大涌谷を後にして、早雲山駅へ。箱根には何度もきたことがありますが、この駅で降りるのは初めて。
下車して徒歩3分ということですので、とりあえず駅の改札を出てみると、「山田家」の看板と矢印が。

すぐに到着。

外観はそれほど悪くないですね。
ガラガラ~とドアをあけると、笑顔で迎えてくれた宿の方々。
皆さんとっても感じがよかったです!
お部屋も悪くないですよ

豪華ではありませんが、質素でつつましやかで、古くてもきれいに使ってる感じがよかったです。
歩くとぎしぎしいったりとか、たまにちょっと揺れたりとかもしましたが、ま、ご愛嬌の範囲内です。
さて、さっそくお風呂ですよ。今の時間は3階男湯、4階が女湯です。夕食後にこれが入れ替わります。
それぞれ、内湯と露天風呂があります。
誰も居ない時間を見計らって、写真とってきました。(これが結構大変でした)

3階内湯
3階露天風呂
3階の脱衣室には、なんと木の幹が貫通
4階内湯
4階露天風呂

こちらはヒノキの桶風呂で、とても香りがいいんです。気持ちよかった~。
そして、露天風呂の壁は、寄木細工なんです。素敵でしょう。

ああ。いい湯だった。
心配だったお湯の温度も42度くらいで、問題なく入浴できました!
3階の露天が異常にお湯の温度が高いらしく、みな「五右衛門風呂だ。あれは無理」といっていたので、
わたしはやめておきました。

温泉は、到着したときに軽く一風呂。夕食後にゆっくり一風呂。翌朝朝食前にすっきり一風呂。というのが基本です。
3階と4階の内風呂と露天風呂とあわせて5つのお風呂があって、5階には有料の貸しきり露天風呂もあって
(今回は他のお風呂で十分満足だったので利用しませんでしたが)非常に満足でした。
全部で12部屋の小さな旅館ですので、洗い場が4つしかないのが、ちょっと狭い感じでしたが、
「大浴場」っていうのではなく、こじんまりしてて良かったですよ。

それにしても、お風呂で出会う方と「いいお湯ですね」とか「どちらからお越しですか?」なんて
気軽にお話できちゃうのも、こういうところの醍醐味ですよね。
お年寄りばかりでしたが、お年寄りのほうがお風呂でも気兼ねせずに会話ができて楽しかったです。

実は、ケアンズでグレートバリアリーフに行ったとき、船で同じテーブルで真正面に座っていたカップルは、
最後の最後まで一言も口をきかず、なんだかバリアをはられてるかんじ?だったのです。
しかも、偶然次の日に街であったので挨拶したら「だれ?」みたいな顔されちゃいました。
こういうのって寂しいですよね。何時間も顔を合わせていたのに、顔を覚えられていなかったということです。
私たちは、機会さえあれば、普通に会話をする準備がありましたので、あのとき乗船していた日本人の顔は、
たとえ同じテーブルじゃなくても覚えています。
ま、最近の若い日本人はだめだな。て話です。
他人とはかかわりたくない空気に満ち溢れています。
話はそれますが、新宿のとあるラーメン屋に行ったとき、
カウンターに「食後はどんぶりをカウンターの上にのせてください」と書いてあったのです。
みんなそのルールを守っています。
ところが、あるお客さんが、何も言わずに立ち上がり、どんぶりもそのままで帰っていったのです。
ラーメン屋の人が「お客さん!どんぶりあげてってください!」って声をかけたのですが、そのまま行ってしまいました。
ま、その人がルールを守らなかったことも悲しいことですが、私がびっくりしたのは、まわりの反応です。
店は満席で並んでいたんですよ。それで、席があけば、並んでいる人が座れるというシステム。
ところが、その放置されたラーメンどんぶりを、すべてのお客さんが無視するのです。
普通だったら、隣の席の人が代わりにどんぶりをあげてあげたりとか、次にその席に座る並んでいる人が、座るときにどんぶりをカウンターの上にあげたりとか、しますよね??
みんな無視ですよ。
しかたなく、ただでも満席なのに、お店の人がカウンターをぐるーーーっとまわって外に出てきて、どんぶりを片付けました。
なんか、たぶんNZだったら、こういうことって絶対に起こらないと思う。
それはなぜかというと、みんな「自分のこと」だけじゃなくて、「人の輪」を大事にするから。
それは、お客さん同士の輪だったりとか、自分とお店の人の輪だとか。
なんか、とーっても気分が悪かったです。
日本て、いいところもたくさんあるけど、こんな感じで「他人との関係の希薄さ」は本当に残念な気がします。

さて、話はそれましたが、温泉宿で、人とのかかわりを体験し、心温まったところで、夕食の時間です。
お値段が安いので、正直食事は期待していなかったのですが、それが、割とよかったんですよ。
もちろん豪華かというとそんなことはありませんが、十分においしく、適度に豪華で美味しいお料理でした。
刺身には鮑も乗っていたし、足柄牛の陶板焼きは絶品でした。

ごちそうさまでした!

海賊船と箱根彫刻の森 ⑧

 

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