そのため、NZでも、個人経営の会社などでは「クレジットカード手数料はお客様負担」というところも多いのが実情です。
自分がお客さんのときは「えー。手数料自分で払うの?日本じゃありえないよ」と思っていましたが、
実際自分が経営者側になると、この3%手数料を毎回こちらで負担するとなると、かなり大きな金額となるのです。
それにしても、ホテルで「クレジットカードの場合手数料1.5%お客様負担」というのには驚きました。
まあ、「半分ずつ手数料払いましょう」ってことでしょうね。
そして、最後にまた驚かされたのが、空港の免税店でも、クレジットカード手数料を請求されたのです。
だって、空港ですよ。オーストラリアドルなんてもう使い切ってますから、クレジットカード使うしかないじゃないですか。
なんか。びっくり。こんな観光地で、しかも、ホテルや免税店などの大きな会社で。

総論として、私たちの下調べが不十分だったこともありますが、
残念ながら「超満喫。また行きたい!」と言う感じではありませんでした。
まず、私がアウトドア人間ではないということ、暑いのが得意ではないということが大きな原因だと思います。
あとは、やっぱり、私たちは、「食事がおいしい」ってのは、旅行の中でもかなり重要な位置を占めていて、
「食事がおいしければすべてよし」となってしまうのです。
今回、なんとかおいしい店を見つけることもできたのですが、
なんていうか、結果として不完全燃焼というかんじで、帰りの飛行機では、もう次の旅行のことを考えてました。
「次こそは。。。」
でも、チケット安かったので、文句はなしです。
シドニーが楽しいことは分かっているので、次は、ゴールドコースト、メルボルン、ブリスベンなど、
違うオーストラリアの都市を目指し、最後はシドニーでしめたいと思います。

 

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