二胡入手しました!


さて、先日のブログでも少し書いたのですが、
先週の日曜日、オークランド在住の三味線奏者の方に
オークランド在住の二胡奏者の方をご紹介していただき、
早速、突撃自宅訪問!させていただいちゃいました。

で、再び、私と二胡との出会いの話になるのですが、
私が初めて二胡出会ったのは、10年前に北京を訪れた時。
老人が道端で弾く二胡の音色に魅了されてしまったのです。
でも、「二胡なんて古い楽器、若い人はやらないよ」と言われ、
「そうなんだ。。。」と思ったものですが、
それからしばらくして、日本で「女子十二楽坊」が鮮烈にデビューを果たし、
「やっぱり、かっこいいじゃん!二胡」と、改めて二胡熱を燃やし始めたのです。

ところが、クライストチャーチでは、二胡の入手、レッスンどころか、
二胡をやっている方に巡り合うチャンスはありませんでした。
もしかしたら、本気で探したら、どこかにいたかもしれませんが、
「機会があったら、やりたいなぁ」程度だったので、そこまで本気で探していなかったのです。

でも、ずっと「二胡」への思いを持ち続け、オークランドに引っ越してきてしばらくすると、
二胡を弾いている人を見かけることが数度あり、
さらにイベントにいくと、二胡のステージが見れたり、
どうやらオークランドでは、割と二胡が普及している様子。
さすが!オークランド!

そして、偶然ブログを通して知った、オークランド在住の三味線奏者の方が、
オークランド在住の二胡奏者の中国人の方を紹介してくれたという訳です。

長くなりましたが、いきさつはこのくらいで。

さて、行ってきました。二胡奏者にTaniyaさんのおうち。
ご主人のWilliamさんも、「揚琴」という中国楽器を演奏されます。
二人とも、とても素敵な方で、
私がなぜ二胡に興味を持ったのかという話など、熱心に聞いてくださいました。

そして、取り出して来た二胡。
2つは高級品。2つは練習用。
もちろん、私は練習用で十分です。

「ためしに弾いてみていいよ」
と言われたものの、
持ち方も弾き方も何にも分かりません。

そこで、Taniyaさんは、丁寧に、二胡の持ち方、弓の持ち方、音の出し方を教えてくださいました。

いやぁ、難しい!

っていうか、私、二胡を手に取るまで知らなかったのですが、
二胡の弦はもちろん二本、そして二胡の弓は、その2本の弦の間を通っているのです。
つまり、二胡本体と弓は離れないのです。

その状態で、弓で、外側の弦と内側の弦を弾いて音を出すのですが、
外側の弦の場合はそのまま弓を弾き、
内側の弦の場合には、弓の間に指をはさむことによって、弓が自然に開いて内側の弦を弾くという仕組み。
つまり、わざわざ弓で、内側を弾いたり外側を弾いたりするのではなく、
指をはさむかはさまないかで、内側と外側の弦の弾き方を調整するのです。
うーん。言うは易し、行うは難しとはこのこと。

Taniyaさんは、「みんな最初からきれいな音はだせないわ」とフォローしてくれましたが、
ちょっと試しにダンナが二胡を手に取ると、
初めてだというのに、きれいな音をだすではありませんか!
何を隠そう、ダンナは昔バイオリンをやっていたので、弓使いが上手いのです。
Taniyaさんも、音も出せない私に教えるより、ダンナに教えた方が早いと思ったのか、
弾き方、弓の持ち方、音の出し方などをダンナに指導。
なかなか上手に二胡を扱えない私と、
はじめから手慣れた様子で二胡を扱うダンナに、
「で、二胡をやりたいのはどっちだっけ?」と聞かれる始末。

本当はレッスンに通った方がいいに決まっているんですが、
(なにしろ音の出し方すら分からないんですから)
お店の休みは日曜日の昼しかなく、
二胡のレッスンで毎週日曜日の昼を潰してしまうことはやはりできません。
なので、まずは独学で、なんとか音をだせるように練習し、
行き詰った時、ちょっと教わりたいことがあった時、もしくは成果を見てほしい時など、
不定期にTaniyaさんに連絡して、レッスンをしてもらうことになりました。

Taniyaさんをご紹介してくださった方が、
「購入するなら、二胡のことを少しでも知っていた方がいい」といって、
二胡の種類について書いてあるウェブサイトを教えてくれました。
Taniyaさんに会う前に、そのウェブサイトを読んで勉強していたおかげで、
二胡には「蘇州二胡」と「北京二胡」と種類があることがわかりました。
蘇州二胡は6角形
北京二胡は8角形
それだけではなく、北京二胡は、街頭でも大きな音が出るように、二胡の中に竹筒が仕込まれていて、
その竹筒がスピーカー代わりになって、大きな音が出るようになっているのです。
蘇州二胡の方が、本来の美しい音色が楽しめるそうです。

私は、なんとなく、「蘇州二胡のほうがいいな」と思っていました。

あと、二胡を選ぶときのもう一つの留意点として、チューニング部分の部品について書かれていました。
金具と木の杭と2種類あるんだそうです。
金具の方が、一度音を合わせると狂いにくいけれど、
長く使うのなら、木の杭の方が劣化がなくて良いとのことでした。

私は、なんとなく「木の杭のほうがいいな」と思っていました。

で、今回見せていただいた練習用の二胡2点は、
1つは蘇州二胡、1つは北京二胡だったのです!
そして、さらに、チューニング部分も、1つは金具、1つは木の杭だったのです!
まさか、前日に勉強したことが、こんなに分かりやすく現物にお目にかかれるとは!
ほんと、驚きました。

北京二胡の方が安かったのですが、「北京二胡の方が音は大きいけど、蘇州二胡の方が音はきれいだよ」と言われ、高い方の蘇州二胡を購入することにしました。
しかも、北京二胡は、チューニングも金具だったのです。

そんなわけで、今回購入した蘇州二胡ですが、練習用といえども、高いんです。

一応手の届く金額ではありますが、三日坊主にはできません。
これから毎日、ランチとディナータイムの間の時間を使って、
お店で練習をすることにしました。

まずは、音を出せるようになるところから!
40の手習いとはこのことですよ。
ゼロからのスタート!

頑張ります!


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