このたび、家のローンを組むために、今まで取引がなかった銀行と契約をすることになりました。
そもそも、私もダンナも、ワーホリ時代に個人で作った口座はＡＮＺ。
そして、結婚してから、Air NZのマイルが貯まるGlobal Plusのクレジットカードを作るために、
BNZに、二人の共同名義口座を開きました。
次に、お店をOPENする時に、なぜだか新たにWestpacにビジネスアカウントを開いたのです。
NZの銀行といえば、あとはNational Bankと、Kiwi Bankと、ASBしかありません。
６行しかない銀行のうち、すでに３行と契約をしていたにもかかわらず、
今回ASBでローンを組むということで、４つ目の銀行と契約することになったのです。
そして今回、ビジネスアカウントをWestpacからASBへ、
そして、各個人が持っているANZの口座もASBへ移すことになりました。
クレジットカードに関しては、マイルを貯めるならばBNZのGlobal Plusが一番いいとうことで、
これはそのまま維持した方がいいと言ってくれました。
でもこれで、今まで契約していた３つの銀行が、ASBとBNZの２行になり、なんか身軽？
され、この銀行を移すという作業。
きっとものすごく面倒くさいんだろうな。と覚悟していました。
だって、今まで長らく使ってきている銀行ですから、
自動引き落としとか、なんとか、手続きが面倒じゃないですか。
そして、口座を閉じるとなれば、窓口へ行って、お金を引き出して、
口座を閉じる理由とかいろいろ聞かれたりして、
考えただけでも面倒。
ところが、思っていた以上にいろいろ簡単で、
「ここに、今持っている銀行口座の番号を書いて」と言われ、
それだけで、今の銀行口座をクローズして、新しいASBの口座へ移せるようなのです。
へー。便利。
そういえば、VodafoneからiPhoneに変える時も、
今までの番号をキープしたまま、電話会社を変えることができました。
Vodafoneは「021」、Telecomは「027」なはずなのに、
021で始まる電話番号のまま、TelecomのiPhone に変えることができたのです。
しかも、その手続きは、すべてTelecomでやってくれました。
便利な世の中になったものです。
ところが、ここで問題が発生。
今現在持っているANZの口座番号が分からないのです。
実は、以前泥棒にはいられて財布を盗まれてから、
銀行のバンクカードすら再発行していなかったのです。
まあ、そのくらい使っていないってことなんですが、
いつも給与がANZに振り込まれていましたので、
それをインターネットバンキングでSaving口座に移したり、
他の銀行の口座に移したりということはしていました。
でも、特にバンクカードを使うことはなかったのです。
そして、会社を辞めて、給与が振り込まれなくなったら、
インターネットバンキングのログインIDすら忘れてしまいました。
というわけで、自分の銀行口座の番号がわからなくなってしまったのです。
これは、調べて追って連絡をすることになりました。
この辺、うちのダンナはぬかりなく、
重要な情報は、すべて携帯に保存されているんですよね。
「私の口座番号知ってる？」と試しに聞いてみましたが、
「は？知るわけないじゃん」と言われてしまいました。
次に、会社の口座ですが、
「今は、一回のトランザクションでいくらの手数料を支払っているの？」と聞かれ、
答えは「知らない」
「じゃあ、契約書ある？」と聞かれ、
探しに行ったものの、
「ごめん、見当たらない」
「クレジットカードで支払われた売り上げの入金も、これからはASBを通してやってもらうことになるんだけど、
今のWestpacとの契約はいつまで？」と聞かれ、
答えは「知らない」
「じゃあ、契約書ある？」と聞かれ、
探しに行ったものの
「ごめん、あるはずなんだけどなぁ。どっかいっちゃった」
そして、最後に「保険の契約書ある？ローン組むには、生命保険の契約書のコピーが必要だから。
突然どちらかが死んじゃったらローンが払えなくなっちゃうから、これは大切なんだ」と言われ、
「う～ん。保険は入ってるけど、健康保険だけで、生命保険には入ってない気がするなぁ」
と答えると、
さすがにこれにはASBも驚き、
「え？生命保険加入してないと、ローンは組めないよ！？保険証書ある？見てみるから」
これはつい先日送られてきたばかりだったので、引出しにちゃんとしまってありました。
でも、そのタイトルには「Health Insurance」の文字が。
そう。生命保険にはどうも加入していなかったらしい。
まあどっちみち、家を購入したら、家の保険に加入することになるので、
生命保険も一緒にお願いすることにしてしまいました。
今度、担当者から連絡が来ることになりました。
相変わらず、比較検討とかまったくせず、行き当たりばったりの私たち。
そして、銀行との契約書など、大切な書類の保管＆管理の、なんと杜撰なこと。
ASBの担当者は、私が探さなくてはいけない書類をきちんとメモに書いてくれ、
「よろしくね」と言って笑顔で帰って行きました。
それにしても、こんなに何もわかっていない私たちを優しく導いてくれる彼に感謝感激です。
元々クライストチャーチの人なんですって。
同郷のよしみ？
ビジネスアカウントの開設も、個人口座の開設も、
「ここにサインして」と言われるがままにサインするだけ。
そして、もうインターネットバンキングも明日から使えるそうです。
すごいな。まだ口座にお金１円もはいってないのに。。。
「ものすごい大変」と思っていたのに、なんだか言われるがままで、
あっという間に終わってしまいそうです。
まあ、銀行としては、新しい顧客獲得だから、親切なのかもしれないけど、
でも往々にして、ＮＺでは「サービス業」の感覚が日本とは異なるので、
こんなに親切に、迅速に、的確に仕事をしてもらうと、
ひさびさに「日本のサービス」を思い出してしまいました。
さて、どこかへ見失ってしまった書類たちを探すとするか。。。
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