クレジットカード手数料の紆余曲折

先日、ここでも大々的に発表した「クレジットカード手数料」をお客様に負担していただく件。
さっそく、お店で使っている機器の会社「EFTPOS NZ」に問い合わせをしてみたんですよ。そしたら、「使っている銀行に問い合わせてください。あなたの会社の場合はANZです」って返事が。

そこで、翌日「ANZ」に問い合わせをしてみようと思ったんですが、メールとかチャットとかでは問い合わせできず、どうも電話するしかないらしい。こういう込み入った話を電話でするの嫌なんですが、他に方法がないなら仕方ないですよね。
そして、電話をして、「クレジットカード手数料をお客様の支払いに加算する設定をして欲しい」とお願いしたんです。そしたら「それは機器側の設定だからウチではできません」と言われ、「でも、機器の会社に問い合わせたら、銀行がやってくれます」と言われたんですよ。と伝えました。

そしたら、電話口の向こう側で、マニュアルをブツブツ読み始めるおばちゃん。素人だなこれは。即座に答えられないんですもん。
それで、だいぶ待たされてから、「とにかくこちらでは何もできないので、窓口に行って下さい」と言い始め、「え？この機械を持って銀行の窓口に行くんですか？」と聞いたら「とにかくこの電話ではなにもできません」と言われてしまいました。

でもね、どう考えたって、EFTPOSの端末を持って銀行の窓口に行かないとできないなんておかしな話なので、ちゃんと調べて欲しい。と食い下がると、また電話の向こうでマニュアルのようなものをブツブツ読み始め、「あなたの持っている端末は何？」と聞かれたから「この前送られてきた最新のAndroidです。」と答えると、「あなたの持っている機種は最新機種だけど、この機種には、クレジットカード手数料を加算できる機能がついていません」と言われたんです。そんなことってある？最新だって言うのに。

「最新の機種なのに、クレジットカード手数料を加算する機能がついてないって、じゃあ、古い機種にはついていたんですか？」と聞いてみたところ「ついてました」と言うので「古い機種もありますので、では、その機種に設定してください」と伝えたところ、その古い機種が対応しているかどうか調べ始め、その機種ならできる。というので、やっとのことで設定してもらいました。

「OK!完了！これでクレジットカード手数料を加算できます！」と言われたんですが、何％加算するかとか聞かれていないけど、それはこちらで機器を使って設定できるのかな？と思い、あまり真剣には考えていませんでした。

そして、電話を切った後、さっそくクレジットカード手数料を加算できる設定にしてもらった古い方の機種を使って、試しに＄５支払いをしてみると。。。普通に＄５引かれて終わってしまった。。。。嘘でしょ？全然なんの設定もされてないじゃん。無駄に自分のクレジットカードで＄５支払ってしまったよ。

まったくひどい話ですが、NZあるあるですよね。

そしたら翌日、EFTPOS NZからニュースレターが届いて、それを読んでいたら「クレジットカード手数料をお客様に加算する」ことについて書かれている記事があったんですよ。そして、その下に「お申し込みはこちらから」の文字が。

え？なんだよ。結局EFTPOS NZで申請できるってこと？わたしは最初からそう思っていたけれど、問い合わせたらANZと言われたんだよ？信じられん。わたしの無駄になった時間を返せ。

というわけで、「お申し込みはこちら」をクリックして、会社の詳細と何％チャージするかなどを記入して、オンラインで申請すると、次の日には「設定完了しました」のお知らせが来て、試しに使ってみると、本当に加算されてました。

なんだよ。こんなにすぐにできるのに、最初のEFTPOS NZへの問い合わせと、ANZとのやり取りはなんだったんだ一体？

ま、結果オーライなんですが、ここまでにまわり道をし過ぎて、なんかモヤモヤします。

突然使えるようになったため、慌てて「クレジットカードを利用の際には手数料がかかります」の表示を作って、ウェブサイトにもアップして、バタバタしましたが、これだけの金額を毎回店が負担していたのかと思うと、やっぱりお客様負担に変更してよかったと思いました。
実際、手数料がかかるならばとクレジットカードの利用を控える人もいるし、全然気にしない人もいるし、様々です。わたし達は別に、クレジットカード手数料で儲けているわけではないので、別にどちらでもいいのです。