教育は難しい。


教育というのは難しい。

と、常日頃から思っていますが、
私は昔から、なぜか「教育」に携わることが多いのです。

では、私は「教育」に向いた人間なのかというと、
実はどちらかというと「不向き」だと自分では思っているんですよね。

たとえば、野球とかでもそうだけど、
名選手が名コーチになれるかっていうと、そうじゃなくて、
名コーチが名選手だったかっていうと、そうじゃなくて、
ま、そんな感じのことです。

まず、優しくない。

1から10まで教えたら、あとは自分で考えさせる。
指示をされたら動けるのは当たり前。

「なぜ、今そうするのか」

という理由を自分で考え、自分で答えを導きだすことができなければ、
自分で動くことができるようにはなりません。

なので、私はいつも、仕事の中で、そのように教育していきます。

「今、前菜行ったよね。じゃあ、次にすべきことは何?」
「今からこの料理を持って行きます。その時に、あのテーブルですべきことは何?」

言われたとおりに動いているだけでは、いつまでたっても言われたとおりに動く以上のことができるようにはなりません。

ウェイトレスとして仕事をしにきているのに、
最初は、体よりも、頭が疲れるかもしれません。
でも、そうやって、成長していくのです。

さて、頭を使って仕事をする以外に、もうひとつ大事なこと。
それは、「所作」です。

これって、教えるのが本当に難しい。

たとえば、私がいつも言うこと。
「せわしなく動くことと、テキパキ動くことは違う。」
せわしなく動けば、お客様は落ち着かないけれど、
テキパキ動けば、お客様見ていて気持ちがいい。

「のんびりと接客することと、丁寧に接客することは違う」
のんびりと接客されたら、中にはイライラするお客様もいるけど、
丁寧に接客されたら、お客様は気持ちがいい。

この、微妙な違いをしっかりと理解し、実践できるスタッフは、本当に貴重です。
何が違うか分からない人には、先輩スタッフや、私のうしろぴったりついて、
同じスピードで歩き、同じスピードで接客し、同じスピードで話す訓練から始まります。
もちろん、個性は大切ですが、個性を発揮するのは、 まずは、基本を身に付けてから。

これって、経験者も未経験者も関係なく、 できる人は最初からできるし、
最初はできなくても教えたらすぐできる人もいるし、 最後までできない人もいる。

未経験者の若い子の方が、吸収が速くてすぐできるようになったり、
経験者の方が、なかなか今までのクセが抜けなかったり、
なので、どっちがいいというのはありません。

こういう、なんていうんでしょう。
言葉では表現できない「感覚」の部分を教育するのは本当に難しい。

自分の頭で理解しない限り、言われても出来ない。 (というか意味が分からない)

日本は、サービスレベルがとても高いと感じますが、
それは、サービスに対する意識が高いから。
スタッフ一人一人が、接客という仕事に対し、高いモチベーションと、誇りを持っているのです。
誰かが見ていなくても、お客様のために自分ができる最高のサービスを提供しようと、 全力で仕事に取り組んでいる人がたくさんいる。
しかも、わざとらしくなく、さりげなく。

日本のホテルで働いていた時と、今の環境を比較してはいけませんが、
悲しくなることが、多々あるのも事実。

それでも、お客様のために、私ができることは、
ホスピタリティマインドを、スタッフに伝え続けていくこと。

困難ではありますが、頑張ります!

 

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