クィーンズタウンには、2つの保護猫ボランティア団体があります。1つは「Queenstown Cat Rescue」という古い団体で、もう1つは、去年新しく発足した「QT Cats」という団体です。
どっちがどうとかは、よくわからないけれど、偶然わたしたちが「この子たち可愛いなぁ」と思った仔猫ちゃんがQT Catsの仔猫ちゃんだったので、その流れから、QT Cats の保護猫受け入れボランティアを始めることになりました。

両団体とも、Facebook を通しての活動が主なのですが、まずFacebook に登録している人の数が、Queenstown Cat Rescue は4,300人で、QT Cats は730人なんです。それは、歴史の長さの差でもありますし、知名度から言っても、扱っている猫の数は、断然Queenstown Car Rescue の方が多いと思います。わたしがいつも行く「仔猫譲渡会」は、Queenstown Cat Rescue 主催のものなのですが、いつも20匹くらいいるんですけど、ああいった譲渡会でも開かないと、一匹ずつ貰い主を見つけるのには、保護する数が多すぎるのだと思います。

どちらの団体であっても、猫ちゃんのことを考えて、活動している姿勢は、本当に素晴らしく、普段、募金とかボランティアとかとは無縁だったわたしの人生において、ことあるごとに募金をしたり、保護猫預かりのボランティアをしたりというのは、本当に初めてのことでした。そして、保護猫団体の活動を知れば知るほど、本当に、頭が下がる思いがするのです。

この2つの団体の活動内容は、たぶんほとんど同じなのですが、基本的なことは、「野良猫を保護して、去勢して、ワクチン摂取して、飼い主を探すこと」です。里親さんが早く見つかれば、去勢やワクチン摂取は、新しい里親さんがすることになるのですが、仔猫ちゃんを引き取る際には、「引取料」として、去勢とワクチン摂取の費用を支払って、そのバウチャーをもらえることになっています。つまり、引き取ったけど、「お金がもったいないから去勢やワクチン摂取はしない」ということはできないというわけです。

この野良猫の保護という活動も、大変な仕事で、トラップをしかけて、猫を捕獲するのですが、ハリネズミとかフェレットとか、他の野生動物が引っかかってしまうこともよくあるようで、猫が捕獲できたときは、本当に嬉しいそうです。それは、仔猫ちゃんの時もあるし、成猫の場合もあるのですが、成猫の場合は、捕まえた時の猫ちゃんの様子を見て、保護するか、去勢だけして、野生に戻すかを見極めます。というのも、野生で育ってしまった猫を飼い猫にするのは難しく、きっとこれからの猫生も野生のままの方が幸せな場合もあるからです。でも、たとえ野生に戻すとしても、去勢をしてから野に放ちますので、これ以上野生の仔猫が増えることを防ぐことができます。そのあとは、飼い猫にはしないけれど、食べ物に困らないように、餌を常に置いてあげるのだそうです。一度関わった猫は、最後まで面倒をみるのですね。

とにかく、これ以上不幸な猫を増やさないためには、野良猫の捕獲しかありません。野良猫で生まれた仔猫の生存率はとても低いそうです。
先日、トラップをしかけるボランティアの方が、オスの成猫を捕獲したそうで、この子を去勢するだけで、このあと春から夏にかけての繁殖期に、どれだけの仔猫が野生で生まれてくることを防げるかを考えたら、本当に「よくやった!」としか言えません。
果たして、野生の猫を去勢することが、本当にその猫にとって幸せかどうかというのはまた別の議論になるかと思いますが、永遠に続く野良猫増加と向き合うには、成猫の去勢は必須。ましてや、猫は生まれてたったの半年で繁殖可能になりますので、仔猫のうちに捕らえておかないと、また仔猫が増えてしまいます。だって、生後半年って、まだまだ仔猫ですよ。そんな仔猫が仔猫を産むなんて。。。動物の世界では普通のことかもしれませんが、そんな小さな体で出産をするなんて、わたしには可哀想に思えてしまうのです。

クィーンズタウンでは、自治体における猫の殺処分はゼロですが、ファーマーが多いので、彼らは自分たちの領地に入ってきた猫を銃で撃ちます。それは、ファーマーにとって、猫は、ウサギやポッサムと同じ「害獣」だからです。そして、野良猫だけではなく、飼い猫であっても、領地に入ってきた猫が銃撃されるということが起こります。本当に不幸なことですが、外で自由に行動する猫に「あの領地入ってはいけないよ」というのは難しく、毎日のようにSNSの掲示板にあがってくる「missing cat」は、ただの迷子だけではなく、こういった犠牲になった子たちや、交通事故にあってしまった子たちも含まれると考えられます。

「猫は害獣ではない」というのが現在の考え方ですが、以前、「猫も害獣に指定する」という話が持ち上がったことがありました。もし、猫が害獣に指定されれば、猫は無作為に殺されてしまうのです。そんな危険な状況にある猫ちゃんたちを守るためにも、保護猫ボランティア団体は活動を続けています。

現在新しく立ち上げられているプロジェクトでは、「野良猫に害獣であるウサギの駆除を手伝って貰う」ということが計画されています。
捕獲した猫を、去勢したあとケージに入れて、うさぎの肉で餌付けをして、猫に、「うさぎの肉」が主食だと思わせます。そして、そのケージのある場所がウサギのすみかだと思わせます。そこまで学習させたところで、猫を野に放ち、そのエリアのウサギを捕まえさせる。そして、そのすみかの近くには、補助食としてボランティア団体がキャトフードをおきます。そうすることで、猫はそこに居着いて、ウサギを捕らえる。という計画です。
そんなに上手くいくものなのか、野生の猫を知らない私にはわかりませんが、とにかく、害獣であるウサギを減らすことに、野良猫が貢献することによって、猫が害獣に指定されることをなんとしてでも防ごう!というボランティア団体の思いが伝わります。

とまあ、こんな具合で、「ただ猫が好き」なだけではなくて、本気で猫ちゃんたちのことを考えている人たちが集まる保護猫ボランティア団体の人たちは、本当に素晴らしいと思う。わたしも少しでも彼女たちの活動をサポートできたらと思っていますが、現在は、里親が見つかるまでの間だけ猫ちゃんのお世話をするボランティアをするにとどまっています。

もっとたくさんの人たちに、クィーンズタウン保護猫ボランティア団体の活動をしってもらいたいと思って、今回記事にしました。
ただ里親を探すだけではない、もっと奥の深い活動をしているのでした。

今日は最後に、我が家で預かり中のルーちゃんとメイちゃんの仲良し動画をお届けましす。

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