巽を始めてから10年以上がたちますが、その歳月の中で幾度となくお客様に聞かれてきたこと。
それは、「それ何?」という質問。

「それ」とは「帯」のこと。
みんな「着物」は知っていて「KIMONO!」とか言うんですが、そのあとに続くのが「ところで、その背中に背負っているものは何?」という質問なのです。

もちろん私は「これは帯と言って、着物用のベルトみたいなものよ」と普通に答えるのですが、質問はそこでは終わらないのです。

「なんでそんな形なの?」
「その形に意味はあるの?」
「中になにか入っているの?」

帯は4メートルくらいあって、それを巻いて後ろで形を作ってまとめているんだけど、この形は、一番一般的な形なんですよ。
って説明するんだけれど、そうすると、また質問。

「なんで帯はそんなに長いの?」
「一般的な形なのに、なんでそんなに複雑なの?」
「重くて動きにくいように見えるけど、なにか意味があるんだよね?」

分かりません!!!

あまりにも聞かれるので、調べてみたこともあるんですが、「これ!」といった答えに出会うことはできませんでした。

「とっても綺麗なんだけど、日常で身につけるには不便が多すぎるよね?」

とも言われますが、昔の人はみんな着物で生活していたんですよね?
着物は美しいけれど、着ることそのものが大変なだけでなく、着るのに必要なアイテムも多いし、確かに日常で着物を着るというのは、簡単にはできませんよね。
私にとっては、着物はユニフォームなので、洋服よりも着ている時間が長いし、すでに日常で、もう慣れっこなんですが、そのくせに、この着物の「なぜ?」に答えられないのがもどかしくて仕方ありません。

正解がわからなくても、せめて、お客様が「なるほど!」と思ってくれる答えを用意したいものです。

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