さて、春ドラマが続々と終了し、通常なら、2週間くらい特番が入るところですが、今期は続々と夏ドラマが始まっております。やっぱり、東京オリンピック期間に放送を休止したりすることになるから、早めにスタートするんでしょうか。。。っていうことで、夏ドラマが出そろってしまう前に、恒例の春ドラマの感想を述べさせていただきたいと思います。

今期、見ていたドラマは以下の通り。

(月)フジ「イチケイのカラス」
  テレ東「珈琲いかがでしょう」
(火)フジ「大豆田とわ子と3人の元夫」
(水)日テレ「恋はDeepに」
(木)テレ朝「桜の塔」
(金)TBS「リコカツ」
  テレ朝「あの時キスしておけば」
(土)日テレ「コントが始まる」
wowow「さまよう刃」
(日)TBS「ドラゴン桜」

以上10本を、全話最後まで鑑賞いたしました。
ちなみに、一話だけ見て、その後継続視聴しなかったドラマが、その他6本ありました。

大雑把な感想を述べると、「フジ月9」と「TBS日曜劇場」は、ドラマの王道を行くもので、「イチケイのカラス」と「ドラゴン桜」は、外しようのない出来でした。視聴率も、満足度も、ともに高かったと思います。

この2本は確かに面白かった。でも、今期のドラマで、私のイチオシは、やっぱり「大豆田とわ子と3人の元夫」なんですよ!安心して見ていられる。そして心温まる。過去作で言うと、「俺の話は長い!」と同じ系列です。あれも面白かった。毎週楽しみにしていました。ハラハラドキドキで次週へ引っ張るのではなく、普通の日常の、まるで、言うなれば「サザエさん」的な。それでいて、登場人物が、とても魅力的なんです。ちなみに、3人の元夫の中で、わたしは誰が一番好きかって、そりゃもう、岡田将生演じる「しんしん」ですよ。可愛すぎてずっとそばに置いておきたい。
いやー。ほんと、岡田将生は本当に良い役者になりましたよね。タダのイケメン好青年じゃなくて、狂気から可愛い役まで、いろいろな役を演じるようになりましたよね。同じ時期に、映画「三角窓の外側は夜」も見ましたが、良い演技をしていました。

そして、以前のブログでも熱く語ったことがありますが、同じく本当に最高の役者に育っているのが松坂桃李。今期、結婚後初めてのドラマ出演で、2本も主演を演じ、しかも両方ともが「ヘタレ役」。バラエティー番組を見ていても「あ、松坂桃李って、イケメンだけどヘタレなんだな」という一面が見えるのですが、そのヘタレの松坂桃李が演じるヘタレ役は、本当に最高でした。「娼年」や「孤狼の血」で演じた役は、ただのイケメン俳優の枠を超えた作品でした。あんな役が演じられるのに、ここにきて、この「ヘタレ役」。でも、こんなに愛されるイケメンヘタレ役者が他にいるでしょうか?

というわけで、今期2番目のおススメは「あの時キスしておけば」です!入れ替わりもののドラマということで、前クールのヒット作である「天国と地獄」とかぶりやしないかと、第一話は冷や冷やしましたが、いやいや、全然違う楽しさや切なさが、いっぱいつまったドラマでした。深夜枠にしておくのは勿体ない作品の1つでした。そして、もう一人のイケメン三浦翔平の三枚目がこれまたハマっていて、ただのイケメン俳優だと思っていたのに、今回のドラマで、ちょっと三浦翔平が好きになってしまいました。

そして深夜枠と言えば、「珈琲いかがでしょう」も、心に残る作品でした。
最初の4話までは、移動珈琲販売車で、コーヒーを通して人の心を温める青年の話だと思ってみていたんですよ。のめり込むでもなく、ただ流し見するのにちょうどいいと言うか。。。(すみません)それが、どうしたことか!第5話から、急に風向きが変わってきたではありませんか!主人公・中村倫也が、移動珈琲販売車を始める前の、過去が明かされていくのです。。。しかも、その過去が凄惨すぎる。。。毎週繰り広げられる過去の暴力シーンは、第4話までのほのぼのとした空気とはまるで違うものとなり、流し見などできない、もはや目が離せない展開となっていきました。その主人公青山が、美味しい珈琲と出会って人生を生きなおす様は、青山の決意と、信念と、優しさと、そのすべてが入り混じったものとなり、最終回は、すべての人が救われるような、1話~4話のような心温まるラストを見せてくれました。声を大にして「ありがとう!」と言いたい!

今回のイチオシは「大豆田とわ子と3人の元夫」だと言いましたが、もう1つ忘れてはいけない作品が「コントが始まる」です。
なんていうんですかね。3人の売れない芸人と、そのファンである女性とその妹を巡る話なわけですが、特に大きなことが起こるわけではなくて、そもそもが「解散する」というところから始まるわけですが、実際解散するまでの日々を1つずつ丁寧に描いていきます。そして、毎週、コントから始まるのですが、そのコントの内容に即したドラマ内容が展開されていって、最初に見たコントの伏線が回収されていくんです。
うーん。なんていうんですかね。現在の話なんでしょうけど、なんか、ちょっとわたしが何十年も前に若者だったころの青臭い昭和の時代の香りがプンプンするんですよ。でも、それがいい。基本、「いいヤツ」しか出てこない。

「大豆田とわ子」も「コントが始まる」も、視聴率が振るわなかったのは本当に残念だったのですが、でも、わたしの年代くらいの層には、確実に受け入れられていたドラマだと思います。しかも、「今期で一番良かった」と言ってもらえるほどに。

満足度と視聴率というのは、なかなか比例しないものなのですね。大体にして、最近わたしが「今期一番良かった!」というドラマは視聴率があまりよくないんですよ。でも、評判はいいんです。
わたしの感覚と世間の感覚が、ズレて来ているのでしょうか。。。
どうか、視聴率に惑わされずに、これからも良い作品をたくさん作っていってほしいと思います!

民法ではないので、番外編になりますが「さまよう刃」は、見ていて本当にしんどくなるドラマでした。そして、とても考えさせる作品でした。「イチケイのカラス」の竹野内豊と、「さまよう刃」の竹野内豊。「誠実さ」という共通項はありながらも、まったく違う色の作品を上手に演じており、本当に、彼も良い役者になりましたよねぇ。
なんか、最近、役者さんの成長を見て、お母さんのような気分になってしまう自分がいます。

夏ドラマの注目作品は、またおいおい。。。

最後に、ルーちゃんに遊んでもらっているダンナ。




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