Manager’s Certificate の面接に行ってきました


以前、LCQ(Licence Controller Qualification)という資格を取る為に、
徹夜で猛勉強したことは、ここに書いたことがありますが、
今回は、その次のステップである「Manager’s Certificate」取得のための面接に行ってきました。

LCQは筆記試験のみですが、Manager’s Certificate は面接のみです。
まあ、二つで一つって感じなんですが、この資格を持っている人が店にいないと、お酒を販売することができません。

お酒を売るためには、「販売する店自体が持ってなければいけない」ライセンスと、
「販売する責任者が持ってなければいけない」ライセンスと、両方が必要なのです。

今までは、うちのダンナが持っているので、「ま、いいか」と思っていたのですが、
地震のあと、だいぶ時間があったので、せっかくだから取ってみようということになりました。
まあでも、LCQの筆記試験は暗記あるのみ。だったのですが、
面接となると、暗記のみならず「理解」も必要です。
試験なんですから当然のことなのですが、なんせ英語ですから、暗記のほうが楽なのです。

面接のために、テキストを日本語でまとめなおそうと最初は思ったのですが、
なんせ使われている単語が難しいものが多く、もし日本語で覚えてしまったら、それを英語にできない。。。
という問題があり、結局英語でまとめなおして、英語で覚えることに。

だって、「酔っ払いの兆候」っていうところで、
Staggering →よろける
Abusive behaviour →態度が悪い
Clumsiness →手元がおぼつかないみたいな?(例に「お金を落とす」って書いてあった)
Moodiness →不機嫌になる
Generosity →気前がよくなる

こんなの、日本語だった、すらすら出ますけど、日本語で覚えておいて、「じゃ、英語で」っていわれても、
知らない単語ばっかりで英語にできません!

それと、全員が、一人ずつ暗唱させられるという噂の「Object of the Act」
なんのためにこの法律があるのかってことなんですが、これは、もう丸暗記するしかありません。

「The object of this Act is to establish a reasonable system of control over the sale and supply of liquor to the public with the aim of contributing to the reduction of liquor abuse, so far as that can be achieved by legislative means」

はい。これ一文です。長すぎやしませんか?

思い出しながら書くならいいけど、言うのって、なかなか難しいです。
日本語ならなぁ。いくらでも言えるのに。

まあ、他にもいろいろ覚えなくはいけないことがあるのですが、なんせ何を聞かれるか分かりません。
面接では「どれだけちゃんと理解しているか」「Manager として勤務するのにふさわしいかどうか」などが見られます。

噂によると、8人前後のグループ面接で、最初の暗唱以外は、質問をみんなに投げかけ、
みんなで答えたり、順番に答えたりするような流れらしく、それほどたくさん回答する機会はないんだとか。
あんまり順番がまわってこないことを祈るしかありません。

そもそも、この面接は、うちのスタッフと一緒に受ける予定で、一緒に窓口で申し込んだのです。
ところが、私だけ「来週の水曜日にCITYで面接」と連絡が来て、
彼女は、「3月にマヌカウ(すごい遠い)で面接」と連絡が来たのです。

同時に申請して、なぜそんなことが起こるのか?
彼女は市役所の担当部署に電話して聞いてみました。
すると、CITYはとても込み合っているので、彼女の申請はマヌカウにまわされたんだとか。
それでも、私は来週なのに、彼女は2ヵ月後って、そんなに先ならマヌカウじゃなくてせめてCITYで。。。って思うんですけどね。
完全に「ダメ」と断られていました。

そんなわけで、私はひとりさみしく面接に挑むことになったのです。

ところが!
今日面接に行ってみると、8人くるはずの受験者が、たったの3人しか来ていなかったのです。
5人は欠席。面接官もびっくりですよ。
結局、面接は3対1で行われることになり、答えなければいけない回数が飛躍的に上がってしまったのです!
なんという災難でしょうか。
信じられません。

そして始まった面接。
私の右側はネイティブのニュージーランド人。
私の左側はインド人。

当然ネイティブの人は、すらすらと回答していきます。
そしてインド人は、信じられないくらい分かりにくい英語で、面接官も何度も聞きなおすほどなのに、
これがよくしゃべるんです。

1つの質問に対し、回答が5つある場合など、ひとり一つずつ答えればいいのに、
何をアピールしたいのか、いきなり一人で5つ全部答えちゃったりするんですよ。
まあよくしゃべるしゃべる。

そういうわけで、流暢なネイティブと、しゃべりすぎのインド人に挟まれて、
私の入っていく隙が全然ないのです。

でもあまり発言したくないし、ましてや全員に投げかけた質問を率先して答えるなどは全然したくないので、
順番に答えるとか、順番にあててもらうとか、そういうのがやりやすいのです。
こういうとき、日本人てやっぱり自己主張が弱いよな。と思います。

でも、あまりに発言しないと、試験をパスできないかもしれません。
あとは、できるだけ面接官の説明を、頷きながら復唱したりして、
理解していることをアピール。

これが日本語だったら。。。と何度思ったことか。

面接のお知らせには、約1時間と書いてあったのですが、人数が少なかったからか、
結局20分程度で終了。無事全員合格。

ところが、
「キミ、ちょっと残って」
と面接官。

「え?わたし?」

どうしよう。なんだろう。

「キミ、ホスピタリティの経験あるの?
レストランオーナーで、現場での経験がないとなると、
この資格は、ホスピタリティの経験が必須だから。。。」
といわれたのです。

そうか。私がただのレストランオーナーで、現場には関わっていないかもしれないと思ったのか。

というのも、通常、この資格を申請する際は、
ちゃんと現場で経験があるというリファレンスレターを添付しなくてはいけないのですが、
私のレターには「レストランオーナーである」という内容で、現場で働いているということが書いてなかったのです。

そこで、「ちゃんと現場で働いているよ!」言ったら、
「ならOK」ってことで、無事免状をもらえることになりました。

あー。よかった。

ほんと、こういう思いは二度としたくないですね。

にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ
にほんブログ村
↑↑↑
ブログランキング参加しています!
良かったらクリックでの応援、よろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA