うちのダンナ、ずっと腰痛もちで、まあ、立ち仕事の宿命なんですが、クライストチャーチの頃は、ずっと腰ベルトを着用して仕事をしていたんです。
そのあと、オークランドに引っ越して、鍼の先生を紹介してもらって、そこに通うようになってからは、少しずつ改善。
とりあえず、腰ベルトは、自分自身の筋肉で腰を支える力が弱ってしまうので、ぎっくり腰とか、そういう「サポートが必要な時」以外は着用しないように言われたんです。
でも、長い間腰ベルトを装着していたので、腰ベルトをせずに仕事をするのは、最初はかなり危うかったです。
そして、先生に言われたことは、とにかく、自分で腰を支えられるようにするための、腹筋と背筋を鍛えること!
というわけで、ずっとプールを勧められていたんですね。

でも、プールなんて面倒くさい。
朝は出勤のギリギリまで寝ていたいのに、2時間早く起きてプールに行くなんて。。。
ちょっと考えられない。
ってことで、言われて続けても、まったくプールには行かなかったんです。
やりたくない事のために早起きするのって、たとえやらなくてはいけないことだったとしても、かなり億劫ですよね。

だけど、オークランドの家は、店まで徒歩5分のところにあって、その家と店の間に「オリンピックプール」というスポーツセンターがあったんですよ。
そんなに近いのに、面倒くさい?徒歩1分。

だって、旅館に泊まったら、朝起きて、浴衣のまま大浴場に行きますよね?
多分、部屋から大浴場までの距離よりも、オークランドの家からプールまでの距離の方が近い。

ってことで、ダンナに、朝起きたら、パジャマのまま大浴場に行くつもりで、一回行ってみたら?と提案したんです。
そして、第一回プールは、私も一緒に行きました。
そしたら!思った以上にラクで、しかも快適で、楽しくて、そこからダンナのプール通いが始まったのです。
私は初日のみでしたが、プール通いの起爆剤にはなれたようです。

毎朝のスケジュールは、起きてそのままオリンピックプールへ。
まずはスパで体を温めて、プールで泳ぐ。
そのあとはサウナで柔軟体操。そしてまた泳ぐ。最後にサウナでまた柔軟。
シャワー浴びて、仕事へ行く。

これを1年続けたんです。
そしたら、腰痛はどこへやら??
2年たつ頃には、鍼の先生に「もう来なくていいです」と言われるところまで回復したんです!

凝り性のダンナは、もともと水泳が得意だったわけではないので、暇さえあればYou Tube で水泳の動画を見て勉強。
今日は足の練習だとか、手の練習だとか、なんかいろいろ自分に課して、頑張っていたんですよね。
でも、クィーンズタウンへ引っ越すことになって、一番の心配事は「ちゃんとしたプールがあるか」ってことだったんです。

クィーンズタウンへ引っ越す前、下見もしたんですよ。
競泳用プール、子供用プール、流れるプール、ジャグジースパ、ウォータースライダーがあります。
思った以上に充実した施設。

ただ、難点もないわけではなく、オリンピックプールは競泳用プールが50Mだったのに、クィーンズタウンは25Mしかないんです。
わたし的には、たいした問題ではないように感じますが、ダンナ的には、25Mだと、すぐにターンしなくてはいけなくて、全力で泳げる時間が短くなるのだそうです。
例えば、1km泳ぐのも、50Mプールだったら10往復ですが、25Mだと、20往復しなくてはいけない。この小刻みにターンを要するのが、泳ぎに集中するのを妨げるようなのです。
さらに、ダンナは、腰痛のために水泳を始めたので、腰に負担をかけないように背泳ぎをするのですが、背泳ぎをするのって、天井のタイルを見て、まっすぐ泳ぐんですて。
ところが、このクィーンズタウンのプールは、タイルが微妙に曲がっているらしく、天井のタイルを見ながら泳ぐと、レーンの境界にあるコースラインにぶつかっちゃって、まっすぐ泳げないらしい。

そしてもうひとつの難点は、サウナがないこと。
泳ぐのも大事だけど、柔軟も大事。
サウナがないので、柔軟ができないんですって。
一度、スパを上がったと、どうしても柔軟がしたくて、プールサイドに横たわったら、速攻監視員が飛んできて「大丈夫か?」と声をかけられてしまったらしい。
というわけで、全身を動かす柔軟はあきらめて、今はスパの中で、細々と柔軟しているそうです。

でも、私がプールに行く時は、この「スパ」しか使わないので、18禁であるこのスパはとても居心地がいい。
オークランドの時は、子供もいたので、バシャバシャやったりして、ゆっくりスパにはいっていられないことも多かったんです。
(それよりも、オークランドでは、中国人の老人が多すぎて、老人ホームの銭湯みたいになってた方が嫌だったけど)

まあ、そんなわけで、多少の難あれど、クィーンズタウン唯一のプールで、年間パスを買って、ダンナは毎朝、足しげく通い詰めていたのです。

ところが、ある日、「天井のタイルが剥がれて落ちていた」といって、プールの一部がロープで囲われて、使えなくなっていたそうで、その分いつもより混んでいたと文句を言っていたんです。
一か所じゃなくて、数カ所落ちていたので、前日の暴風雨が原因じゃないか?と言ってましたが、室内なのに、関係あるの?
それからしばらくして、突然、プールから、こんなメールが届いたのです。

「プールは、来週の月曜日から、5週間閉鎖します。天井のタイルが落ちて、メンテナンスが必要なのですが、この機会に、全部はずして取り換えます。ボクシングデーまでに再開する予定です。」

まあ、もっと長いメールでしたが、簡単に言うとこんな感じ。
「現在のタイルはもう10年使われているので、その10年の間に、プール屋内の湿気や外の気温などが原因で、劣化してタイルが落ちるのは、起こりえること。」
みたいなこと書いてあったんですが、このプール、毎年5月に、メンテナンスのために、数週間閉めるんですよ。
こういうことになるのを防ぐためのメンテナンスじゃなかったのか???

というわけで、ダンナも、年内あと2回しかプールに行けなくなってしまったんです。。。
年間パス購入者は、この分クレジットされるらしいけど、それにしも。。。。ですよ。

「アロータウンやワナカのプールを利用してください」

と書いてありましたが、調べたら、アロータウンは近いけど、屋外プールだし。
毎朝仕事の前に山を越えてワナカまでなんて、とてもじゃないけど、行けませんよ。

この絶望的なお知らせに、ダンナは意気消沈。
骨折後のリハビリ、エクササイズ、柔軟、趣味、そのすべてをまかなっていたプールに年内行けないなんて。。。
オークランドなら、一か所駄目でも、車があれば他のプールにも行けるけど、クィーンズタウンにはプール一か所しかないのに、そこがクローズって。。。
残念すぎるにも程がある。

ただ一つの希望は、天井タイル全面張替えで、どうか天井のラインがまっすぐになりますように。。。

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