物価高騰のNZ

今、ニュージーランドはなんでも値段が上がってるんですが、とりあえず、卵が1個＄１はもはや当たり前。日本で「卵が値上がりして買えない」とか言っているレベルではありません。

野菜も高くて、この前もキュウリ一本＄5。一本400円くらいするんですよ。日本は60円前後ですよね。もう「ちょっと高い」ってレベルではないんですよ。

最低時給だって日本は1000円くらいでしょ？NZは$22.7 。日本円で2000円くらいですよ。ほぼ倍。

と、そこにきて家賃値上げのお知らせが。コロナ期間中3年間家賃があがらなかったので、仕方がないと言えばそれまでなんですが、なんと「$2,600/月」の値上げ！ヤバくないですか？

人件費上がって、仕入れ上がって、家賃上がって、それで「お値段据え置き」なんてできませんよね。この前値上げしたばかりだけど、また値上げをしなければいけないかもしれませんね。

日本は「お客様のために、企業努力でお値段据え置き」とか言ってたりしますけど、企業努力でどうにかなるレベルではない物価高に見舞われ、これで値上げすることによって「外食が高い」といって、また足が遠のいたりするんですよね。
なんという悪循環！

この前、クィーンズタウンで唯一のラーメン店（ラーメンを置いている店はあるけれど「ラーメン屋」はない）「Iko Ramen Ramen」に初めて行ってきたんですよ。オーストラリアのラーメン店でよく見た、自分で選んで記入する方式。

まず、ラーメンベースを「醤油」「坦々」「味噌」「スパイシー海老」から選び、次にラーメンブロスを「東京醤油」か「九州豚骨」か選び、それから「東京太麺」か「九州細麺」かを選びます。

ま、ここまでは普通のことだと思うんですが、驚いたのが、ラーメンベースが＄14。このあとのブロスが、醤油が＄２、豚骨が＄４。さらに麺を選んで追加で＄3.5 なんです。

普通は、まず、基本のラーメンに関しては値段が決まっていて、スープと麺を選ぶだけだと思うんですけど、基本のベースに、ブロスと麺を足して普通のラーメンにするのに、最低＄19.5 するんですよ。豚骨にしたら$21.5。
だったら、ラーメン一律＄21とかにして、選ぶだけにした方が分かりやすいな。トッピングの追加が有料なのは分かるけど、ベース、ブロス、麺、とそれぞれ追加料金を取られるように感じてしまって、そんなに高くなくても高く感じてしまって損してると思う。

で、このあと、トッピングを追加するごとに＄２。
ネギ、青梗菜、コーン、唐辛子、もやし、たけのこ、キャベツ、バター、きくらげ、れんこん、高菜、海苔。

さらに具材を追加するごとに＄４。
チャーシュー、豚ミンチ、エビフライ。
煮卵だけ＄3.5。

基本の具材は乗っているので、それに追加すれば。。。ってことなんですが、わたしは醤油ラーメンで海苔を追加で$21.5。煮卵も追加したかったけど$3.5に躊躇しました。
ダンナは豚骨醤油で、ネギ、高菜、煮卵を追加で$29。

となりのお姉さんが、トッピング全種類チェックしてたけど、大丈夫かな？ラーメン一杯軽く＄50越えちゃうよ💦

わたしの醤油ラーメンはいいとして、ダンナの豚骨醤油は、＄7.5も払って追加したのですから、高菜とネギ、もっと載せて欲しいですよね😢
ちなみに、ダンナは替え玉も注文したので、＄32.5でした。

このラーメンがどうこうって話ではなくて、物価高の話ですよ。
要は、ラーメンにちょっとトッピングして替え玉をしようものなら＄３０を超えてしまい、それが享受されてしまっているということです。
だったら、ウチの店もっと値上げしてもいいんじゃないのか？っていう話なんです。

正直、ガリとかワサビとかの追加する人めちゃくちゃいるんですけど、ネギのトッピング＄２だったら、ガリだって＄２くらい頂いてもいいですよね？
悲しいかな、なんでもタダではない、世知辛い世の中になってしまいました。

とまあそんなわけで、物価高にもほどがあるニュージーランド。
多くの観光客が、ホテルではなくてAirbnbに流れ、そこで自炊するんですよ。ホテル代と食事代の節約ですよね。そして、街には人が溢れているのに、レストランは暇。という流れ。

昨日、クィーンズタウンの別のレストランのオーナーさんが食事に来てくれたんですが、5月6月はひどすぎて、7月に回復はしたけれど「まあ悪くない」という程度で、去年の7月とは比べ物にならないダウンだと言っていました。やっぱりそう？ウチもだよ。って話してたんです。忙しいんだけど、去年の勢いがないんですよね。みんなこの物価高で、外食を控えているのでしょう。3泊するなら１日だけ外食とかね。

スクールホリデーも明日で終わり。今日がこの冬で一番忙しい最後の日になるかもしれません。
来週からも、「超暇」まで落ちませんように！