今日、悲しいニュースが入ってきました。
2件隣の「Fishbone」が、突然明日で閉店することになったというのです!
Fishbone と言えば、クィーンズタウンで30年続く老舗レストランです。その老舗が店を閉める決断を下すというのは、本当に本当に、辛かったと思います。

以前のブログにも書きましたが、Fishbone は、去年の8月頃から「Love Chiken」という、チキンバーガーのお店に業態転換していたのです。
観光客がいない今、高級志向ではもたないと考えたのでしょう。

そして、クィーンズタウンは、アーダーン首相の「3月末までにはオーストラリアの国境を開く予定」という発言を受け、みんな「それまでなんとか頑張ろう」という空気だったのです。「そこまで何とか持ちこたえれば、クィーンズタウンは息を吹き返す。」と、みんな信じていました。

Fishbone は、3月末までにはオーストラリアの国境が開くだろうということを念頭に、2月4日に再OPENしました。
これが、その時の写真。

ところが、ここにきて、オークランドで新たなる市中感染などが発生し、どうも、そんな簡単にオーストラリアの国境は開かないのではないか?という雰囲気になってきました。

そして、今日、Fishboneは明日で閉店すると発表されたのです。。。

それにしても、再オープンからたったの3週間で完全に閉店することを決意するなんて、きっとよっぽのことですよね。いつまで続くか分からない暗い未来に賭けるよりも、早めの撤退で身を守る決断をしたのだと思います。とっても悲しくて残念なことだけど、どうか、この決断が、彼にとって良いものであることを願います。きっといつかまた、国境が開いた後に、どこかでFishboneを再開できるチャンスがあるやもしれません。その時まで、力とお金を温存しておかなければ。。。

このオーナーさんの写真とともに投稿されたFacebookの長いメッセージは、本当に本当に、胸が痛くなりました。
「明日は我が身」
そう思った人たちがどれだけたくさんいたことでしょうか。

メッセージには、多くの人への感謝がつづられていました。
わたしも、オークランドの巽を閉店し、クィーンズタウンに移転する際には、多くの人への感謝のメッセージを発しました。だって、辛く苦しかったオークランドでの6年間、わたしたちを支えてくれたのは、巽を愛してくれたたくさんのお客様とたくさんのスタッフのみんなだったからです。
でも、Fishboneのオーナーさんが店を閉める辛さと、たくさんの人への感謝の気持ちは、わたしの時の比ではないと思います。だって、「30年」というFishbone歴史は、まさに彼の人生そのものだったと思うからです。こんな形で店を閉めることになってしまったこと、本当に辛すぎます。

実は、3日ほど前、誰もいないBeach St で、向かいの工事現場をのぞき込んでいる人がいたんです。体格が良くて、タトゥーがたくさん入っていたので、最初は、工事の人が忘れ物でもして取りに来たのかと思ったのです。
でも、こちらを振り返ったのを見た時、それがFishboneのオーナーさんだと分かりました。あまりに暇で、道に出て来て、工事現場をのぞいていたのでしょう。あの後ろ姿、今でも思い出すと、背中が本当に悲しそうでした。

あの時には、もう、明日で店を閉めることを決断していたのでしょうね。
Fishbone の閉店をつげる新聞記事にも、彼の話として「6時~7時のBeach St に、全然人が歩いていない」と書いていました。まさにあの時のことなのかもしれません。売上は、去年の2月の10%しかないと書いていました。観光客に頼っているクィーンズタウンのレストランは、本当にどこも厳しいです。

夜の19時でこの人通り。

うちの店も、2月の売上は散々です。去年と比べるのも馬鹿げているくらい。
他の人の話では、もしこのままオーストラリアの国境が開かなければ、「3月まで」と思ってなんとか持ちこたえてきている多くのレストランやお店が閉店することになるだろう。とのことでした。
ローカル相手のお店は大丈夫でしょうが、観光客相手でやってきたレストランやお店(特にお土産屋さん)は、「3月末」という一筋の光を見失い、本当にもう、終わりのないトンネルの中を歩いている気分でしょう。私もそうです。
「with コロナ」の考え方がないニュージーランドにおいては、仕方のない事なのでしょうが、このまま死に行くクィーンズタウンを見るのは辛すぎる。。。

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