スキー場は開いたけど。。。

先週末、クィーンズタウンのスキー場がOPENしました！
でも、全然雪が降ってないので、一番下の初心者コースのところしか開いてないんですよ。しかも、降雪機もあるのに、使ってない！

ウチのスタッフも、とりあえずどんなもんか行ってみたけど、あまりの雪のなさに、もうコースが完全OPENするまでは行かない。って言ってました。

まあ、でも、雪もないスキー場にOPENしたてで行く人って、みんなシーズンパスを持っている人たちだろうから、無理に開けたところでリフト券買ってくれるわけじゃないし、全然お金を落としてくれないから、「とりあえず開けましたよ」ってことで、本格始動はまだ先になりそうな気配。

それでも、先週の土日は、お店が久しぶりに忙しくなったんですよ！しかも、早い時間に子連れの家族がたくさん！なので、忙しかったけど、引きも早くて、早くに帰れるっていう一番いいパターン。
スキー場が開いたから、子連れのファミリーがそれに合わせてたくさんクィーンズタウンにやってきたのかな？って思ったけど、スキー場開くのに合わせて、雪もないしコースも開いてないのに、こんなにくものなのか？ってちょっと疑問だったんですよ。

でも、毎年スキーシーズンにオークランドから子連れでやってくる常連のお客様が来店されたので、「スキーしに来たんですか？」って聞いてみたんです。そしたら、「そうだよ」っていうので、「まだ全然雪ないし、下のコースしか開いてないですよね」って言ったら、「それがいいんだよ」って言うんですよ。

どういうこと？って思ったら、小さい子供を連れてスキーするのには、下の初心者コースだけ開いていれば十分で、しかも、危険走行する人もいなくて安全だし、なによりも、駐車場もゲレンデも混んでないのが良い。って。
なるほど～。確かに、子連れのお客様にとっては、本格的にオープンして、超混雑しているスキー場よりも、初心者と子連れしかいないような今の時期の方が良いのかも。なるほど納得。

正直「こんなに雪なくて、しかも下のコースしか開けてなくて、それでも開ける意味があるんだろうか？」って思っていたんです。でもそれはそれで、こういう子連れファミリーの需要があったんですね～。なんか目から鱗。実は、来週末も、子連れの予約がすでにたくさん入っているんですよ。きっとそういうことなんですね。

スキー場のSNSのページを見てみたら、超小さい子連れファミリーの写真がたくさん載ってました！スキー場はこうなることが最初から分かってたんでしょうね～。７月１日からスクールホリデーがはじまるので、今来ているのはスクールホリデーがまだ関係ない未就学児年齢のファミリー。スクールホリデーが始まると、途端になんでも高くなって、どこも混雑しますから、その前の安くて空いている時期に来るって、未就学児ファミリーには最高の条件ですね！

以下、スキー場のサイトで公開されている写真を拝借いたしました。

まあ、スキー場が本格的に開かないと、商売あがったりなので、早く開いて欲しいとは思っているんですが、それでも、今年のスキーシーズンは昨年の勢いを感じません。それは、他のレストランの人も言ってたんですけど、「７月の予約が去年のように入って来ない」って。

コロナが収束して、みんな自由にどこにでも行けるようになった今、宿代だけが異常に高いクィーンズタウンなんて、敬遠されてしまうのかもしれませんね。
７月に高校の同級生がクィーンズタウンに遊びに来るのですが、宿代が高くてびっくりしていました！オークランドも都会だから、高級ホテルはいっぱいあるけれど、でも、シティホテルやビジネスホテルなどもあるから、予算や用途で使い分けられるんですよね。でも、クィーンズタウンには、ほぼ高級ホテルしかないんですよ。数年前に、シティホテルのカテゴリーのホテルが数件オープンしましたが、それでも新築シティホテルですから、高級ホテルよりは安いけれど、ものすごい安いわけではないんです。そりゃAirbnb に逃げるお客さん増えますよね。そして、クィーンズタウンの住民が住む部屋が、どんどんAirbnb になっていって、住むところがないっていう悪循環。

スキーシーズンは、スキー場で働く人と、この期間だけスキーを楽しみに来る長期滞在者がたくさんクィーンズタウンにやってくるんですが、みんな住むところが見つからなくて、「部屋探してます」の広告の数がハンパないです。ずっと住んでる人ですら見つからないのに、ポッと来て見つかるかって、無理ですよ。今では、スタッフが欲しかったら、アコモデーションも準備して求人をしないと、働き手も見つからない時代に突入してしまったようです。。。ほんと、恐ろしいな。どうなっちゃうんだろう。クィーンズタウン。いろんなことが破綻してきている気がする。。。

さて、昨日もらわれていった愛莉ちゃんですが、最初はベッドの下に隠れていたけれど、徐々に出てきてくれているようです。