月曜日、オフィスの様子を見に行こうと出かけたところ、
昨日よりも立ち入り禁止区域が狭まっていました。
ところが、それでもイーストウィンドオフィスのはいっているビルは、立ち入り禁止区域にあり、
まったくビルに近づくことができませんでした。
というのも、今日から警官だけではなく、軍人も見張りに立ち、
ずいぶんと昨日より厳しく取り締まられていたのです。

「あそこのオフィスにちょっと書類を取りに行きたいんですけど」と掛け合ったのですが、
まったくとりあってもらえませんでした。
ビルの管理会社からメールが届き、まだビルの安全が確認されていないので、
中にははいれないとのことでした。
現段階では、水曜日からすべての活動が再開する予定となっていますので、
ビルの安全確認もそれまでには終了する予定とのことでした。
しかし、余震は小さいながらもまだ続いています。

まだ、電気と水道が戻らない地域もありますし、
水が出るようになっても、下水と上水が混ざっている場合があるので、
飲料水はすべて沸騰してから口にするようにとなっています。
これが解除されるまでは、家に被害がなかったとしても、
まだまだ日常に戻った気はしません。

ニュースで見たのも、実際に自分の目で見たのも、
今回崩壊した家は、ほとんどがレンガの家やビルでした。
レンガの家は、壁がまるごと崩れ落ちたり、2階が1階に落ちたりとした被害が多かったようです。
崩壊した家やビルを見ると、朝の4時半だったからよかったものの、
日中の地震だったら、人的被害は免れなかったことと思います。
これが、本当に不幸中の幸いでした。
クライストチャーチの高級住宅街であるサムナーやカシミア地区は、山肌に家がいくつも建っているので、
「地震がきたら、家が丸ごと落ちてきそう」といわれていたのですが、
案外この地域は、最初からきちんと地震対策をして建築されているのか、
落ちてくるような家などはありませんでした。
むしろ、平屋の古い家や、もともと湿地であったエリアに立てられた家のほうが、
今回大きな被害にあったようです。

レンガの建物は、レンガと漆喰だけで、鉄筋が入っていないので、
地震には非常に弱いことが、今回の地震でよくわかりました。
木造の古い家は、案外大丈夫で、ただ煙突だけがレンガで造られているので、
木造の古い家の場合は、煙突だけが崩れてなくなっているのをたくさん見かけました。

今日はオフィスには入れませんでしたが、車でちょっと街を走ったときに、
街の中心部じゃない場所でも、多くの家や店が被害にあっているのを見ました。
家の場合はほとんどがれんがの煙突被害。
れんが造りの教会も被害にあっていました。

お店の場合は、何軒も連なっている長屋のようになっているところが結構崩れていました。
リカトンモールや、ノースランドモールの周辺は、そのような場所がたくさんあるので、
何箇所もテープが張られて立ち入り禁止となっていました。
このあたりは、すべて取り壊して、新しくなるのでしょうか。

今日は、10階だてのマンションの10階に住んでいるお友達と一緒に夕飯を食べたのですが、
やはりかなりひどい揺れだったようで、トイレに非難したと言っていました。
テレビは倒れて画面が割れ、食器棚の扉は全部あいて、9割がたの食器は割れてしまったそうです。
棚の上に置いていた炊飯器が空を飛ぶのを、ドアの隙間から見たときは、
本当に恐ろしかったといっていました。
10階でそれだけ揺れるのですから、
イーストウィンドはいっているビルの最上階など一体どうなっているのでしょうか。

ビル管理会社からの連絡で、明日は、緊急に用のある人だけがオフィスにはいれるようですので、
早速いってみようと思います

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