さて、久しぶりにとても完成度の高い料理を堪能させていただいた「Raita Noda Chef’s Kitchen」ですが、実は、お酒も堪能いたしました。
ダンナは、料理に合わせてワイン&酒ペアリング。わたしはそんなにたくさんは飲めないので、単品で日本酒を注文したのですが、お酒もお料理も美味しいもので、次々と日本酒を注文してしまい、結果だいぶ飲みました(笑)

最初、十四代を注文したのですが、グラス一杯に満たなかったので、こちらはサービスで出していただき、十四代と同じくらいのお値段がする「百黙Future」をいただきました。日本での販売価格が一本15,000円くらいする高級酒です。美味しいに決まってます。

日本酒が、どれも美味しすぎて、想定していた量の3倍のみました(笑)

それでですね、カウンターの真正面とはいえ、忙しそうにお皿を作り上げていくRaitaさんに話しかけるチャンスってのはなかなか見いだせず、なにかお料理を出していただいたときに「日本からお越しですか?」と聞いてくださったんで、それを機に、「実はニュージーランドから来ました」って話になって、そこからいろいろお話させていただきました。

そして、この、お刺身のお料理が出てきたときに、Ocean Roomのマグロの刺身を思い出し「実は、13年前に、Ocean Roomに行ったことがあるんです」と打ち明けたのです。

今回いただいた刺身
Ocean Room でいただいた刺身

13年前にOcean Room でいただいたマグロのお刺身。
それぞれ違う仕上げがしてあって、それぞれ違うシーズニングでいただくんですよ。今は、オークランドのCocoro でも「醤油で食べない刺身」を提供していますが、13年前にこれは、かなり斬新で、感銘を受けました。
当時、Ocean Room では「七福神のカクテル」というのをやっていて、そこからインスピレーションを受けて、それが、現在超人気の「TATSUMI 干支カクテル」のはじまりでもあります。

ちなみに、TATSUMI のオークランドのお店では、こんな串揚げもやってましたよ。これは偶然かぶった(笑)

そんなわけで、Raita さんの作り出すお料理は、13年前に一度訪れただけでも今でも忘れない衝撃があって、そして今こうして、現在のRaita さんのお店に13年ぶりに訪れたら、確実に進化している料理にまた出会うことができて、本当に今回のオーストラリア旅行の中で一番の収穫でした。
やっぱり、料理人てたくさんいて、いろいろな種類の料理があって、同じ和食でも様々で、しかも、同じことをやっていても、料理人によって全然違うものが出てきたりするし、どれが良いとか悪いとかではないんですけど、たぶん、Raita さんの生み出す料理は、わたしたちの「美味しい」と思う感覚にドンピシャなんですよね。

そんなわけで、実は13年前にOcean Room に行ったことがあるという話から、色々お話しさせていただいて、そんな中で「お仕事は何をされていらっしゃるんですか」と聞かれ、隠すわけにもいかず「クィーンズタウンでレストランやってるんです」って話になって、すべてのお料理が終わって、他のお客様がみなさん帰られた後に、お店で一緒にお酒をのみながら語り合う。という素晴らしい時間を設けてくださいました。

そして、わたしが「このような腹心の部下とも呼べるスタッフと二人で、このサイズのお店を経営する。ってまさに理想の形ですよね」と言ったところ、「あ、息子です」と言われて、さらにビックリ。ただでも理想の形だと思ったのに、まさかの息子さんとは、まさに究極の「理想の形」ですね。
でも、奥さんはお店の経営にはかかわっておらず、シェフ2人。でも、シェフがカウンターで料理を出して、説明して、お酒もサーブして。ってやるんだから、ホールの人間いらないですよね。
しかも息子さんはオーストラリア生まれのオーストラリア育ち。英語はネイティブですよ。ほんと、最高でしかない。

それにしても、息子が自分の仕事を見て、自分と同じ仕事に就いて、しかも一緒に働いてくれるって、ほんと、最高すぎる。よっぽどカッコいい「親父の背中」見せてきたんだな。って思います。

そして、親子そろってパグ犬に夢中で、そんなおちゃめな私生活の話まで聞かせていただきました(笑)

オーストラリアのシドニーという大都会と、いなかの国ニュージーランドの、いなかの町クィーンズタウンとでは、いろんなことが大きく違いますが、同じレストラン経営者として、「あるある話」や「苦労話」そして、コロナ期間中の話、シドニーの美味しいレストランの話、わたしたちがオーストラリアを旅しながら訪れたレストランの話など、いろいろさせていただきました。
まさか今朝6時に空港に到着して、睡眠不足と疲労でフラフラしていたとは思えないほど元気に夜を明かし、酔い覚ましに、ホテルまで20分くらい歩いて帰っちゃいました。

旅行を終えて、クィーンズタウンに帰って来て、いつものように営業が始まり、いつものようにシドニーからのお客様がたくさん来店され、わたしが先週までシドニーに遊びに行っていた話をすると、「どこのレストラン行ったの?」と必ず聞かれるので、「Raita さんの店が素晴らしかった!」とお話しています。

この冬、もしRaita さんがクィーンズタウンにスキーに来ることがあれば、ぜひともまたお会いしたいです。そして、うちの店は見学だけでいいので、どこかのレストランで、一緒にまた酒を酌み交わしたいものです。

にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ
にほんブログ村
↑↑↑
ブログランキング参加しています!
良かったらクリックでの応援、よろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA