さて、前回は、我がX-Trail にピッタリ合う中古のトランスミッションがオークランで見つかった!というところまででした。

6月末に、オークランドでほぼ新品のX-Trail の事故車から取り出されたトランスミッション。それが、1年半も動かずに放置されていたX-Trail に、再び命を吹き込むなんて、考えただけでワクワクしませんか?
修理費用の$12,500 は決して安くありませんよ。っていうか高い。普通に車が一台買えてしまう値段ですよ。でも、$40,000で買って、2年しか乗っていない車を廃車にするよりは、$12,500出してでも復活させたいと思う気持ち、分かっていただけます?

ダンナは、クィーンズタウンでずっとこの車に乗るつもりで、燃費の良いHybridで、山にも行ける4WDで、牽引もつけて、スキーが積めるようにキャリアも購入して、金持ちでもないのに「高い買い物」をしたのです。それをドブに捨てるようなことは出来ませんでした。

そして、わたしたちは、例年通り、9月にクライストチャーチ旅行に行く予定にしていましたので、行きは飛行機で行って、帰りはX-Trail で帰ってこられたらいいね。と話をしていたのです。

でも、6月下旬に「中古のトランスミッションが見つかった!」と連絡があってから、8月になっても音沙汰なし。カールからも「どうなってるんだ!」と連絡があって、また催促の連絡をしてくれたんです。
そして、8月中旬頃のこと「テストドライブをするから、それで問題なければすべて完了」との連絡が入りました!わー!やっとここまでたどり着いた!
9月の旅行に間に合うかどうか心配していたのですが、ちょうど良いタイミングで受け取れそうじゃありませんか?

ところが、なんとその数日後、NZは、突然のロックダウンに突入!車の引き取りどころか、クライストチャーチ行きすら雲行きが怪しくなってしまったのです。
ロックダウンがいつまで続くのか分からなかったし、ギリギリで旅行の予定を変更したくなかったし、万が一車が間に合わないってことになったら困るので、わたしたちは9月の旅行の計画を10月に変更しました。
予定通りにクライストチャーチに行けていれば、今年こそ、ドンピシャで桜が満開の時期に行けたのに、本当に残念。。。しかも、天気も良かったみたいだし。結果、ロックダウンもオークランドだけで南島は開放されたし。。。まあでも、過ぎたことを言っても仕方ありません。今年のクライストチャーチ行きは10月にもう変更してしまったのです。

そして、X-Trail はどうなったかと言うと。。。

「テストドライブ無事終了して、WOF(車検)も取得して、もういつでも引き渡せます」と連絡があったのが9月の中旬。
クライストチャーチの友達に車を引き取りに行ってもらって、10月まで預かってもらうことになりました。

修理代の請求は、予定通りの金額でした。コロナで営業できない状態で、財政はひっ迫していますが、車の修理費に$12,500かかることは最初から分かっていたので、これは別口座でキープしていました。日本帰国一回分くらいの費用ですね。去年も今年も帰れなかったんだから、その分の費用で車が直って返ってくるならば、良しとしようじゃありませんか!

さらに、車を預かってくれている友人が、暇だからと言って洗車までしてくれて、クィーンズタウンまで乗って帰るのに不安がないように、フルサービスにも出しておいてくれたんです。フルサービスは、クィーンズタウンに戻って来てから受ければいいと思っていたのですが、引き取りが一か月先まで伸びたので、その間に点検をしておいてもらえれば安心です。結局2カ所気になるところが見つかり、そこはクライストチャーチで直しておくことにしました。やっぱりWOF(車検)とフルサービスとは違うのですね。

実は、今回の件で、1つ学んだことがありました。まさにこの「WOF(車検)」と「フルサービス」の違いについてです。
今回、わたしたちに「今ならNZでもX-Trail のHybridが修理できるかもしれないよ」と教えてくれた保険会社。結局、保険の期限が切れるまでに修理が完了しなかったので保険を使うことはできなかったのですが、それ以外にも、保険を使うことができなかった大きな理由がありました。それは「年に一回のフルサービス」を受けていなかったということです。車の保険を使うためには、一年に一回のフルサービスを受ける義務があるんですって。それを受けていない場合、保有者がきちんと管理をしていなかったとみなされて、保険が使えないんですって。知らなかった!だって、年に一回WOF(車検)に出しているのに?それじゃダメなの?ほんと、目から鱗だったし、ちょっとショックでした。WOFでは不十分なんだ。。。まあでも、結局2か月以内には直らなかったので、どっちみち保険は使えなかったですが、勉強になりました。
というわけで、今回は、しっかりとフルサービスを受けたので、安心です。
あ!また、保険入らなきゃ。

2020年1月に車が動かなくなって、やっと直ったのが2021年9月。
修理費用が$35,000 かかると言われた時。
ガリバーさんがNZを撤退することが決まって見放された時。
動かなくなってから一年が経過し、もはやただの高級な鉄の塊と化して来た時。
保険が使えないと分かった時。(使えても$5000でしたが)
本当に、何度も何度も心が折れそうになりながら待ち続けた1年と8カ月。
まだ、直った車とは対面していませんが、ほんと、感無量ですよ。

現在友人宅で、わたしたちのお迎えを待つX-Trail

でもですね、今回、トランスミッションの故障ってことで、あまりにも修理費用が高額だったことで、「本当にこんなことがあるのか」と、ダンナも色々調べたんですよ。そしたら、今回壊れたのは「CVTミッション」って言って、色々メリットがあるので、大手メーカーではたくさんの車種で採用されているそうなんですが、その一方で「非常に壊れやすい」んですって。しかも修理費用は高額。日本だと、車種にもよりますが、50万円前後するみたいです。「Nissan X-Trail」 「CVTミッション故障」で検索すると、結構故障件数が多いことも分かりました。そんなに壊れているならリコールにしてくれ!って感じです。
そして、あまりの高額修理費用に、「修理するか、車を乗り換えるか」という選択を迫られる人が本当に多いんだそうです。さらに、修理した「CVTミッション」は、修理して終わりではなく、故障が再発するケースも多いのだとか。
そういった理由から、日本のサイトでも「CVTミッションが故障したら、よっぽど愛着がない限りは、これを良い機会だと思って乗り換えることをおススメします」とあるんです。修理費用と再発の危険性を考えたら「乗り換え一択」と書いてあるものもありました。
実は、オークランドでガレージを経営する友人からも「万が一修理ができたとしても、修理したらすぐに売ることをおススメする」と言われているんです。このまま乗り続けても、また故障する可能性がある。って。
今回の修理で、「一年以内、20,000kmまで」の補償を付けてくれたので、友人には「そこまで乗って、あとは売れ。」とアドバイスされました。

実は、日本のNissan でも、「5年以内、100,000kmまで」メーカー特別保証で無償修理してもらえるんですって。
ウチのNissan X-Trail Hybrid は年式2015年で53,000kmしか乗ってない状態で2020年の1月に壊れたので、実は、この車、NZまでやって来ることなく、そのまま日本で販売されていれば、日本で無償修理してもらえたってことなんですよ!ほんと、なんて悔しいんでしょう。無償修理期間内だったのに~!中には、この保証期間に2度も無償修理をしてもらっている人もいるようで、「修理しても再発しやすい」という書き込みの裏付けですね。

というわけで、今回めでたく修理が終わり、1年8カ月ぶりに息を吹き返したX-Trail。10月にクライストチャーチで対面するのが今から楽しみです!
それと同時に、またいつ壊れるかという不安と隣り合わせでもあります。
さて、いつまで乗ることになるか。。。

全六話。最後までお付き合いいただきありがとうございました!
我が家のX-Trail に対面する機会があったら、どうぞ愛でてやってください。

あ、最後に。
とってもお世話になったカールには、「お礼にビール1箱」って訳にも行かないんで、お礼金を支払わせていただきました。
「そんなつもりで手伝ったんじゃないよ!」と断られましたが、やっぱり、わたしたちの為に使ってくれた時間には、きちんとお支払いしなければいけないと思いました。そして「Pay it forward」。カールにもらった「親切」を、今度はわたしたちが「他の誰かに親切を送る(forwardする)」 ことによって、「親切の輪」を広げて行けたらいいなぁと思ったのでした。

 

(おしまい)

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2件のコメント

  1. 無事愛車に乗れることになりそうで、本当に良かったですね。私もニュージーランド時代、古い車を故障させてしまい当時は大学生で知識もなかったので泣く泣く諦めた思い出があります、、それにしてもカールさんみたいな人を見るとやっぱりニュージーランド人は見ず知らずの人にでも優しい人が多いのかなと嬉しくなります!

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    1. しずかさん。コメントありがとうございます!
      そうなんですよ。乗ってた期間と乗れなかった期間がほとんど同じくらいなので、今から10月に車を受け取れるのをワクワクして待っています。
      クィーンズタウンは、やっぱり田舎なので、まだまだカールのような人が多く残っている気がします。

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