さて、結婚記念日で訪れた「TriBeCa」
せっかくの記念日なので、奮発して「Chef’s Tasting Menu」を注文しました。
最初の一品
キノコのスープ
ゴマと椎茸のダシで作ったハマグリのお粥ですね。
アップにすると、こんな感じ。
ホットスモークサーモンの上に、ワサビシャーベットと、海苔の天ぷらっぽいのがのってました。
クレブドンのバッファローヨーグルトっていったら私の大好物ですが、それにゴートチーズを入れてパンナコッタにしてました。でも、メニューにはゴートチーズの記載がないんですよね。
もっとヨーグルトの酸味をいかしているかと思いきや、ヨーグルトの風味はほんのちょっとで、ほとんどゴートチーズの味だったので、これは、メニューにゴートチーズって書いた方がいいと思います。
まさかの味噌スープ。すごいですよね。 イタリアンなのに。
どんなのが出てくるかと思ったら、こんなに可愛い!
下に味噌ペーストがあって、その上に、牛テール、鰻、白きくらげ、枝豆、カブなどの具が載せてあります。
その上から、ダシをかけていただきます。
混ぜたら、確かに味噌スープですわ。
鴨。柔らかくておいしーい。
ポークフィレと、豚ほほ肉の煮込み。とっても柔らかくて、二種類の調理法の豚肉が楽しめるのが嬉しい。
これ、この前来た時にアラカルトで食べました。残念ながらあまり私好みではありません。
実は、わたし、クランチバーって全然好きじゃないのでデザートも全然楽しみじゃなかったんですが、
出てきたのは、思っていたのと全然違うものでした。
今はやりの、”Deconstructed” ってやつですかね。
アップにするとこんな感じ。
はい。これで終わりです。
今、ここで料理の説明をするのに、ウェブサイトでメニューを見たんですが、
このコース料理は、ランチタイムのみの$100コースではなくて、
ディナータイムでも同じ内容で$100コースみたいです。
ランチだからって、夜よりお得なランチコースというわけではなかったんですね。
てっきり、夜に同じようなものを食べると$120とか$150とかするのかと思いました。
感想としては。。。全体的にとても満足です。
盛り付けも美しいし、食材の使い方もおもしろおいし、一皿一皿の完成度も高い。
でも、イタリアンでも、これだけ和食の食材を使っているのが、本当に興味深いです。
だって、メニューに中に、日本語がいくつ出てきますか?
海苔
ワサビ
味噌
椎茸
胡麻
枝豆。。。。
これって、イタリアンの店で、和食の食材を使うと「斬新」とか「おもしろい」とか「新しい」とかなるんでしょうが、
日本人の店で同じ食材を使っても「やっぱり日本食だね」となるんでしょうね。
だけど、やっぱり、お粥とか、ダシとかって、落ち着く味というかなんというか、
9皿食べても、全然しつこさがなくて、飽きずに楽しめました。
完全なる洋食のソースだけで9皿だったら、やっぱちょっとしんどかったかも。。。
日本人じゃない人が、日本食を真似して作ろうとすると、
「なんだか違う、へんてこな日本食」になってしまいます。
でも、日本の食材を取り入れて作る「日本食じゃない料理」は、
味は和食みたいでも、アイディアや盛り付けは完全に日本食じゃなくて、
これって、とてもおもしろくて、楽しくて、なんていうんですかね。
「いいとこ取り」っていうんですかね。
うちの店でも、こういうのは、どんどん取り入れて行きたいと思います。
食材のみならず、やっぱり盛り付けって大事ですよね。
うちの店では出せませんが、「味噌汁」と言う料理を頼んで、
TriBeCaの味噌汁が出てきたら、そりゃもう、超驚きますよね。
TriBeCaのシェフはまだ20代なんですって。
若いのにすごいなぁ。
若いからこそ、脳みそが柔らかくていろいろなアイディアが出てくるのかもしれませんね。
こういうレストランって、ディナータイムしか営業していないところが多いので、
TriBeCaが土曜日のランチタイムを営業しているのは、本当に貴重です。
また、近いうちに来たいと思います。
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