クライストチャーチの頃から、行きつけの火鍋屋があり、
週に一度は必ず火鍋を食べていた私たち夫婦。
仕事の後にも行ける2時までやっている「福華火鍋店」という店でした。
0時を過ぎると、英語がまったくできない夫婦のみになり、
入り口に鍵をかけちゃうんです。
ガラス戸の向こうから手を振ると開けてくれます。
中国語ができる人限定みたいな。
オークランドに来てから、家の近くに見つけた美味しい火鍋屋「麻辣誘惑」は、
あんなに大繁盛だったのに、今では餃子やさんになってしまいました。
そして、昨年新しくOPENした別の火鍋屋「小肥羊」が、
今ではすっかり私たちの行きつけとなっています。
ここの火鍋のスープが美味しいんだな、これが。
また、メニューも豊富。
そして、この店、現在夏限定で、夜中の2時まで営業時間を延長しているのです!
でも、最近看板を見たら、「夏限定」という文字はなくなり、
もしかしたら、夏が終わっても、2時まで営業してくれるんじゃないかと期待しています。
というわけで、仕事のあと、2週に1回くらいのペースで通ってます。
ただし、サービスは中国レベルです。
多分給料は固定給だと思うんですが、スタッフ全員が好き好きにあいてるテーブルに座って、
携帯やったり、ジュース飲んだり、自由に過ごしてます。
料理が出る時だけ運ぶ。みたいな。
まあ、私たちが行くのは0時過ぎなので、もっと早い時間はちゃんと働いているんでしょうが、
日本では有り得ませんよね。
ま、でも、こんなことを気にしていたら、美味しい中華料理にはありつけません。
さて、この「小肥羊」のいいところは、まあいろいろあるんですが、
まず、家からも3分、店からも3分。という超アクセスの良い場所にあります。
歩いていけるって最高ですね。
いつも、仕事の帰り、着物のまま行って、とりあえず注文して、
それから家に帰って着替えて店に戻ります。
大体、ちょうど鍋が出てくる良い頃です。
鍋のスープは、ハーフ&ハーフで注文するのですが、
辛さが選べます。
私たちは、一番辛くないのを選ぶのですが、それでいて、この色です。
もちろん、見た目通り、とっても辛いです。
なので、「白湯のみ」でもいいんじゃないかと思うんですが、
ハーフ&ハーフにするのには理由があります。
それは後ほど。。。。
さて、オーダーはチェックシート式なのですが、
英語と中国語があります。
私は中国語のチェックシートをもらいます。
英語よりも漢字の方が分かりやすいし、中国語メニューにしかないものもあります!
ちなみに、ここで中国語メニューを頼む時点で、
このあとの接客は全部中国語になります。
そして!今年から新たに、写真つきメニューも登場!
英語も中国語もピンとこない人にはもってこい。
これで、ますます注文がしやすくなりました。
お薦めは特選羊肉と豚肉です。
(豚肉は一種類)
中国しゃぶしゃぶでは、豚肉を置いてない店が多くて、
たいてい中国のSPAM缶みたいな「午餐肉」という缶詰の豚肉を置いています。
なので、スライスした豚肉がメニューにあるというのも、この店の特色であります。
また、中国しゃぶしゃぶといえば羊肉が主流。
ま、店の名前をみたら一目瞭然なんですが、日本とはそこが大きく違いますね。
日本のしゃぶしゃぶっていったら、牛が主流ですもんね。
だけど、やっぱりNZなだけあって、ラム肉がおいしいんですよ。
普通の羊肉と牛肉は$10
特選羊肉と特選牛肉と豚肉は$12です。
さて、それと、案外おすすめなのが、「凍豆腐」
これ、いわゆる日本で言う「高野豆腐」とは違うんです。
実は、私、高野豆腐はあまり好きではないんです。
あれは、凍らせたあと乾燥させて作るんですよね。
でも、中国の「凍豆腐」は、純粋に凍らせただけの豆腐。
何が違うって、豆腐感を残したまま、スポンジのようにスープをよく含み、
食感は厚揚げに近い感じ。
まあ、とにかく、スープを良く含むので、火鍋には最適なんです。
騙されたと思って食べてみてください。私は、火鍋に限って言えば豆腐より好きです。
(単品を注文しなくても、豆腐盛り合わせを注文すると、入ってきます)
そして!鍋も終盤に差し掛かってきた頃、
最初から美味しい「白湯スープ」に、さらに肉のうまみが加わって、煮詰まって濃厚に。
そこで登場するのが「白飯」と「生卵」です!
(メニューにないので、ないときもある)
そう!この、おいしスープで、最後に雑炊を作っちゃうんですねー!
さて、火鍋の白湯スープの方にご飯を投入。
そして、しばらく煮込んだ後に、生卵をさっとかけまわします。
これが、なぜ、ハーフ&ハーフを注文するのかっていう理由なんですが、
二人分の雑炊を作るのに、鍋全部が白湯スープだと、ちょっと多いんですよね。
ハーフでちょうどいい!
というわけで、最後に香菜をふりかけて雑炊完成です!
なんて美味しいんでしょう!
さっきまでお腹いっぱいだったはずなのに、2膳いただいてしまいました。
ふーーーー。
超満腹。ってやつです。
さて、この火鍋を雑炊にするって、今まで一度も考えたこともなかったんですが、
実は、「小肥羊」の日本版ウェブサイトで発見したのです!
日本でも、都市を中心に10店舗を展開しているのです。
そもそも、私が初めて「小肥羊」に行ったのは10年前の北京。
3日に1回は行ってましたね。
なにしろ、観光ツアーでいったわけではなかったので、
毎日現地の人と同じもの食べてたら、おなかがくだっちゃってもう大変。
そんな中、確実に火を通して食べられる火鍋は、私が安心して食べられる数少ないものの1つでした。
「小肥羊」の日本版ウェブサイトを見ると、
1999年に1号店を出店して、
2000年には5店舗になり、(ここまでは普通)
2003年には、中国国内で700店以上を出店。
この飛躍が尋常じゃないですよね。さすが、超大国。
そして、このウェブサイトの「火鍋について」というページに、
「中国が育んだ食の真髄、医食同源。
忙しい現代人の生活リズムに合わせ、手軽に美味しい火鍋を」
-つけダレはいらない。これが究極の火鍋-
と、紹介されていました。
そうなんですよ。つけダレがいらないくらい、しっかり美味しいスープなんです。
ま、いつも「胡麻ダレ」使いますけどね。
で、そのウェブサイトに、この、「最後は雑炊で〆る」という食べ方が、
写真つきで紹介されていたのです。
まあ、日本だけの食べ方かもしれませんが、ちょっと試してみたら、美味しいじゃないですか!
ほんと、目から鱗とはこのことです。
1つの鍋で2度美味しい。
この食べ方を覚えてから、「小肥羊」が、ますます楽しめるようになったのでした。
ちなみに、中国の巨大チェーンである「小肥羊」は、
火鍋のスープも販売しています。
でもね、実は、「小肥羊」のウェブサイトを見ても、
「ニュージーランドにも展開」ということが書いてないのよね。
ちなみに、「韓国、日本、アメリカ、カナダ、インドネシア、ドバイ」とは書いてありました。
なので、もしかしたら、得意の「真似っこ商法」なのかも。。。。
という疑いが浮上しています。
でも、美味しいんでよしとしましょう。
次、日本に帰ったら、是非日本の「小肥羊」に行ってみたいです!
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