冬に向けて、ビニールハウス作っちゃいました！

夏も終わりで、雨の日が多くなってきたオークランド。
冬が始まりつつある証拠です。

とはいえ、まだまだ全然寒くないんですけどね。
それでも、完全に冬に突入し、寒くなる前にやらなければいけないことがありました。

それは、「ビニールハウス作り」です。

夏の間、仕事の合間に育ててきた大葉も、そろそろ終わりを迎え、
100株以上あったのに、今では、30株を残すのみとなりました。
葉を収穫して刺身や天ぷらに使い、
花が咲いて実をつけたら、紫蘇の実の佃煮や塩漬けとなり、
本当に大活躍だった大葉。
実をつけたら、もう新しい葉は出てきませんので、残った小さな葉っぱたちも全部摘んで、
刻んでソースに混ぜて使いました。

大葉を育てることは、料理で使えるのはもちろんのこと、
家庭菜園の楽しさも教えてくれました。

「よくそんな暇あるよね」と言われ続けていましたが、
暇な時間なんて全然ありません。時間とは自分で作るものなのです。

そんなわけで、冬に向けて大葉があと30株となったところで、
冬も家庭菜園を楽しむために、「ビニールハウス購入計画」が立ち上がりました。
夏の間、バルコニーに設置していた入浴のための子供用プールを片付けて、
早速ビニールハウス購入の準備に取り掛かりました。

邪魔じゃない程度に、できるだけ大きなものを設置したい。
入念にバルコニーを計測し、いざ、ホームセンターへ！

とりあえず、ANZAC DAYに設置しようと思っていたので、それまでに2回下見に行きました。
ポリカーボのは超高いので、ビニールシート製のものにしました。
これでやってみて、うまくいって、調子にのったら、将来もっと本格的なものを買うかもしれませんが、
今はビニールシート製で十分です。

そして、迎えたANZAC DAY。
バルコニーにビニールハウス設置が始まりました。
まずは骨組みから。
なんの役にも立たない組み立ての説明書を見ながら、ほとんど勘で組み立てていきます。

これは、本当に偶然なのですが、今まで大葉を置いていた棚が、すっぽり丸ごと中に入りました。
あと数センチ違えば入らなかったくらいにピッタリで、ほんと、驚きました！

そして、ビニールシートをかけます。

もう実をつけている株をすべて引き抜き、プランターに新しい土と栄養剤を混ぜて、
紫蘇のマイクロハーブを植えていきます。
１トレー＄５で、これ、何株ありますかね？相当ですよ。

このトレーのまましばらく置いておくと、双葉のあとから大葉の小さい葉が出てきます。
大体1～2週間で大分伸びてくるので、大きく伸びて来たものを選んでプランターに植え替えます。
そして、ビニールハウスに設置

さて、ここまでやってから、さきほど引き抜いた紫蘇の茎を、葉と実に分けていきます。

残った３０株は、もうあと１～２週間後くらいに、最後の収穫を待っています。

オークランドではマイクロハーブが買えるので、種からは育てません。
しかも＄５で超大量だし。
だからといって、種を捨てるのももったいないから、実のうちに摘んでいたんですけど、
どうしても気づいたら種になってしまっているんですよね。
今回、あまりに大量だったので、クライストチャーチの友人に送りました。
来年、クライストチャーチで芽を出してくれることを祈ります。

そして、初めてのビニールハウス栽培が始まったわけですが。。。
なぜかまるで夏が戻って来たかのような晴天が続き、
ビニールハウス内が、まるで熱帯雨林状態。
暑いだけでなく、すごい湿気なのです。

ビニールハウスのいいところは、もちろん冬でも内部が暖かいことなんですが、
とにかく換気ができないので、内部が相当ムワっとするのです。
まあ、今とくに、外気温がまだ高いので余計だと思うんですが、
毎日朝起きたら、まずは入り口をあけて換気します。

でも、あまりの湿気に、カビてくるんじゃないかと心配した私は、
入り口にネットを張ることを提案。
換気のために入り口を開けておくと、虫が入ってしまうかもしれないし、
入り口は開けておきたいけど、虫は入れたくないのであれば、
入り口をネットにするしかありません。

今くらいの気温があれば、外でも大丈夫なくらいなのに、
入り口を閉めてしまったら、ビニールハウス内部は高温多湿すぎて、
むしろ大葉にあまり良くないような気もするのです。

しかも、夏になっても入り口にネットがあれば、虫よけをしつつビニールハウスで大葉を育てることもできます。
一年中ビニールハウスを有効活用するためには、入り口にネットを張り、
気温に応じて入り口を開け閉めして、温度や湿度の調節をしていけばいいのです。

そこで、早速ネットを購入。
思いついたらすぐ行動ですよ。
そして、今は、こんな感じになってます。

そして、植えつけから1週間たった大葉は、
見違えるように葉っぱを付けだしたものもあれば、
根がうまく張らずに死んでしまったものもありました。
それでも、３分の２は、生き残り、元気にビニールハウスで成長しています。
しかも、ビニールハウスに入れてから新しく出た葉は、
なんだかキレイで健康そうなんです。