さて、前回のつづき。

「頭金ゼロで、クィーンズタウンの一軒家を購入するためのローンが組めますか?」

という無謀な相談を銀行に持ち掛けたところまででした。

相談から5日後、銀行から連絡がありました。
まず、家を購入する場合、頭金20%あれば、80%をホームローンで組めるのだそうです。
でも、2軒目の家を購入する場合には、「投資物件」とみなされ、
頭金40%ないと、ローンが組めないんです。

40%ってすごい金額ですよね?

で、その次の話として、今持っているオークランドの家は「資産」と認められ、
その家を担保にすることで、「資産価値」の80%まで借りることができるのだそうです。

つまり、今オークランドに持っている家の「資産価値」の80%が、
クィーンズタウンの家の頭金となる40%以上あれば、ローンが組める。

オークランドの家の資産価値の80% >クィーンズタウンの家の価格の40%

なら、ローンが組める、という図式です。

というわけで、これさえクリアすれば、貯金ゼロでも家が購入できると言われたのです!

いやー。まさかの回答。びっくりです。
でも、とりあえず、ローンが組めるかどうかは、
オークランドの家の資産価値次第。ということになりました。

でも、オークランドの家は、2012年に、
お店の経営がなかなか軌道に乗らず、
苦しくて苦しくて、家賃を払うのも苦しくて、
それで、クライストチャーチの地震保険を一括で支払ってもらったときに、
それを頭金にして購入した家です。
その当時の価格で、1ベッドルームで$25万でした。
その80%といったら、$20万で、まったく足りません。

でも、とりあえず、銀行が、家の価値を見るValuatorという人を手配してくれたので、
家の価値を決める「Valuation」というのを、取ってみることにしました。
有料ですけど、今現在のオークランドのアパートが、
資産価値としていくらになっているのかは、知っておいて損はないと思ったのです。

そして、数日後に届いた、そのValuationの結果ですが、
なんと、2012年に25万ドルで購入したアパートが、
4年後の2016年に、45万ドルになっていたのです!
恐るべし!NZ不動産バブル!!
お金がなくて苦しくて購入したアパートが、今では「資産」となったのです!

というわけで、家の価格の40%にあたる頭金を、銀行から借りられることになり、
残り60%は、ホームローンを組んで、家を購入することが可能になったわけです。

でもですよ。
そもそも、本気で買うつもりはなかったんです。
ちょっと、買えるかどうか聞いてみて、今後の参考にしようと思っただけ。
でも、「買える」と言われてしまったよ。どうしよう?。
え?じゃ、買う?本当に?

みたいな。
結構迷いました。

だって、ローンを組めるといったからって、「フルローン」ですよ。
100%銀行が買うんです。
買ったところで、ローン返済大丈夫?
30年ローンって、30年後、現役で働いてないよね?
すごくすごく迷っていました。

「買えるよ」と言われると思っていなかったので、
いざ、「買える」と言われ、躊躇してしまったのです。
そりゃそうですよね。
夢のまた夢の話だったんですから。

そんな時、お店のお客様で、不動産をされている梅﨑さんに相談したんです。
ほんと、プロに、専門分野のことをタダで聞くって、
一番してはいけないことだと分かっているんですが、
もう、聞ける人がいなくて、藁にもすがる思い。

「ローンが組めると銀行に言われたけれど、
フルローンだし、30年も現役で返済はできないし、
どうしようか、迷っている」と。

そうしたら、梅﨑さんは、私にこう言いました。

「銀行が買えると言ったら、買えばいいんですよ。
それは銀行がお金を貸しても大丈夫だと判断したから、買えるんです。
それだけ、お店の業績が評価されたということなんです。
つまり、”大丈夫”っていうことですよ」

ええ?そんな簡単に言うけど、返済できるか不安なんですよ。

「もしかして、全額ちゃんと返済しようとか思ってます?
日本人の方はそう考えがちなんですけど、
NZでは、そんなことないんですよ。
ローンが払えなくなったら売っちゃえばいいんですよ!
今のNZでは、家の値段が下がるってことはほぼ考えられません。
そして、二人で住めるような小さなアパートに住み替えたらいいんですよ」

そうか!そうなんだ!
全額返済することなんて、考えなくていいんだ!

と思ったら、なんか、すーっと肩の荷が下りたような気がして、
クィーンズタウンの家の購入を決意したのでした。

本当に、この一言がなかったら、迷いに迷って、どうしていたか検討もつきません。
悪魔のささやきの「逆」です。
いつかオークランドを引き払って、日本、もしくはクィーンズタウンへ行く際には、
必ず梅﨑さんに、オークランドの家の売却をお願いしようと、
固く心に誓ったのでした。
彼の一言で、「家を買う」という大きな決断を、スッと下すことが出来ました!

信頼できます!

というわけで、クィーンズタウンの家を、オープンホームでたったの10分見ただけで、
一か月後には、その家の鍵を手にしておりました。

自分でも信じられないような話なんですけどね。
今の店もそうですが、別に物件を探していたわけでもないのに、
「売りたいレストランがあるんだけど、見てみない?」と言われ、
付き合いで、ちょっと見に行っただけなのに、それで気に入ってしまい、
他の物件はどこも見ずに、契約してしまった。という過去があります。

今回も、それと同じ。

別に、探してるわけでもなんでもなかったのに、
一目で気に入ってしまい、購入を決意。
きっと、人生なんてそんなもんなんですよ。
探しても探しても、なかなか理想の物件や理想の家に出会えなかったりするのに、
探してもいない時に、突然見つけちゃったりする。

私もダンナも、「こうだ!」と決めたら、割と迷わず突っ走るタイプ。
もちろん、それで失敗することがあったとしても、
その失敗は、悔しいから、がむしゃらに頑張ってリカバーする。
やらずに後悔するよりも、やって後悔したい。
これは、私たちは、今までずっとそうやって、大きな決断を下してきました。

今回の「家購入」っていう決断も、
私たちの予定にはまったくなかったことだけど、
この家を購入したことで、なんか人生の選択肢が広がった気がする。

あと数年したら、クィーンズタウンに移住するもよし。
日本に帰ったら、誰かに貸しても良し、
資金が必要なら、売っても良し。

そういうわけで、私たちは、クィーンズタウンに、第二の家を手に入れたのでした。

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