保険屋との交渉 ①


クライストチャーチの地震から、すでに9ヶ月が経ちましたが、
先日、やっと保険屋さんとの最終交渉に入りました。

私たちが加入していたのは、「Food & Bevarage 保険」という、
レストランアソシエーションと提携している保険会社の、レストラン専門の保険でした。
他社と比較したりすることが面倒くさい私たちは、
なにも考えずに、勧められるがままにこの保険に加入し、
そして、結果として、そのお陰で、地震の被害にあっても、あまり焦らずに生活をすることができていました。

とはいっても、保険というのは、すぐにお金がもらえるものではなく、
最初は当然自分たちの資金でまかなわなければいけません。
ですので、オークランド移転も、保険金をもらったから決行したわけではなく、
まずは自分たちの資金で収まる範囲で、移転と改装の計画をたてました。

ところが、「保険金がおりるから」という理由で、
あまり気にせずに有り金を店の改装にじゃんじゃんつぎこんでいった私たちは、
気づくと、預金通帳の残高はかなり厳しいものとなっていき、
「いったいいつ保険がおりるんだ?」と
かなり焦り始めていたのです。

まず、保険屋さんとの交渉ですが、
そもそも保険金を請求するためには、いろいろな書類を出さなくてはいけません。
そのほとんどが、お金に関するものですので、
私たちは、その書類作成を、TATSUMI のオープンの時からお世話になっている会計士さんにお願いしました。
クライストチャーチで、唯一日本語を話すことができる会計士さんです。
そして、この会計士さんが、書類作成だけではなく、
保険屋さんとの交渉すべてを引き受けてくれることになりました。
というのも、この会計士費用は、「保険請求書類作成費用」として、保険屋さんに請求することができるのです。
保険の契約内容すらきちんと理解していなかった私たちは、「保険請求面倒くさいなぁ」と思っていたのです。

さて、この保険ですが、
私たちが加入していたものは、
・地震で使えなくなった機材(冷蔵庫や食器など)
・地震で使えなくなった食材(冷凍、冷蔵、ワインなど)
・家賃保障(地震後も家賃を請求された場合)
・人件費保障(地震で働けなくなったスタッフの給与)
・営業保障(地震が起こらなかった手に入るはずだった利益)
・移転費用(店を移転せざるを得なくなった場合にかかる費用)

などが含まれる、いわゆる「フルカバー」保険です。
もちろん値段が高いので、多くのレストランは、
「機材、食材のみ」という保険に加入していました。
だって、まさか営業できなくなったり、移転せざるを得なくなるような事態が起こるとは、
普通あんまり考えていませんよね。
でも、他社と値段比較すらしていなかった私たちは、
「フルカバー」であることも、その高額の保険料金も、「これが普通」だと思っていたのです。

そして、会計士さんに、保険会社との交渉をお願いしてから、
まずは、地震の起きた2月22日~7月31日までの「営業保障」
いわゆる「BI(ビジネスインターラプション)」がおりることになりました。
これがおりたのが7月末ですから、8月1日に現在のTATSUMI を購入した私たちにとっては、
まさに、願ってもない保険金でした。

そして、10月18日にお店をOPENしても、なかなか思うように売上があがらず、
高い家賃と人件費に苦悩していた11月初旬。
お店がOPENしたということで、営業保障の支払いが終わるため、
8月1日~10月18日の分の保険金がおりました。
これでなんとか、11月も乗り越えられる目処が立ちました。

営業保障は、金額としては一番大きいものでしたので、
この保険の支払いが終了してしまい、
あとは、本気で店の収入だけでやっていかなくてはならなくなりました。

あと残っている保障は、
・CHCでの機材搬出からAKLでの機材搬入までの費用
・ダメージをうけた食材
・ダメージをうけた機材
です。
これは、実際にかかった費用に対して支払われるもなので、
営業保障のように「いったいいくらもえるんだろう?」みたいなことはありません。
ただ、請求したものすべてが保障されるわけでもないので、
思っていたより少なくなることはあっても、多くなることはありません。

営業保障と、機材食材の保障をする担当部署が違うので、
今回は、機材食材(マテリアルダメージ)を担当する方と会うことになりました。
会うといっても、担当者はニュープリマスの人で、会計士はクライストチャーチにいるので、
みんなでオークランドのTATSUMI に集合することになりました。
なんで、わざわざ会わないといけないんだろう?と思いましたが、
書類を前に、みんなで1つ1つ摺りあわせたほうが早いんだそうです。

すでに新しい店をOPENして、保険支払いがすべて終わろうとしているので、
まだ係争中のところと違い、さっさと払って終わらせたいようです。

保険屋、会計士、私たちとの話し合いがどうなったかは、
長くなったのでまた次回。

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