突然ですが、明日クライストチャーチ入り。


店の改装を進めるにあたって、クライストチャーチの巽から、厨房器具や椅子テーブルなど、
さまざまなものを、オークランドへ持ってこなくてはなりません。
取りに行くとなったら、これがクライストチャーチの巽に入るのは最後になりますので、
もう「すべてを撤去」しなくてはならないということです。

「すべてを撤去」の「すべて」って、一体どこからどこまで?
という話なのですが、
基本的には、欲しいものはすべて持ってきます。
それはいいとして、
いらないものは?
置いてきていいのか?っていうと、いいわけないと思うけど、
でも、現在の状況を考えると、機材など取り出さず、そのまま放置されている店なんていくらでもあって、
だったら、私たちも、欲しいものだけ取り出して、いらないものは置いてきちゃだめ?
と思うわけです。

例えば、いらないものっていうと、割れた皿とか、ワインとか。
いわゆる「ゴミ」なので、いらないものと、
ゴミではないけれど、もう使わない「古い椅子」とか。
レストランにあるもの、全部持ち出さないといけないのかな?

反対に、今度はどこまで持っていっていいかっていう話。
例えば、改装のときに引いたガス管とか、改装時に新品に換えたトイレとシンクとか、
新しく作ったバーカウンターとか(持っていけないけど)。
いわゆる、「設置」してしまった持ち出せないもの、取り外して持ち出していいのか?
持ち出せない場合、これは保険がきくのか?

このように、「持ち出していいもの」は、どこまでなのか?
「置いていっていいもの」はどこまでなのか?

このあたりがよくわからないのです。
しかも、通常、綺麗に清掃して、カーペットクリーニングもしてから出ないといけないのですが、
なんせ、水も電気も通っていませんから、掃除は、申し訳ないけどできません。

そんな状況で、一体全体、どれだけ機材を持ち出すことができるのか?
いろんなことが分からないまま、巽の機材搬出は、今週の水曜日に決行されることになりました。

巽は、地震から6ヶ月たった今でも「立入禁止区域」内にあり、
そのエリアに入るためには「レッドゾーンアクセスプログラム」という申請をしなくてはいけません。

必要なのは、建物がLevel 2 の審査をクリアしていること。
それと、安全確保のため、一緒に中に入るエンジニアを見つけること。

この2つをクリアすれば、申請が通ります。
とは言っても、この、エンジニアを見つけるのも大変でした。
何件電話しても「忙しくてだめ」とのこと。
かなり絶望的になってきた頃、30件ほどかけたところで、やっと請け負ってくれる人を見つけました。
本当にラッキーです。
とっても親切な人で、料金も良心的。
ちなみに、時給$200で、一日$1600。
さらに、荷物を運ぶトラックと運転手の手配ですが、
こちらは時給$120。
つまり、エンジニアとトラック合わせて、時給$320ですよ。
ああ、恐ろしい。

あとは、立入り禁止エリアに入る人を、事前登録しなくてはいけません。
これも大変でした。
突然決まったことですし、しかも平日ですし、なかなか一緒に中に入ってくれる人が見つかりません。
クライストチャーチでは、なんとか二人、お手伝いしてくれる人が見つかり、
オークランドからは、わざわざクライストチャーチまで一緒に来てくれる人が二人見つかったので、
なんとかなりそうです。

でも、巽から荷物をすべて搬出する作業がどれほどのものか。
考えただけでもゾッとします。
作業量だけでなく、地震から半年たった街や巽がどうなっているのか、
直面することが、少し怖くもあります。

さあ、いざ、クライストチャーチへ!

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ
にほんブログ村
↑↑↑
ブログランキング参加しています!
良かったらクリックでの応援、よろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA