お風呂の洗面台が大好きなジジ。
いつも、トイレの上から、洗面台までジャンプ!

そして、何をするわけでもなく、シンクについた水をペロペロ舐めたりしながら、静かにそこに座ってます。

私は、あまり気にせずそのままシャワーを浴びるのですが、しばらくすると床に降りてきて、シャワーが終わるのをじっと待ちます。
骨折したダンナが使っているシャワー用椅子に乗るのが好きで、シャワーが終わって扉が開くと、すぐに椅子に乗って、また水をペロペロし始めるのです。

でも、ダンナは、自分の足元もおぼつかないのに、足元にジジがうろうろすると危ないからといって、シャワーを浴びる時には、必ずジジを外へ出すんです。
それは、いつものことなんですが、昨日は、ジジをベッドの上へ、「ジャーンプ!」と言って、ポーンと放り投げたのです。
もちろん乱暴に放り投げたわけではなく、「遊びの一環」という感じではあったのですが、ジジは驚いてしまったのか、部屋から走って逃げて行ってしまいました。

いつもだったら、そのままベッドの上でまったりするようなシチュエーションだったので、気にもとめていなかったのですが、ダンナがシャワーから出てきても、ジジは部屋へ帰ってきません。

シャワーから出てきたダンナに「ジジ、ショックだったみたいで、部屋から走り出ていったきり、戻ってこないよ」と伝えると、ダンナは、ジジを連れ戻しにリビングの方へと出て行きました。

ところが、いつまでたってもダンナは帰ってこず、「どうしたかな?」と思ったところで、ジジを連れて戻ってきて「外にいた」というのです。

「外?」

すべて戸締りしているので、外にいるわけはなかったのですが、猫窓があいていました。どうもそこから勢いに任せて外に出てしまったようなのです。
普段は、自力で猫窓を開けることは、なかなかできないのに。です。

そして、ダンナがジジを床へおろしたとたん、またもやすごい勢いで部屋から走り出て、リビングを通り抜けて、そのまま猫窓に体当たりして、外まで逃亡してしまいました。

そこで、初めて、ジジが、どれだけ大きなショックを受けて、恐怖を感じ、この部屋に戻りたくないのか。ということを思い知ったのです。

外へ出て行ってしまったジジ。
最初はダンナが連れ戻しに行こうとしましたが、何も悪いこともしていないのに、急に放り投げられたとことで、ジジはダンナへ恐怖感を抱いてしまった可能性があります。そこで、選手交代で、私がジジを連れ戻しに行くことにしました。
でも、ジジは、外へ散歩に出かけているわけではなく、家にいたくないだけだと思った私は、絶対近くにいると踏んで「ジジ〜。ジジ〜。おいでー」と優しく声をかけ続けました。
外は真っ暗で街灯もないので、何も見えませんし、ましてや、ジジは黒猫なので、闇に隠れてまったく何も見えなかったのですが、私は暗闇に向かって声をかけ続けたのです。

すると、向こうの方から、チャラチャラと鈴の音が。
ジジです。
まったく見えないのですが、確実に近くにいます。
そこで、私は、「ジジ〜。おいで〜。」と声をかけ続けると、チャラチャラチャラチャラと、ジジが近づいてくる音が。
「ジジ〜!」と呼んで両手を広げて待っていると、ジジが私に飛び込んできました。
「おかえり。ジジ。怖かったね。もう大丈夫だよ。帰ろう」と、頭を撫でて、家へ連れて帰りました。

でも、部屋へ連れて帰ると、またすごい勢いで逃走。
今度は、外へ逃げ出さないように猫窓も閉めました。
ジジは、外へ出ようとして、猫窓をガリガリし続けます。
そこで私は、必殺「ちゅ〜る」を持ち出し、ジジに一本食べさせました。
普段はぺろぺろ舐めながら食べるのに、恐ろしいくらいにガシガシと袋ごと噛んで食べるジジに、よっぽど気が立っているんだなぁ、と感じました。

部屋へ連れて帰っても、また脱走するだろうから、今日はジジをそのままリビングに置いておくことにしました。普段も、別に、部屋へ連れて帰っているわけではなく、勝手についてきていただけなので、来たかったらくるでしょう。

私が部屋へ戻ったあとも、ジジが外へ出ようと猫窓をガリガリしたり、体当たりしたりしている音が聞こえてきました。
気持ちが落ち着くまではしょうがないのかな。と思って、気長に待つことに。
でも、ジジの気持ちが落ち着いて部屋に戻ってきてくれるまで、心配で、なかなか眠りにつくこともできません。

1時間くらいたった頃でしょうか。向こうの方からジジの鈴の音が近づいてきました。
部屋に入ってきて、ベッドの上にこそ乗ってきませんでしたが、オモチャをくわえて、ベッドの下の定位置に戻ってきたのを確認して、私は、ジジの頭をなでなでしてあげて、やっと私も安心して眠ることができました。
もう夜中の3時でした。

翌朝8時頃。ジジはいつものように私の枕元に上がってきて、二度寝を始めました。
これで一安心。ジジも気持ちが落ち着いて、一緒に眠りに来てくれました。

でも、普段はあまり自己主張せずに、大人しいジジが、あんな勢いで逃走するなんて、よっぽどショックで怖かったのでしょうね。驚いただけだと思っていたのですが、きっともっと傷は深かったのだと思います。
こちらがなんとも思わないことで、あんなにジジをかわいそうな目にあわせてしまったこと、反省しなくてはいけませんね。
外から連れ戻されたジジは、いまだかつて、一度も聞いたことのない鳴き声を発していました。あれはきっと恐怖を訴えていたのかもしれません。
ごめんね、ジジ。

今回の一件で、私は始めて「母親」の気持ちになってしまいました。
悪いことをしていたわけではないのに、わけも分からず突然父親(ダンナ)に投げられた「娘(ジジ)」
ショックで家を飛び出した娘を追いかける母(私)。
娘は、母の呼びかけに答え戻ってくるけれど、父を見ると、恐怖の記憶が蘇りまた家出。
母に呼び戻され、美味しい手料理(ちゅ〜る)で一度心落ち着くも、父親のいる部屋へは帰りたくない娘。
でも、夜が明けると、いつもの仲の良い家族に戻っていましたとさ。
というお話。

でも、ダンナに再び心を許すのは、もう少し時間がかかるかもしれませんね!

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2件のコメント

  1. 私もワンちゃんと一緒なので、今回のお話にはグッと来るものがありました。
    ご主人も悪気があったのではないけどジジさんの傷心。
    本当にドラマだー❗
    優しいご夫婦のもとにやって来たニャンコちゃん達の今後も楽しみです❤️
    可愛い❤️

    1. 奈緒美さん。コメントありがとうございます。
      ワンちゃんを飼っていらっしゃるんですねー。
      ワンちゃんは猫ちゃんよりも意思疎通ができると思いますので、より家族のようでしょうね。
      私はまだ初心者なので、猫ちゃんの訴えることがわからず、戸惑う日々ですが、
      これから、もっともっと心を通わせていけるように、もっと寄り添って行きたいと思います!

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