朝起きたら、雲ひとつない快晴。
こんなに天気がいいなら、何かしないと！と思いながら朝食を食べていると、
ホテルを出る頃には、残念なことに曇り空が広がっていました。
チェックアウトして、車を駐車場から出したところ、
ちょうど目の前に線路が走っていて、その横に「自転車マーク」があるのを発見しました。
タウランガからマウントマンガヌイへは、国道2号線で結ばれていて、車で10分程度なのですが、
それとは別で、港の反対側が線路でも結ばれているのです。
昨日車でマウントマンガヌイへ行ったときには、「自転車専用道路」があって、
自転車でもマウントマンガヌイへ行くことができるのは知っていました。
でも、まさか、線路の横に遊歩道があって、そこからも向こう岸に渡れるとは知りませんでした。
またもや私たちは、何の下調べもなく、行き当たりばったりで、
「ちょっと行ってみる？」と、車から自転車をおろしました。
というのも、今回の旅行の目的の１つでもあったのが「サイクリング」。
どこか走りたいと思える場所があって、天気がよかったら、サイクリングをしたいと思い、
自転車を持ってきていたのですが、最終日の今日まで、乗るチャンスがなかったのです。
今日はもうオークランドに帰るだけ。
ちょっとサイクリングをするには十分時間もありますし、
なにしろ、この曇った感じが炎天下よりもサイクリングには最適な気候です。
さて、さっそく線路のある陸橋まで行ってみました。
線路はともかく、その横の遊歩道は、なんだかオンボロでちょっと怖いなぁ。
橋を渡っている間は電車が来ませんでしたが、もし来たら、これ、結構怖いと思います。
かなり近いですよ。
と思っていたら、渡りきったあとすぐに電車がやってきました。
ああ、危なかった。
とりあえず、橋を渡りきったところで記念撮影
右は土手と海、左は線路。
結構怖いですよ。電車が来なくて本当によかった。
対岸はマウントマンガヌイではなく、マタピヒという町で、
農園や牧場などを見ながら自転車を走らせていきます。
１時間ほど走ったところで、突然大型ショッピングセンターにぶつかり、
ここで一休み。
iPhone のGoogle MAP で、現在地からマウントマンガヌイまでの道のりを確認します。
すぐに海沿いの道に出れるようでしたので「もうすぐだ！」と思い、マウントマンガヌイへ向かいました。
でも、この道が、長い長い。全然ゴールにたどり着きません。
海が見えてからゴールに着くのに、6kmもありました。
マウントマンガヌイは、曇り空でしたが、たくさんの人がビーチで遊んでいました。
ここでまた一休み。
出発してから2時間経過です。
ここから出発地点までは、昨日車で走った道です。
車では10分程度なんですけど、まだ残り8kmほどあります。
さて、この帰り道なんですが、以外にあっけなかったんですよ。
まず、道が平坦なことと、車と一緒なので、一生懸命走ってたからでしょうか。
国道２号線の途中で、タウランガ側の海が見えてきたので、ちょっと撮影。
このあとは、橋を渡りきって、あとはホテルの駐車場まで戻るだけです。
ホテルへ戻る途中の道で、前方は行きに渡った陸橋が、
後方には今渡ってきた国道２号線が見えましたので、思い出に撮影。
最初の1時間はのどかな風景を眺めながらのサイクリングでしたが、アップダウンもありました。
次の1時間は海沿いの道をただただひたすらまっすぐ走り続けました。
最後の1時間は、車と一緒に国道2号線を走りました。
トータル3時間、20kmの自転車の旅でした。
まさかこれほどに長距離になることを、誰が予測していたでしょうか。
国道２号線を往復していれば、こんなに時間はかからなかったのですが、
なにしろ陸橋を渡るところから始まったので、完全なる周遊旅行となりました。
これからオークランドに帰るっていうのに、いきなり超お疲れモード。
もうお風呂にはいって、昼寝したい感じでした。
とりあえず、タウランガでランチを食べて、オークランドに向かって出発したのでした。
さて、3時間のサイクリングで分かったことがあります。
タウランガとマウントマンガヌイの街は、サイクリストにとても優しい町だったのです！
向こう岸に渡ると、すぐに「歩行者・自転車道路」の表示がありました。
NZでは、通常、自転車は車道を走るのですが、
ここでは、自転車は歩道を走るようになっているのです。
でも、日本みたいに歩行者が危険にさらされることがないように、
歩道は通常の２倍程度の道幅になっています。
やっぱり歩道を走れると、安心です。
そして、歩行者が多いエリアに入ってくると、今度は自転車も車道を走らなくてはいけなくなるのですが、
車道の左端に「自転車専用」の線が引かれていて、これまた安心して車道を走ることが出来るのです。
しかも、路上駐車をしている車がいても、その横を走れるくらいゆとりがある道幅です。
自転車が、今どこを走らなくてはいけないのか。が明確で、しかも安全で、
とても快適なサイクリングでした。
せっかく自転車を持ってきたのに、最後まで使わずじまい。。。なんて思っていたのですが、
奇遇にも最終日にサイクリングをするチャンスがあって、
しかも、こんなに走りやすい場所でサイクリングすることができて、最高でした。
ちなみに、クリスマスにサイクリングをしたときは、
予測していた筋肉痛にも教われることなく、少し調子にのっていたのですが、
今回ばかりはがっつりと筋肉痛がやってくる気配がすでにしています。
このブログを書きながらも、すでに腕が上がりにくくなってきています。
そして、見てください。この足を。
完全に日焼けして、靴のあとがバッチリ残っています。
ちなみに、手の甲もやられています。
顔には日焼け止め塗ってたんですけどね。
普段からインドアな私は、手足の出ているところにまで日焼け止めを塗らなくてはいけないことなど、
まったく思いもしませんでした。
反省。
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