今年の紅白歌合戦


さて、今年も待ちに待った紅白歌合戦がやってきました。
そもそも私は、日本にいたときから、「年末は家族で紅白歌合戦を見る」という習慣がありましたので、
NZに来てからも、おもしろいとかおもしろくないとか、知ってる人が出てるとか出てないとか、
そういうのとは関係なく、年末は紅白を見なければいけない。いや、見たい、のです。

日本時間19:15から始まる紅白歌合戦は、時差の関係で、NZでは23:15から始まります。
23:15までに仕事を終えて家に帰れれば問題ないのですが、大抵帰れないのでもちろん録画します。
そして、昨日は、紅白を見始めたのが2:00AM。日本時間では10:00PMですね。

一曲目はあゆでスタート。対するはNYC。
それにしてもあゆは歳とったなぁ。声も老けた。
貫禄も歌唱力も、もちろんあゆの方が上なんだけど、若さと元気さでNYCに一票。
ジャニーズJrが大量に応援に駆けつけたと思ったら、
AKB 48も200人。すごいね。数で勝負。
でも、元気を貰うっていう意味では、こういう明るいオープニングはいいと思います。

藤あや子と細川たかしの対戦もよかったな。
両方とも東北を応援する歌だったし、
前半戦では、一番の盛り上がりだったと思います。
もちろん、歌も上手だしね。

後半戦にはいり、K-POPが続きましたが、
普段からNHKしか見ない私は、K-POPを見るのは初めてに等しく、
さらに、東方神起が2人になっていることに驚きました。
K-POPを紅白に参加させるかどうかは、物議を醸していましたが、
応援している日本人がいて、日本で人気があるのであれば、
出演者の国籍にこだわる必要はあるのでしょうか?
NZのような多国籍国家で暮らしているからか、この件には、別になんとも思いませんでした。
むしろ、「海外で頑張っていてすごいな」と思うほどです。
まあとにかく、みなさん日本の歌手に劣らないステージを披露してくれていましたよ。

松田聖子&神田沙也加は、いつの間にか神田沙也加がものすごい大人になっていることに驚きました。
最初は親の七光りと言われていましたが、現在はミュージーカル界で頑張っていますよね。
自分の実力で、これからも頑張っていって欲しいと思います。
2人の親子参加も疑問視する声があったようですが、
「親子の絆」という意味では、悪くない演出だったと思います。

そして氷川きよしは「情熱のマリアッチ」
私は氷川きよしの歌唱力は高く評価していますので、
もっとその歌唱力を生かした歌を歌って欲しいと思いました。もったいない。
続いて坂本冬美の「夜桜お七」。さすが、かっこよかったですよ。

例年の紅白だと、後半戦の後半あたりから、演歌色が強くなって飽きてきてしまうのですが、
今年は演歌色が強くても、飽きさせませんでした。
それはやはり、歌手の方ひとりひとりの「歌に込めたメッセージ」と、
ベテランならではの歌唱力のたまものだったと思います。
西田敏行、長渕剛、和田アキ子、五木ひろし、と力強い歌が続き、
そこに若手である絢香、いきものがかり、嵐が対戦相手として組み込まれていきます。

そして、後半戦も終盤。
松任谷由美「春よ、来い」
EXILE「Rising Sun」
天童よしみ「愛燦燦」
北島三郎「帰ろかな」
石川さゆり「津軽海峡冬景色」

魅せるステージが続く中、大トリのSMAP登場。

SMAPの人気や実力はともかくとして、やっぱり歌唱力がなぁ。
ずっといい歌を聴いて迎えた最後の曲で、がっくり来てしまいました。
何を隠そう私は大のジャニーズファンですが、
それでも大トリは、もっと歌唱力のある歌手にして欲しかったと思います。
SMAPが音をはずす度に、苦笑いでした。

今回の紅白で、私の中での目玉は、
椎名林檎と松任谷由美の出演でした。
椎名林檎は相変わらずかっこよく、
松任谷由美は、例年であればドリカムが務めるであろうポジションを、しっかりと盛り上げていました。
「春よ、来い」よかったです。
これ、トリでもよかったと思う。
あと、平井堅は、もっと後半戦でもよかったな。

それにしても、藤あや子もとか、松田聖子とか、郷ひろみとか、
「この人いったい何歳なの?」と思う歌手が多く、
調べてびっくりの年齢だったりして、
歌って若さを保つ秘訣なのか?と改めて驚嘆。

紅白対戦としてではなく、エキシビジョン的な位置づけで参加した、
芦田愛菜&鈴木福「マルマルモリモリ」
夏川りみ&秋川雅史「あすという日が」
嵐「ふるさと」(桜井くんのピアノ演奏)
は、どれもよかったです。
対戦以外の部分は、紅白の醍醐味の1つでもあり、満足度は高かったです。

さらに言うと、今年の紅白は、進行のテンポもよかったと思います。
例年は、曲と曲の間に妙な間があくことが多く、テンポの悪さを感じる場面も多々あるのですが、
今年は、次々に曲紹介が行われ、次々と歌が披露されていき、
全体的にもたついた感じを受けることが少なかったと思います。
これは、司会進行のよさというよりは、構成や演出の変更があったのでしょうね。
でも、井上真央ちゃんも、嵐も、若くて慣れていないのに、頑張って盛り上げていて、
さらに、妙にかしこまらずに、明るく務めていたことが、好感が持てました。

さて、勝敗はというと、7年ぶりの「紅組」優勝。
私も毎年得点をつけながら視聴していますが、ダントツの白組勝利。
でも、今年は、紅組と白組が、ほぼ同点だったのです。
ですので、勝負の結果については、半分納得といったところです。

審査の内訳はというと、
ケータイ審査員   白組勝利
ワンセグ審査員   白組勝利
デジタルTV審査員  紅組勝利
会場審査員     白組勝利
となっていて、一見、完全に白組が圧勝に見える結果だったのです。
でも、もっとも数の多い「デジタルTV審査員」の投票で紅組が勝利だったので、
総合得点で、紅組が優勝となりました。

ちなみに、昔は、会場の観客とゲスト審査員の票だけで、勝敗が決められていましたので、
現在の投票方法になってからは、お茶の間の声が反映されるようになり、
そういう意味ではAKB48の功績は大きかったのではないでしょうか。

だって、会場審査員の投票では「白組1774票。紅組591票」で、
完全に白組の勝利なのです。
まあでも、どっちが勝ってもおかしくなかった今年の紅白。
「いかに紅白で東北を応援できるか」ということが企画の中心にあり、
それを見事にやり遂げた紅白だったと思います。
ここ数年では、もっとも良い内容でした。

それにしても、紅白を見終わったのは朝の6時半。
今年の日の出が6:05だったので、初日の出を拝みながらの紅白観戦の予定でしたが、
残念ながらの曇り空で、初日の出を見ることはできませんでした。
朝まで紅白観戦にお付き合いしてくれた皆さんに、感謝いたします。

さて、朝の7時に床に就いた私。
今日起きたのは、まさかの夜の7時。
脅威の12時間睡眠ですよ。
途中、トイレにすら起きませんでした。
そうこうしている間に、元旦も終わってしまいそうです。
そして、きっと、今夜は目が冴えてしまって寝れないのでしょうね。
ぐうたらなホリデーの始まりを象徴するかのような初日となってしまいました。

みなさん、2012年も、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

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