ロトルアを出発した私たちは、ハミルトンに向かいました。
昨日のように険しい道はないものの、山の中や丘陵地帯を走っていきます。

朝からずっと雨だったのですが、途中で晴れ間が見えたり、またスコールのように降ったり、落ち着かない天気。

今日の道のりは3時間程度ですので、気分はらくちんです。
ハミルトンに立ち寄るのは、ランチ休憩もさることながら、「ハミルトンガーデン」に行きたかったのです。

ハミルトンガーデンは、入場無料の大きな公園で、クライストチャーチでいえばボタニックガーデンみたいなところなのですが、
いろいろな国の庭園が再現されていて、そこに、日本庭園もあるのです。

さて、ハミルトンガーデン内にある、その名も「パラダイスガーデン」は、いろいろな国の庭園がただあるだけではなく、
その空間にどっぷり浸れるような仕組みになっています。
入り口を入ると、そこにはさらに6つの入り口があり、
それぞれの入り口から、それぞれの国の庭園に繋がっていて、
完全に隔離された空間となっているのです。

インディアンガーデン
近代アメリカガーデン
イタリアルネッサンスガーデン
中国庭園

あと、イングリッシュガーデンもあったのですが、
天気も悪いし、季節柄花も咲いてないし、あまりにぱっとしないので、写真を撮り忘れてしまいました。

最後に、日本庭園。

まず、入り口を入ると、寺院へ続く小道のようなものがあり、灯篭もあります。

そこを通り抜けると、枯山水の庭園が!

そこから寺院風建物に入ると、枯山水とは対照的な池の庭園が広がります。

亀の形の岩なんて、すごいなぁ。リアル庭園。

おもしろかったのが、きちんと建物の入り口に靴箱があるんですけど、
たぶん、それが靴箱だということには誰も気付かず、雨だというのに、建物の床は足跡だらけ。
畳であれば、多少は気付くかもしれませんが、板張りでは仕方ありませんね。
もしくは、あくまでも形として靴箱を建築に取り入れただけで、
もともと脱いで入ってもらうつもりもなかったのかもしれません。
庭から入る場合には、そこでもまた靴を脱ぐように石が置いてあったんですけど、
これも「日本庭園を再現」しただけで、靴を脱がせるためのものではないのかもしれませんね。

珍しい。白い鳩

中国庭園も立派でしたが、なにより日本庭園がすばらしいですね。
天気が悪くても、それはそれで風情があって美しい。
日本庭園は、花がなくても、一年を通して楽しめるんですね。
京都の寺院に比べたら、それは見劣りすることもあると思いますが、
ニュージーランドでこれだけの日本庭園が見られるとは、思いもしませんでした。
庭がメインなので、襖が開かないとか、木材が新しいとか、寺院風建物には少し偽者っぽさがあるのは否めませんが、
十分堪能できました。

実はここの存在は、数年前の「月刊NZ」の特集で知ったのですが、
それを見るまで、まったく知らなかったし、それ以来やはり耳にすることはありませんでした。
そういう意味では、世間での認知度は低いと思うのですが、いかがでしょうか。
その割には、よかったですよ。無料ですし。

さて、ハミルトンをでて、とうとうオークランドへ。
やはり雨でしたが、スカイタワーが見えた時には
「とうとうオークランドへやってきた!」という気持ちになりました。

3泊4日は、ただ「移動」の旅で、ほとんど観光はしませんでしたが、
それでも、毎日何かすることがあるというのは楽しいものです。
クライストチャーチで、じっと過ごしていたときよりも、一歩も二歩も前へ進んだ気がします。

今日からは、家が見つかるまで、アルバニーの友人宅にお世話になります。
仕事は明日から。
しばらく働いていなかったので、緊張します。

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