休日のCBD


今日も、性懲りもなく我が家へ行ってきました。
相変わらずドアには板が打ち付けられています。
近所で液状化した泥が、乾いて風に乗って飛んできているようで、
あまりにも階段が砂だらけになっていたので、ちょっと掃除をしてきました。

そんなしているうちに、キンジさん夫婦と遭遇。
我が家の状態を見ていただいたのですが
「えー。これで住めるの?こわーい!」と言われてしまいました。
確かに、我が家である安心感こそあるものの、隣のビル見たら、危険な感じは拭えません。

キンジさん夫婦も、私たちと同じ。
「戻れない」と分かっていても、見に行ってしまうのです。
取り壊しが決まった店を見に行った帰りだったとのことで、
見られるうちに、見ておきたい。という気持ち、よく分かります。
ところが、なんと、キンジさんの隣の店が、エンジニアを連れて、
中のものをせっせと運び出していたというのです!
「えー!どうやってはいったの?」ときくと、
毎日せっせとシティーカウンシルに足を運んだ結果だとか。
キンジさんたちもそれも聞いてシティーカウンシルにいったものの、あえなく撃沈。
今までだってなんどもお願いしたり申請したりしたってだめだったんです。
もう悔しいけど諦めるしかなかったんです。
でも、隣の店が、中のものを取り出している様子を目の当たりにしたら、
一度諦めたものも、諦めがつきませんよね。
本当に悔しいと思います。

さて、それにしても驚いたのが、CBDにすごい人が溢れているんですよ。
どこのCordon(立入禁止のフェンス)にも人だかりができていて、
フェンス越に見える風景をカメラに収めています。
また、徐々にCBDでも人の入れるエリアが増えてきているので、
みな「倒壊したビルめぐり」をしているようでした。

地元の人たちでしょうか?それとも観光客でしょうか?
まあでも、通りすがりの人たちではなさそうでした。
街中に入ることができないのに、これだけの人が集まっているなんて、ちょっと驚きました。

先日も、レンタカーに乗った人に「地元の人ですか?」と声をかけられました。
街中の立入禁止や通行止めが多すぎて、目的地にたどり着けないようなのです。
待ち行く人も、みなカメラを手にしていますので、
結構多くの観光客がクライストチャーチを訪れているのでしょうか。

もともと、クライストチャーチの観光の目玉といえば「市内散策」ですから、
街並みを散策するかわりに、被災したビルめぐりをする人が多いのかもしれませんね。

それにしても、崩れたビルを背景に「ピースサイン」をして記念撮影をしている人を見ると、
「あー。これは地元の人じゃなくて、観光客だなー。」と分かります。
地元の人は、崩壊したビルの写真は撮っても、さすがにそれをバックに「ピース」はしませんよね。。。

今日街を歩いていて気づいたのですが、車は入れなくても、人は入れる道が結構あるようです。
自分の足で歩いてみると、まだまだ開放された道を発見できそうです。

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